ヴィガノ・ノート

新型コロナウイルスパニック開始から2年。いま世界がどのような状況にあるのかを理解するた…

ヴィガノ・ノート

新型コロナウイルスパニック開始から2年。いま世界がどのような状況にあるのかを理解するために。世界で最も説得力があり、最も論議を呼び、最も関心を引く声の持ち主のひとり、カルロ・マリア・ヴィガノ大司教の公開書簡・インタビューの和訳です。全てを説明できるのはカトリックなのです。

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人々は奈落の底へとまっしぐらに突き進んでいるが、それに気づいている人はほとんどいない。ほとんどの人々が、現在の危機の根本的原因を知ろうとしない。ー現代のカトリック教会における混乱と逸脱の原因に関する考察(2020年6月9日付)

カルロ・マリア・ヴィガノ大司教(前・駐アメリカ合衆国教皇大使)は、2020年6月9日付けで、第二バチカン公会議を冷静に見直す文章を発表しました。原文はイタリア語で、英語にも翻訳されています。ここでは、英語から日本語に訳しました 2020年6月9日 シリアの聖エフレムの祝日に 「宗教の多様性には天主の肯定的意志も自然の権利もない」とのタイトルで、6月1日に米ニュースサイトの「LifeSiteNews」に掲載され、続いてイタリアのブログ「Chiesa e post conci

    • ヴィガノ大司教はトランプの「LGBTQイデオロギーの是認」を糾弾する:天主の法に背く国は、主の祝福を受ける望みは持てない。(2022年12月20日)

      カルロ・マリア・ヴィガノ 2022年12月20日 マール・ア・ラーゴでの最近の祝祭イベントに関する カルロ・マリア・ヴィガノ大司教の声明 ドナルド・J・トランプ大統領が共和党の公然の同性愛支持者のために開催した祝祭(gala)イベントのニュースを知って、落胆とともに大きなスキャンダルが生まれました(こちら)。 このLGBTQイデオロギーの是認は、そのわずか2日前に、ジョー・バイデンが、自然法にも天主の法にも反して、米国におけるいわゆる同性婚の法的効力を認める「結婚尊重法」

      • 「新型コロナ倫理国際医師団」へ。「パンデミックは最初の一歩に過ぎない」(2022年11月22日)

        ヴィガノ大司教:もしもこのままキリストに立ち返らないならば、悪や嘘や自己崇拝と共存できると思い続けるならば、この世はどれほど悲惨になってしまうでしょうか。 2022年11月22日 マルコ・トサッティ 親愛なるStilum Curiaeの友人と敵の皆さん、「新型コロナ倫理国際医師団」が主催するイベントでカルロ・マリア・ヴィガノ大司教が行ったこの重要な講話に、皆さんが注目していただければと思います。お読みいただいて、広めてください。 §§§ カルロ・マリア・ヴィガノ大司教

        • 「バチカンは『悲惨な』コロナワクチン接種への支持を撤回しなければならない」(2022年10月18日 )

          ヴィガノ大司教「バチカンは『悲惨な』コロナワクチン接種への支持を撤回しなければならない」 現在、大規模ワクチンキャンペーンを採用したすべての国で発表されている公式データから明らかになっている結果は、紛れもなく悲惨なものです カルロ・マリア・ヴィガノ大司教 2022年10月21日 米東部標準夏時間午前10時5分 【編集者注】以下は、カルロ・マリア・ヴィガノ大司教が、新型コロナウイルス感染症用ワクチン接種の道徳的性格と身体への危険性、およびその使用に関する信者への教会の指示

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        人々は奈落の底へとまっしぐらに突き進んでいるが、それに気づいている人はほとんどいない。ほとんどの人々が、現在の危機の根本的原因を知ろうとしない。ー現代のカトリック教会における混乱と逸脱の原因に関する考察(2020年6月9日付)

        • ヴィガノ大司教はトランプの「LGBTQイデオロギーの是認」を糾弾する:天主の法に背く国は、主の祝福を受ける望みは持てない。(2022年12月20日)

        • 「新型コロナ倫理国際医師団」へ。「パンデミックは最初の一歩に過ぎない」(2022年11月22日)

        • 「バチカンは『悲惨な』コロナワクチン接種への支持を撤回しなければならない」(2022年10月18日 )

          ヴィガノ大司教のノヴァラ教区司教への公開書簡:聖伝のミサの停止について「二千年の信仰によって私たちにまで受け継がれた聖なる言葉で祈りたいと望むことの何がそんなに耐え難く、そんなに嘆かわしいことなのでしょうか?」

          ヴィガノ大司教のノヴァラ教区司教への公開書簡:聖伝のミサの停止について 信者は、聖伝のミサを奪われるに値する、いったいどんな憎むべき罪を犯したというのでしょうか? このミサは、ベネディクト十六世によって「決して廃止されていない」と認められましたが、今日では第二バチカン公会議の教会論に反するために分裂を招くものとして取り消されています。 シノダリティーに関するシノドスで多くの司教が語る、天主の民への配慮と耳を傾けることは、どこに行ってしまったのでしょうか? 信者たちが自分

          ヴィガノ大司教のノヴァラ教区司教への公開書簡:聖伝のミサの停止について「二千年の信仰によって私たちにまで受け継がれた聖なる言葉で祈りたいと望むことの何がそんなに耐え難く、そんなに嘆かわしいことなのでしょうか?」

          現代社会における『天主の国』と 『悪魔の国』について(2022年11月5日)

          カルロ・マリア・ヴィガノ Beatus populus, cujus Dominus Deus ejus. 天主が主である国は幸いである(詩篇143篇15節) 〈民主主義〉を基礎的な価値とし〈革命〉を最高の思想的原理とする世界において、フリーメーソンが、リソルジメント【イタリア統一運動】の蜂起によって、また、カルボナリ党と秘密結社が組織した様々な反乱によって、イタリアの諸王国の転覆を決意する以前、私たちの先祖がどのように生活していたのかを理解するのは困難なことです。 そ

          現代社会における『天主の国』と 『悪魔の国』について(2022年11月5日)

          【ヴィガノ大司教の或る修道女への返事 Regnavit a ligno】ローマは信仰を失ってしまったのか?と問うある隠遁修道女に答えて(2022年11月11日)

          【ヴィガノ大司教の手紙】ローマは信仰を失ってしまったのか?(ある隠遁修道女への手紙) 天主なる花婿【キリスト】に従ってゴルゴタへの急な坂道を登ることによってのみ、御父の右の座まで栄光のうちに主に従うのにふさわしくなれることを示している 2022年11月11日 カルロ・マリア・ヴィガノ ある隠遁修道女の手紙 2022年10月19日 “Pacificus vocabitur, et thronus eius erit firmissimus in perpetuum” 「

          【ヴィガノ大司教の或る修道女への返事 Regnavit a ligno】ローマは信仰を失ってしまったのか?と問うある隠遁修道女に答えて(2022年11月11日)

          ヴィガノ大司教、公会議後に教会と国家の分離を受け入れたことを非難

          ヴィガノ大司教:第二バチカン公会議で理論づけされた信教の自由とエキュメニカルな対話のための前提としての権威の「世俗化」について 2022年11月6日(主日) ヴィガノ大司教、公会議後に教会と国家の分離を受け入れたことを非難 ―――第二バチカン公会議で理論づけされた信教の自由とエキュメニカルな対話のための前提としての権威の「世俗化」について――― カルロ・マリア・ヴィガノ DE HOC MUNDO この世からのもの 第二バチカン公会議で理論づけされた信教の自由とエキ

          ヴィガノ大司教、公会議後に教会と国家の分離を受け入れたことを非難

          「公会議の教会」こそが自己充足できると思い、聖伝における一致から自らを排除し〈自己参照性〉を犯しているのではないか?(2022年10月27日)

          ヴィガノ大司教、第二バチカン公会議の誕生日に公会議後の教会を非難 2022年10月27日(木曜日) カルロ・マリア・ヴィガノ REPETITIA JUVANT 繰り返しは役に立つ 「公会議の教会」は、自己参照性によって、いかにキリストの教会の聖伝の道の踏み外しているか 【注:自己参照性(auto-referenzialità, self-referentiality)とは、使徒継承の聖伝を権威として参照するのではなく、自分自身を引き合いに出すこと】 イデオロギー的なプ

          「公会議の教会」こそが自己充足できると思い、聖伝における一致から自らを排除し〈自己参照性〉を犯しているのではないか?(2022年10月27日)

          「位階階級において異端的となっている教会を去らなければならないのは、カトリック信者ではなく、羊の皮をかぶった狼と偽預言者たちである」(2022年10月10日)

          ヴィガノ大司教「位階階級において異端的となっている教会を去らなければならないのは、カトリック信者ではなく、羊の皮をかぶった狼と偽預言者たちである」 2022年10月10日 ブログ:アルド・マリア・ヴァッリ 親愛なる「Duc in altum」(沖に漕ぎ出せ)の友人の皆さん、ファビオ・バティストンの記事 「ヴィガノ大司教の発言の周辺にある問題点」(Questions in the Margins of Archbishop Viganò's Statements)によって

          「位階階級において異端的となっている教会を去らなければならないのは、カトリック信者ではなく、羊の皮をかぶった狼と偽預言者たちである」(2022年10月10日)

          ヴィガノ大司教の発言の周辺にある問題点(2022年10月10日)

          2022年10月10日 【解説】ある読者がヴィガノ大司教の発言を読み、カトリック教会の現体制を非難しているが、同時にカトリック教会の一員であり続けていることについて、ヴィガノ大司教に疑問を投げかけた。この読者は、カトリック教会を人間的に見すぎていて、天主の創立した、天主の教会という側面を忘れているようである。あたかも普通の会社や団体であるかのように見ている。そこから疑問が生じた。カトリック教会のかしらは、イエズス・キリストであり、教皇を始めとする聖職位階はキリストの代理にす

          ヴィガノ大司教の発言の周辺にある問題点(2022年10月10日)

          マイケル・マット、ヴィガノ大司教にインタビュー:カトリック・アイデンティティー会議にて:教会の危機に対する最も強力な武器となる古代のミサを、真の超自然の精神をもって惜しみなく受け入れてください。

          マイケル・マット、ヴィガノ大司教にインタビュー:カトリック・アイデンティティー会議にて ―――司教や司祭の皆さん、教会の危機に対する最も強力な武器となる古代のミサを、真の超自然の精神をもって惜しみなく受け入れてください。二つの主人に仕えることはできません。 ―――カトリック信者は、教会が最も完全な方法で至聖なる三位一体を礼拝することを要求する権利があるだけでなく、義務もあります。教理的、道徳的に逸脱した心によって生まれた偽の儀式を用いることはできません。 ―――皆さんの

          マイケル・マット、ヴィガノ大司教にインタビュー:カトリック・アイデンティティー会議にて:教会の危機に対する最も強力な武器となる古代のミサを、真の超自然の精神をもって惜しみなく受け入れてください。

          ヴィガノ大司教、選挙について。メローニがイタリア人を裏切らないように願う。(2022年9月27日)

          【ヴィガノ大司教の考えを知るための参考資料】ヴィガノ大司教、選挙について。メローニがイタリア人を裏切らないように願う。 ―――国家の正義、平和、繁栄は、キリストが支配し、キリストの法が守られ、個人の利益や権力への渇望よりも共通善を優先させるところでのみ得られる。 2022年9月27日 マルコ・トサッティ 親愛なる「Stilum Curiae」(教皇庁のペン)の友人と敵の皆さん、最近の選挙結果に関するモンシニョール・ヴィガノの解説に、皆さんの注意を向けるのが適切だと思われ

          ヴィガノ大司教、選挙について。メローニがイタリア人を裏切らないように願う。(2022年9月27日)

          「カトリック信者のための全国行進」で「霊的武器をもって戦え」(2022年10月1日)

          ヴィガノ大司教、「カトリック信者のための全国行進」で「霊的武器をもって戦え」 ――――祈って、償いをし、断食してください。しばしば罪を告白し、ご聖体を受けることによって、天主の恩寵のうちに生きてください。聖なるロザリオによって聖母と密接に結びついているのを決してやめないでください。過去に欧州がこの祈りのおかげでイスラム教徒の侵略から救われたとすれば、単純で神聖な「めでたし」の祈りの言葉が、地上のあらゆる場所から天に向かって上がり続けるなら、この世はさらに救われることでしょう

          「カトリック信者のための全国行進」で「霊的武器をもって戦え」(2022年10月1日)

          ヴィガノ大司教からPaix Liturgiqueへ:司教の皆さん、聖ピオ五世のミサを捧げてください。新しいミサの主な欠点の三つの重大な論点

          ヴィガノ大司教からPaix Liturgiqueへ:司教の皆さん、聖ピオ五世のミサを捧げてください。 トリエント・ミサの血管には福音の健康な血が流れていますが、新しい儀式には異端とこの世の精神に感染した血が流れている、と言えるでしょう。 今日の状況を考えると、私たちは、公会議後の出来事を、さらに大きな客観性をもって見ることができます。また、教区の召命および修道者の召命の危機から、信者の秘跡への参加の崩壊まで、「公会議の春」の結果が今、誰の目にも明らかであることもその理由で

          ヴィガノ大司教からPaix Liturgiqueへ:司教の皆さん、聖ピオ五世のミサを捧げてください。新しいミサの主な欠点の三つの重大な論点

          童貞聖マリアの七つの御悲しみの祝日についての黙想(2022年9月15日)

          ヴィガノ大司教の童貞聖マリアの七つの御悲しみの祝日についての黙想 2022年9月15日(木) カルロ・マリア・ヴィガノ Iuxta crucem tecum stare Et me tibi sociare in planctu desidero. われ十字架の側(かたわら)に御身と立ちて、相共に歎かんことを望む。 教会が、御悲しみの至聖なる童貞マリアの七つの御悲しみをお祝いするこの荘厳な日、私の黙想は、聖画において聖母の汚れなき御心を貫く七つの剣で象徴される「七つの御

          童貞聖マリアの七つの御悲しみの祝日についての黙想(2022年9月15日)