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ヴィガノ大司教はトランプの「LGBTQイデオロギーの是認」を糾弾する:天主の法に背く国は、主の祝福を受ける望みは持てない。(2022年12月20日)

カルロ・マリア・ヴィガノ 2022年12月20日

マール・ア・ラーゴでの最近の祝祭イベントに関する
カルロ・マリア・ヴィガノ大司教の声明

ドナルド・J・トランプ大統領が共和党の公然の同性愛支持者のために開催した祝祭(gala)イベントのニュースを知って、落胆とともに大きなスキャンダルが生まれました(こちら)。
このLGBTQイデオロギーの是認は、そのわずか2日前に、ジョー・バイデンが、自然法にも天主の法にも反して、米国におけるいわゆる同性婚の法的効力を認める「結婚尊重法」(こちら)に署名したことを考えれば、さらに深刻なことです。

民主党は完全に反キリスト教的であり、グローバリストによる新世界秩序(New World Order)の行動計画(アジェンダ)を実行に移すことを頑なに決意しています。一方、共和党は、掟と共通善に反する生き方にふけっている少数派の有権者を、無謀にも追い求めています。米国のカトリック信者は今日、道徳的・宗教的問題においてカトリックの信念を代表・表現することが全くできないことが明らかになりつつある政治階級に代表されているという、どうしようもない状況に置かれています。このことが有権者の不満の原因となっており、さらに、不正選挙や、メディアの検閲、選挙による合意の操作に関して表面化しているスキャンダルの上に、これが加わるのです。

これまでは、民主党が体現するはるかに深刻な脅威のために、共和党の政治綱領のある側面は、ある程度は見過ごすことができました。しかし、ディープ・ステートの活動は、これまで米国の未来のための希望の源泉であるように思われたドナルド・トランプをも巻き込み、政治エリート全体を無差別に汚染していることが明らかになりました。

天主の法に背く国は、主の祝福を受ける望みは持てず、罪深い生き方を支持する者は、自分たちを待つ審判のことを考えるべきであって、票を得るための計算高い努力で腐敗した者を喜ばせるべきではありません。共和党員によるこのような政治的行動の無頓着さは、民主党員の側による教会の永続する教導権に対する公然の反対と同じくらい有害です。

私は、米国のカトリック信者に対して祈り、主に健全な原則を持つ政治家を照らしてくださるよう願い、彼らに自然法と天主の掟を守るために勇気を持って戦うように促すよう強く勧めます。

+大司教カルロ・マリア・ヴィガノ
前駐米教皇大使

2022年12月20日


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