コンテンツを考え出資をし、人を雇い実際の経営の本番を迎える前にチームビルディングをした方がいいというアドバイスをもらった時は、正直意味がよくわからなかったのですが、今となってはこの意味がよくわかります。

特に飲食店の場合は顕著に表れると推測できます。神保町界隈は、名店がひしめくエリアです。喫茶店では、『さぼうる』が有名ですね。

ちなみにうちの母は学生時代、登校前と下校後に１日２回、毎日毎日さぼうるに通っていたそうで、さぼうるのオーナーさんとはとても親しく、自分の結婚式にまで参加してもらったそうです。

話を戻します。飲食店で勝っていこうと思ったら、通常はコンテンツで勝負しないといけません。周辺には、中華、ラーメン、和食、カレーと様々なコンテンツが存在し、飲食というゲームに参加しています。当然ですがこれらの競合に勝たないといけません。

ですから、飲食店で勝っていこうとすると、競合の味と互角に勝負できるよう、料理学校で数年学んだ上で知識をつけ、お店で修行をして、借金をして自分の店舗を持つ人が多いのではないかと思います。

しかしながら、料理の味や知識と経営は全く違うジャンルの分野なのです。

『味が美味しければ、お客さんが来て売上が上がるだろう』これは間違ってはいませんが、これだけを妄信していると痛い目に遭うかもしれません。

つづく