これが私の生きる道
オリジナリティで戦う。たとえばトーク。うまい運び方や、進行、話を振ることなど(ラジオや司会など色々やらせていただきましたが)ぼくは、これがうまくできない。ここを鍛えようにも上手い人はたくさんいるから、そこを鍛えられたところで“並”くらいで終わってしまう。
じゃあトークが全般ダメなのかと言われたら、そういうわけではない。では、何が得意なのか?
ワードです。ツッコミワードという名前のメモ帳があるんですが、話すときにはここからワードを引っ張り出してきて、喋るようにしているんです。
芸人さんみたいになんにでも突っ込むわけじゃないですよ。相手が出した一つのワードから「それって〇〇みたいですね」と例えを出してみたり「それって〇〇じゃないですか」と形容してみたりすることです。と言われても「はて?」って感じですよね。
実例を出しましょう(怖いけど)。あ、怖いってのは、面白くなかったらどないしましょってことです(笑)
流れがあってからのそのワードだったので。まっ、変な前置きはこの辺にして。でも、流れって大切なんですよ。文字起こししたら大して面白くなくとも、流れと声の張り方でウケ方が変わるんです。
最近のでいうと、とある女性がすごいなと思ったんです。何がすごかったかって、ほんっとになんでもポジティブに捉える方なんですよ。
「それってこうだからつまり、運が貯まったってことですね!」
とか
「(自分を指しながら)こんな美女がいるのに。ほんと見る目がないわ」
と冗談混じりに言っていて全部明るい。それに対してぼくは「ポジティブの源泉掛け流し」と形容しました。
高校の友達と話していたとき
「DVD屋に行ってさ。もう、そこで自分の好きな作品探してるときが唯一のリラックスだね」
と言っていたので「まさに、デジタルの森林浴」と形容したら「いや、マジでそれ」と納得してもらえたり。
オリジナルなワードを出していく。それがぼくの喋りの戦い方。と、いっても完全にオリジナルというわけではなく、既存の言葉の掛け合わせ。
これには上手いも下手もありませんからね。あ、共感はありますが。捻りすぎて伝わらない例えをしてしまうと、ポカンとされてしまうので。わかる!という共感は必要です。
言葉のDIY職人と名乗っているのはこの為です。全然浸透してないけど。
話のうまい流れや運び方はそのスジの人にお任せします。(そのスジとは?)ぼくはワードで盛り上げていくので!てきなね。
それぞれ強みや、生きる(活きる)場所が違う。そこで通用しなかったからって、ダメなわけじゃない。ちょっと視点をずらしたり、出す場所を変えてみたりするだけで、成果も違ってきますから。
もしも誰かが不安だったら 助けてあげられなくはない
うまくいっても ダメになっても それがあなたの生きる道
少しくらい不安だってば これがわたしの生きる道。
ナレーター
ありのひろき
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