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上手くなる為には、つべこべ言わず努力するしかない!

 夕方のテレビを見ていたら、アナウンサーさんが食リポをしていたんですね。あー、よくあるやつだなーと思っていたんですが、コメントがよくあるコメントじゃなく“わぁっ!うまい!”と思ったんです。


『お酒と雑談がすすむ味ですね』

 これ、何を食べてたと思います?お刺身、揚げ物、枝豆‥。お酒のアテといえばこの辺りが想像できますが、アナウンサーさんが食べていたのは“お鍋”です。

 体があったまりすね、柔らかくて〇〇ですね、ビールが飲みたくなりますね、、、言葉は違えど要は美味しいと言っています。この“おいしい”というのを、直接的な言葉を使わず(これらでも勿論おいしさは伝わりますが)食べているときの“動き”で美味しさを伝えている。

 食べている=おいしい。

 でも、不思議なことに上手いこと言おうとしていると、何も浮かばないといいますか、見ている側にバレてしまうんですよね。あぁ、今うまいことを言おうとしてる(したな)って。

 でも、うまいことを言おうとしたのではなく、感じたことを素直に自分の言葉で言ったから伝わってきたんだと思います。

 やっぱりまずは“言葉を伝える”ことが大切だなぁと感じました。あ、でもうまいことを言おうとかすごいと思ってもらおうとか、それがいけないと言うことではありませんよ。

 だって、書くのも喋るのも、うまいなぁとかすごいなぁと思って欲しいですもん。10個出したら1つくらいは「いいね!」と言われるかもしれませんが、仕事にしていくことを考えたら、それじゃあダメなわけで。

 伝えるのを上手くするためには、とにかく出していくしかないかなと思うんです。配信で喋るのもいいですし、noteに書くのもいいですし、YouTubeに動画を投稿するのだっていい。話す人がいつも同じだと、言葉を探す作業をサボってしまって「言わんとしてることは、わかるよね?」となっていってしまう気がするので。

 伝えたいなら、ちゃんと言葉にしないと。だから読書や勉強をするんだと思います。テシマさんの記事を読んで『あぁ、やっぱり言葉は常に勉強し続けないと』と感じました。




 初対面の時には、とくに意識していることなんですが、お互いの共通言語を探すようにしているんです。専門用語や、こっちが知っている言葉ばかりではなしてしまっては、うまいとか面白いとかの前に“わからない”ですからね。

 話を聞いてもらえなくってしまいます。聞いてもらうためにも使える言葉を増やしていき、柔軟に変えていく。それがいわゆる“うまさ”なのかなと。

 わかる言葉で繋いでいく。もう、記事のタイトルからしてわかる言葉で繋がれていっていますよね。言えればいい、話をうんうん聞いてもらえればいい。それでは、伝え方は磨かれていかない。

 テシマさんの記事も素敵ですが、きなこさんの記事もリアルな言葉、感情がすごく伝わるので是非!



 喋りを仕事にしています!と言っていますが、正直現場ではまだまだダメ出しをされてしまいます。本当に言葉を知らないなぁ、表現が狭いなぁと落ち込むこともありますが、ダメなところが知られるので、また同じような状況になった時には確実にクリアできるようにしておきます。これはもう、反復練習です。

 魔法みたいに一夜にして、パッと変わる方法なんてないですから。

 書くことも、本業とされている方に失礼がないよう、“上手く書けること”も身につけていき、伝える表現の幅を広げていきたいとおもっています。

 noteを通して、本を出すことが夢なんですが、大好きな怪談を紹介するコラムも書いてみたいなぁと思っています!さてっ!本や記事を読んでもっともっと勉強だ!



聲優・ナレーター
有野優樹(ありのひろき)

・声と喋り研究所(noteメンバーシップ)

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