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日本国が「目指したもの」5~わが国の『衛生観念』のルーツを探る~(前編)ー日本人のための『和の国・日本国』講座66ー

こんばんは。高杉です。

日本人に「和の心」を取り戻すというスローガンのもと
『和だちプロジェクト』の代表として活動しています。

いよいよ7月に入り、
昼間に照り付ける太陽と日差し、
夜中に聞こえる虫の声など
夏が始まってきたなあとしみじみと感じます。

学校では、1学期もあと1か月を切りました。
学期を有意義にしめることができるように
自分にできることを進めていこうと思います。


さて、今回は、

日本国が目指したものシリーズの第5弾

日本人に宿る『衛生観念』の起源を探っていきます。

わたしたちの何気ない習慣や生活様式は、
先人たちの苦悩と努力のうえに成り立っています。

わたしたちは、先人たちから受け継いできた
『和の心』を大切にしているでしょうか。

今回は、『衛生観念』を通して、
そのようなことに対する提言をしていきたいと思います。

最後までお付き合いいただければと思います。
よろしくお願いいたします。





1)「ある一枚の写真」が伝えるものとは?




皆さんはこの写真を見たことがありますか?

1人の女性のツイートが
日本、そして世界のサッカーファンの心を掴みました。

そのツイートには、
日本代表が使用したロッカールームの写真が添えられていました。

「これは94分でベルギーに負けた日本のロッカールームです。
 スタジアムでは代表のサポーターに感謝し、
 ベンチやロッカールームをきれいにし、そしてメディア対応をしました。
 またロシア語(キリル文字)で『ありがとう』と書かれたメモまで残して
 いきました。すべてのチームの模範だと思います。」


ツイートをしたのは、
FIFA(国際サッカー連盟)の運営スタッフとして
今大会に関わってきたオランダ人のプリシラ・ヤンセンスさんです。

このツイートは瞬く間に広まり、
日本人はもちろん世界中のメディアや多くの人々が反応しました。

「日本はClass(品格)がある」

「素晴らしいマナーだ。いつか日本に行ってみたい」

「子供にスポーツを教えているコーチは、こういうことも教えるべきだね」

こういった言葉がSNS上で飛び交いました。

実際に片づけをして、
メモを置いたのは代表スタッフだったようです。

しかし、
日本代表として戦っていたスタッフも選手と同じような悔しさが
あったことはまちがいありません。

そういった気持ちをかみしめながら、
会場のスタッフやボランティアへの感謝を
メモに残す気遣いはなかなかできることではないですよね。


では、
なぜこのツイートは世界の話題になったのでしょう。

それは、世界にとっては「当たり前」ではないからです。

ロッカールームが散らかっているのは、
ワールドカップだけに限らず、スポーツ現場ではよくある光景だそうです。

きれいなロッカーは稀だったからこそ、世界中が注目しました。



2)世界から称賛される日本人の姿




選手だけではありません。

日本人のサポーターも試合が終わった後に、
バックパックからごみ袋取り出して、
周りのごみを全部拾って、ごみを始末して帰っていきました。

イギリスの国営メディア『BBC』は、

「ドイツ戦の勝利の大きさを思えば、
 夜通しで祝杯を挙げることもできただろうが、
 日本のファンは、
 どんな状況でも最高のマナーと習慣が根付いていることを
 示したのである。」


と報じました。
 
 また、
『BBC』が2018年に大阪大学の社会学教授である
Scott North(スコット・ノース)氏に行った取材を引用して、

「“片付け”は日本人が“自分たちの生き方に誇りを示す方法”である」

と分析していることを伝えました。

「サッカーの試合後の片付けは、
 子どもたちが学校の教室や廊下を掃除するという、
 学校で教わる基本的な行動の延長線上にある」


とも説明し、
海外では学校に雇われた清掃員が掃除を行うことが当たり前なのに対して、
日本では教育の一環として小さい頃から掃除を根付かせていることも
伝えました。

このような行為が当たり前にできる。

これは、
日本人の持っている特殊なエネルギーがもたらす業なのではないか?
と思ったりもします。


3)世界に誇る日本の『トイレ』




さらに、
外国人観光客が必ずと言っていいほど驚くのが、

「トイレ」です。

日本のトイレは、世界中のトイレと比べて圧倒的にきれいです。

それは海外のトイレ事情を知ると、
日本のトイレが「世界一きれい」だということを実感することができます。

日本のトイレはきれいなだけではなく、
ウォシュレットなどの充実した設備、
トイレットペーパーの紙質、
プライベート空間の確保など、
こんなにも
快適なトイレを無料で使用できる国は、
世界のどこを探しても日本以外にはありえません。

例えば、
ヨーロッパで多いのが有料トイレです。

近年では、アジアの地域などでも有料公衆トイレが増えてきています。
日本でも、東京などでは珍しくありません。

またイスラム教圏のトイレでは、
トイレの脇にホースや水桶があり、用を足した後、
その水と左手を使用しお尻を洗うといスタイルになります。

そのため、
イスラム教では左手は不浄とされ、食事や挨拶に絶対に使われません。




1.     無料
2.     清潔
3.     ウォシュレット
4.     便座がある
5.     トイレットペーパーが柔らかい
6.     キッズ用トイレ
7.     紙が流せる
8.     赤ちゃん椅子
9.     非常ベル
10.  便座が暖かい
11.  音姫
12.  着替え台


これだけ挙げてもすごいですが、
私たちの「当たり前」は海外に出れば「当たり前」ではないのです。

日本人は、
みんなごく自然に公共のトイレはできるだけきれいに使おうとする。


では、
このような日本人の『衛生観念』は、そもそもどこから来たのか?


次回から、このテーマでお話をしていきたいと思います。



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自分や自分の家族の幸せだけを願っていた僕が、この日本国に生まれ、日本人として生きることができ、本当に幸せだな。誇りに思うことができるようになりました。


だから、あなたにも知ってほしいのです。


私たちが生まれた日本国が本当に目指していたものを。日本国が本当に素敵な国だということを。


そして、今日まで、私たちが豊かな暮らしを営むことができるこのすてきな国が続いているのは、日本国を、私たちを命がけで守ってくださった先人たちのおかげであるということを。


先人たちが大切にしてきた精神性。

僕たちの心の中に眠っている精神性。

『和の精神』を呼び覚まし、再び日本を皆がよろこびあふれる豊かな国にしたい。

自分を、自分の国を堂々と語り、誇りに思ってほしい。

子どもたちが希望を感じ、いきいきと輝くことができる国にしたい。


それが今、我が国に生きる僕たち大人の役割だと思うのです。


一緒に、日本を学びませんか?


最後まで、お読みいただきありがとうございました。


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