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目的を明らかにする

うちは着物着付け教室ですので、着付けを習いたいという目的を持って来られます。
ただ、着物を着るというのはあくまで手段の一つにすぎません。
私がおさえておきたいのは、「何のために着物を着られるようになりたいか」です。

①自分の楽しみに着る
着物に対して漠然とした、またははっきりとした憧れみたいなものがある
着物を着てみたい
出来る事なら自分で気軽に着られるようになりたい
着て外出してみたい

②明らかな目標がある
子供の学校行事(入学・卒業式など)に着て行きたい
家族の行事(結婚式など)に着て行きたい
習い事のお稽古等に着て行きたい
着て行く場所が大体決まっている

③人に着せ付けたい
我が子に着せてあげたい
技術として身につけたい

大きく挙げてもこれくらいポイントが分かれます。
そこに個人個人の事情や思惑を加えると、本当に多様になります。
着付け方の手順って、どこで習ってもさほどに大筋の変わりはないのですが
目指す目的が違えば、当然道すじに違いが生じるものなのです。
「自分はこれがやりたかったんじゃないんだけどな」
と思いながらでは、モチベーションに影響します。
実際、通っている教室では思う成果が得られずに、うちに習いに来る方もおられます。
その場合は一からやり直しではなく、今まで習った事に対して、その人が本当に欲しかった情報を付け加えていきます。
なので、前に習ったのと違う!というギャップはあまり感じないようにします。
あくまでプラスワンの情報を増やしていく内容です。

かつての着付け教室は、先生が決めるカリキュラムありきが主流でした。
現代は習う人もそれなりに多様なイメージをふくらませていますから、従来の、先生が問答無用で打ちおろすようなレッスンでは、満足度は得られません。
生徒さんに迎合するという意味ではなく、先生のノウハウを、生徒さんが必要とする形に添って伝えることが大切です。
そのためにも、生徒さんが「着物を着る」先に見ている景色をしっかりと捉えなければなりません。

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