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【全10回完結】人の流れを再構築する、小さな実践について

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人の流れはどのようにして新しく、懐かしく再構築できるのだろうか?その大きな問いに対して、小さな実践を綴ったこのマガジンは、2018年6月までの全10回完結。自身の生い立ちから有料… もっと読む
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2018年4月の記事一覧

その7、福祉に必要なのは「自分の行動を疑える」人

自分の行動をいかに客観的にみれるだろうか。そもそも私がずっと言い続けている「福祉の再構築」という言葉を共に捉えて仕事がしたいなと思える「人」を語るのならば、「自分の行動を疑えているか」、その思考と行動が合わさっている人と仕事がしたいという話。①人は行動しかみない(みえない) ②働き手の生き方を問うリアリティさ 、と分けて書きたい。 ①人は行動しかみない(みえない)そりゃそうだ、と思うかもしれない。例えば注文を受けてから15分でオーダーを提供できた、システム開発の設計を作った

その6、福祉を「仕事」とみると課題すらみえてこない

行政に関することを綴っておきたい。結論としてはタイトル通り。つまり暮らしを一本道にして考えていこうよ、ということ。ひとつは2年間の任期で「外部評価委員」として福祉・子育て・教育・くらしを横断したのべ62の事業評価を横行なった経験から。もうひとつは、半年間に渡り、一人暮らし高齢者の家を訪ね広報誌を届ける見守る係を担った経験から。 ①縦割りに”暮らしの”メリットはない ②「玄関先まで」が止める生身の関わり、最後に ③あとほんの少しだけ「公」と「私」を行き来して というところまで。

その5、「逃げる」ために、私は「混ぜる」選択をする

「逃げる」ことは決してネガティブではない。その対象が死や老いであってもそうだと信じている。本人にとって、自分の寿命を感じていくことは限りなく苦行だろうと思う。そしてそれは決して他人と分かち合えるものではないし、しなくてよいものだと思う。だから「混ぜる」ことで「逃げる」、逃げられる環境を用意することくらいは、せめて用意したいと思っている。今回は大きくわけて ①直視しなくていい余白をつくる ②「ただいま」「おかえり」だけで十分 ③もう一度言う、支える発想から共に生きるという発想