マガジンのカバー画像

肺がん日記

8
運営しているクリエイター

記事一覧

入院中の楽しみ

入院中の楽しみ

入院後、体調もよくなってくると、SNSの投稿や「いかにも教師っぽい仕事」を始めました。

写真撮影

主にSNS(FaceBook)投稿用に、記念写真を頼んで撮りました。快く応じてくださる医療関係者に感謝です。ある日の投稿した記事はこちら

教授回診。白い巨塔やドクターXの大名行列のイメージがありますが、ドクターY(加地秀樹じゃない)教授はとても誠実。患者の私に目線を合わせてかがんで話を。若い医師

もっとみる
出会いは偶然!~パート2~

出会いは偶然!~パート2~

ずいぶん筆が空いてしまいました。(投稿を忘れてました。(m_m))

出会いはまたまた偶然に。看護師の教え子との出会いから3日後、再び病室で教え子との出会いがありました。

夕方に、私の病室を訪ねてくれたのは、医師になった教え子でした!

私が17年前に浜田市の小学校の教頭として勤務していた時の5年生の子でした。

全校児童20名の極小規模校で、県内1古い木造校舎で狭い校庭は緑の芝生。見かけはレト

もっとみる
出会いは偶然~パート1~

出会いは偶然~パート1~

個室の病棟から一般病棟の4人部屋に移動した日の夕方。私の病室を訪ねてくれる人がいました。

「若槻校長先生。」と言う声。「はーい」と答えてカーテンを開けると、そこには白衣の看護師さんの姿。

顔を見て、名札を見て、「○○さん」と尋ねると、「はい」の元気な声。10数年前に、小学校6年生の時の顔が思い浮かびました。

私が校長となって初めて勤務した小さな小学校の6年生の子が、今年度から、私が入院した病

もっとみる
個室の夜は眠れない

個室の夜は眠れない

一般病棟に戻って、術後ということで、個室に入った。

「やったー!」手術前に泊まった4人部屋が運悪く大声で唸る人と同室で、眠れない夜を過ごした私には、「個室です」の言葉は天使の声に聞こえた。

点滴台がつながった体だけど、個室での病院ライフを楽しめるようにスーツケースの中の荷物をロッカーやテーブル等に移動させた。

そして、後から「1日だけです」の婦長さんの声。ガクッと天使の声は幻だったとショック

もっとみる
手術支援ロボット(ダビンチ)体験記~肺がん左上葉切除手術

手術支援ロボット(ダビンチ)体験記~肺がん左上葉切除手術

私にとって生まれて初めての手術が、手術支援ロボット(ダビンチ)による高度な手術となった。滅多にない体験をしたので、その様子を紹介したいと思う。

しかしながら、全身麻酔のため、すぐに意識がなくなり、「気がついて起きたら、終わっていた」ので、その間の様子が自分ではよく分からない。主治医の先生に聞いた話を中心に紹介する。

人の手で執刀するのではなく、手術台から2メートルぐらい少し離れた所に手術のロボ

もっとみる
目が覚めたら手術が終わってました。

目が覚めたら手術が終わってました。

前回の続きです。

手術はほぼ半日掛かりました。手術室に入ったのが、朝の9:00で、16:00頃に手術が終わり、HCUに入りました。そして、一晩そこで過ごしました。一般病棟に戻って、投稿を確認したのは午後13:00頃でした。

手術を終えた翌日の投稿に対して、またまた、たくさんのコメントをもらいました。

心配を掛けていたので、点滴台の横で「いいねポーズ」の私の写真と共に投稿しました。

昨日手術

もっとみる
これから手術に行ってきます!

これから手術に行ってきます!

facebookでこれだけたくさんのメッセージをもらえるとは思いませんでした。応援してくださる人たちの気持ちがうれしくて、手術の当日の朝にまた投稿をしました。

おはようございます。病室から見える朝の出雲市(南側)です。皆さん、「いいね」やメッセージをたくさんありがとうございます。励みになります。(以下長文)
私の今回の病気や手術のことをこのFBに投稿することは最初どうしようか考えました。いらぬ心

もっとみる
肺がんで手術!

肺がんで手術!

人間ドッグで見つかった私の肺の白い影は…実はがんでした。別の大学病院の専門科を受診して発見され、入院・手術を受けることになりました。

その際、自分のFacebook(友達限定)で、その様子を投稿しました。その実際をリアルに紹介します。

※肺がんは、直径1.5cmでごく小さなもので、他に転移する可能性のない段階(ステージ0)で、肺の部分切除だけで対応すればよいものでした。現在は退院してかなり回復

もっとみる