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まもなく新しい始まり。自分の役割を見直しておこう

気づけば3月も半ば。
もう魚座の新月。
春分からスタートした一年も間もなくおしまい。

ホント、一年なんてあっという間ですね。

今日は少し時間があったので、久しぶりに新月図をじっくりと眺めていました。終わりと始まりがグラデーションになっているこの時期らしくて面白かったので、ちょっと書いておきたいと思います。

さて、今回の新月図は、こちら。

新月は魚座の20度で、6ハウスの終わりのところで起きます。

新月=スタートのタイミングと思いがちですが、6ハウスといえば、新しい展開が始まる7ハウスの一歩手前。なので、今回の新月は、始まりだけど始まっていない、といった感じです。

始まる一歩手前に光があたっているということは、「始まる前に、ちゃんとやっておかなきゃいけないことがあるよ!」ということなのでしょうね。

ちょうど春分前の季節が移り変わる時期ですし、アセンダントも柔軟宮の乙女座ですから、まずは、新たな春に向けて、環境や体調を整えておきましょう。

それから、もしも今の自分や、今の状況がしっくりきていないなら、自分は何を望んでいて、どうしたら満たされるのかを再確認しておくことも大事そうです。

でも、自分の背丈に見合わない高望みでは、しっくりこない状態が続くばかり。思うようにならないのを周囲のせいにしていても、今の状況が続くことになるでしょう。

もしも思い通りにならない状況が続いているのなら、今は、12サイン最後の魚座の時期ですから、今の自分、今の状況を「これが今の自分に見合ったもの」と、一旦は受け入れてみましょう。

受け入れ難いからしっくりこないのに、それを受け入れるだなんて嫌ですけどね。。

ですが、これまでの体験の積み重ねが、今の自分であり、今の自分が見ている世界ですから、「いつかどうにかなる」と現状を放置していても、なかなか状況を変える方法には辿り着けません。

「やっぱり私はこれが嫌」と向き合えば、その反対には、「やっぱり私はこれがいい」があるはずです。
じゃあ自分は、どうしたら満たされるのか、じゃあ、どうしたらしっくりくるのか、それをはっきりとさせれば、何を終わりにして、何を始めれば良いかが見えてくるでしょう。


 ⭐︎

今回は、6ハウスで起きた新月ですが、「6」といえば、アイヌ民族にとって神聖な数字とされています。

そのアイヌの人々は、天・大地・太陽・月・火・水の6つの「カムイ=神」を重要神として尊敬しており、人間の力が及ばない全てのものがカムイだと考えているそうです。

この人間の力が及ばない全てのものには、自分の命も含まれているので、つまりは「自分もカムイ」で、大切に扱ってあげないといけない存在ということになります。自分を自分のものと思っていると、つい雑に扱いがちですが、時には、こうした視点で自分を見ておくのも大事ですね。

もしも今の状況が、しっくりこない、満たされていない、苦しい、辛い、、だとしたら、もう自分を粗末に扱うのは終わりにしましょう。


「カント オロワ ヤク サク ノ アランケプ シネプ カ イサム」

これはアイヌ民族の言葉で、「すべてのものはこの世に役割を持って存在している」という意味だそうです。

みんなそれぞれ役割を持って生まれてきている。それなら、自分は自分の役割をやればいいのです。なんでも一人でやろうとしたり、人のことまでやってあげようとしたり、あれこれ口出しするのは、人の役割を奪ってしまうことになります。自分だけが耐えればいいというのも、誰かに任せておけばいいというのも、自然に反すること。

自分一人で頑張らない、出来ないことは誰かにやってもらう、そのために言葉があって、たくさん人がいるのです。


まもなく春分。
新しい始まりの前に、自分の役割を再確認しておきましょう。

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