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#015 幸せのものさし:竹内まりやの超ストレートな説得力

何かの壁にぶち当たった時。日々の生活の中で出会う、小さな挫折の連続の中で、自分がとりやすい考え方のクセやパターンってありますか?

例えば、自分より他人の方がキラキラ輝いて見える。そんな感覚とか。これは古今東西のことわざにもなっているように、人間にとって長年のテーマ、パターンの1つかも。

久しぶりに竹内まりやさんの曲を聴きました。

幸せのものさし 竹内まりや

Count what you have now,
don't count what you don't have

竹内まりや(2008). 幸せのものさし, Expressions, ワーナーミュージックジャパン

歌い出しの歌詞二行。

込められたメッセージは、たぶんこれまで多くの人が表現してきたことで、一歩間違えたらお説教みたいに聴こえたりするリスクもありそう。

なのに、そうなっていないのがこの曲のすごさ。

こんな超ド級のストレートな球をあえて選び、キャッチャーミットど真ん中にスパッと届けて見せる、竹内まりやの説得力。すごすぎます。

●わかりやすく、無駄のない、洗練された歌詞。
●日本語ときれいに一体化し、一度聴いたら忘れないメロディーの秀逸さ。
●直接、自分に話しかけられているみたいに真っ直ぐ届く、声の力。

この曲はやっぱり、あの声であのメロディーに乗せて、聴こえてきて欲しい。

言葉とメロディーと声の三位一体

もちろんメロディーだけでなく、アレンジの素晴らしさについては言うまでもありません。

あれこれ考えて疲れてしまった時、聴いてみたい一曲です。




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