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【勝手にドキュメンタリー】知らない人へ手紙送りつけたら大変なコトになった vol.1


最愛の父が他界して早5年

ゴリゴリのサラリーマンだった父は日本IBM、オラクル、シスコシステムズなど一流どころを勤め上げ無事定年を迎えた。これからセカンドライフを、という矢先に肺がんに。僕ら息子から見た彼は「よく働き、よく遊ぶ」を両立した人で、仕事のあとは僕や弟をよく六本木の雀荘に呼びつけてたっけ。

そんな父が初めてマイホームを建てたのは平成元年。僕が小2の時だった。『つくばエクスプレス(TX)が通るかもだから数年後は爆上げするやでぇ〜』という不確定要素にMax betし茨城県竜ヶ崎市に念願のマイホームをゲット。結局TXはカスリもせんと常磐線と一生を過ごすハメに。
転勤族だったけどこの家が一番長く住んだ家で、僕らからすると青春時代そのものを過ごした思い入れのある家だった。僕が大学に入ったあたりで父は東京に住みたいということで竜ヶ崎の家を売却した。

それから20年以上が経ち


幸運なことに僕や弟にも家族ができて子供たちも今では小学生。僕らがちょうど竜ヶ崎に住み始めた年齢と同じくらいだ。それもあってか「いつか家族であの家に行きたいな〜」と思うようになった。パパはここで育ったんやで!と。

せや!住所知ってるんだからダメもとで手紙を書いてみよう!あわよくば家に入れてもらって見学させてもらおう!(厚かましいっ

誠心誠意を伝えるのであれば手書き以外考えられん。ということで24hの西友にチャリンコ飛ばしてお手紙セットなるものを購入。
いざ書き出してみるも全く日本語が出てこない。言葉も漢字も。なんだったら横書きなのか縦書きなのか。
このご時世、手書きで手紙書く機会など皆無なわけで。。google先生から雛形を授かり自分なりに丁寧に書いてみた。何回も書いては捨て、書いては捨て。手紙1つ書くのに3時間くらい掛かった。ちなみに以下大変だったこと。

  • フォーマルな日本語出来なすぎ(敬語の使い方やボキャブラリーなど)
    →フォーマルより「どれだけお邪魔させてほしいかの熱き想い」が重要や!ということで気にしないで書き殴ったった。

  • 字が汚すぎる
    →これはさすがにヤバいので最終稿を仕上げたあとの清書は嫁にアウトソース!

  • 相手がどんな輩かわからない中でどこまで自分の事を書くか
    →もし相手がヤバいやつだったら家族にも危険が及ぶ可能性がある。なので自分の本名、年齢、現住所、父親とマイホームの話に留めた。全部やんけ。

  • 怪しい者ではない旨をどのように伝えるか
    →父親の話やいかに青春時代に影響があった家だったか、そして息子と同じ空間を共有したいなどの想いをありったけぶつけた。

  • 万が一返事をくれた場合の連絡手段どうするか
    →電話番号を入れ忘れたけども返信用の切手を忍ばせておいた。

思い立ったら吉日ということで家族に相談もせず手紙を出した。
以下弟と母に報告した時の反応。

とはいえコロナもあるし返信率は5%くらいかな。
さあ返事はいかに!!

vol.2に続く



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