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WAKU WAKU GAKKOが伝えたいこと

今日はWAKU WAKU GAKKOを始めたキッカケとも関わるのですが、WAKU WAKU GAKKOが何を目指して活動しているのかを少しご紹介させて頂きたいと思います。

その前に、突然ですが福山市にある公立小学校「常石ともに学園」をご存知でしょうか?

(参考)常石ともに学園ホームページ


この学校では公立小学校でも、1〜3年が一緒に学ぶ縦割り学級や探求学習やその子のやりたいことをベースにした学習の進め方やサードプレイスのような図書室など、柔軟な学校づくりに挑戦されています。

(参考)常石ともに学園ホームページ 学校要覧

https://www.edu.city.fukuyama.hiroshima.jp/shou-tsuneishi/img/file75.pdf

でも、この学校について福山市教育委員会では”特別な学校”ではなく、学習指導要領に沿った”普通の学校”と説明されています。

公立学校でも新しいことを試せる「柔軟性」があることって地域にとってとても大事なことだと思います。

子ども達が一人一人違うように、それぞれの子に合う教育も本当は一人一人違うはずです。それが、文部科学省の学習指導要領にも掲げらている「子どもたちが主体的に学べる多様な学び」や「個別最適な学び」ということだと思います。

いま尾道市の学校に必要なのは、「義務教育制度」の枠の中で多様性を受け入れる取り組みの実現に向けて一つでも新しいことに挑戦して頂くことではないでしょうか?

現状の学校を否定するつもりはありませんし、お会いした先生方は本当に素晴らしい方ばかりなのですが、現状の学校が合わない子や学校に行きたくない子が選択肢が限られているために困っているのも事実です。

この事実から目を逸らすのは、子どもの権利条約や子ども基本法と照らし合わせた時にどのように考えられるでしょうか。

とはいえ、行政や現行の公立学校がすぐに変わるのが難しいことも理解しています。

なので、昨年に仲間達とスタートしたWAKU WAKU GAKKOという取り組みは、現行の学校に合わない子や学校に行きたくない子のために、柔軟に一人一人の個性ややりたいことに合わせた教育を行うため場として活動しています。

学校が合わなかった時、学校が辛い時、その子やその家族が後ろめたさや責任を感じなくて良いように。どこにも行き場がなくて、引きこもったり、人生に絶望してしまうことがないように。私たちは全力で「大丈夫だよ」と伝えられるように、関わる大人も子どもも全力で楽しみます。

本来、日本における教育という言葉の中には「学校教育」と「社会教育」という二つの意味があります。しかし、現在の教育体系では「学校教育」が強くなり過ぎていて、結果として「社会教育」が担うべきことまで「学校教育」の中でやろうとして実際の教育現場に過剰な負荷が掛かっているようにも見えます。

全ての子ども達を幸せにするために、地域と家庭と学校を繋ぎ、社会教育と学校教育を繋ぐ。学び方の選択肢を増やすこと。

WAKU WAKU GAKKOはそんな世界を実現するために、まずは自分たちの手の届く範囲の子ども達のために直接、場を開いて行きます。そして、今後は近隣の学校や県内の様々な企業や団体とも協力し、全ての子ども達が幸せに生きて行けるような様々な学び方が認められる世の中を目指します。

お問い合わせフォーム
https://forms.gle/4BbjWFe3vpQZtDRx5

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