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腰痛ならこれをしろ!

日本の腰痛人口は2800万人で、40代から60代に特に多く、2人に1人は腰痛もちです。さらに、日本人の8割以上が生涯において腰痛を経験すると言われています。
腰痛になると、『安静にする』と考えれられていますが、本当にそうでしょうか?
本日は腰痛に対しての運動について整理していきましょう。


腰痛だから動きましょう!

今回紹介する
腰痛に対する運動療法のニューコンセプト
では

 慢性腰痛に対する運動療法は,もっとも重要な治療介入の手
段といっても過言ではない。運動療法を実施する際は,疼痛除
去のみを主眼とはせず,機能・能力障害の改善や社会参加の拡
大(復職,地域活動への復帰),QOL の向上を主目的とする。

と報告されています。
つまり、慢性腰痛の場合は安静ではなく、運動することが推奨されています。

腰痛に対してウォーキングは効果的か?

では、運動といってもどのような運動がよいのでしょうか?
同じ論文では

ウォーキング,水中運動,サイクリングなど全身的な有酸素
運動の範疇のものを指す。中枢性感作など内因性鎮痛の機能異
常の存在が明白な患者に対しては,低強度の有酸素運動から処
方することが現実的であり,低強度であっても内因性オピオイ
ドの分泌や下行性疼痛抑制系の賦活といった疼痛管理の手段と
して十分な役割を果たすことが示されている

とされており、しっかりとウォーキングにて内因性鎮痛への効果が確認されています。

どのくらい歩く?

ここで重要なのが、どのくらい歩くのか?です。
その答えとして

1 日8,000 歩,そのうち20 分の早歩き習慣を最終目標とさせ
る。その際に「腰痛があっても早歩き習慣を身に着けること
により,確実に健康寿命の延伸に役立ちます。逆に,腰痛があ
るからといって不活動でいると,着実に将来,がんやアルツハ
イマー病になるリスクが高まるでしょう」と教育するとよい。

とされており、やはりここでも早く歩くことが推奨されています。

まとめ

腰痛だから安静にするのではなく、しっかりと運動が実施することで活動的な生活が手に入ります。
そのためには、効果的で効率的なウォーキング方法が重要です。
しっかりと、腰痛の運動効果とウォーキング方法をお伝えして対象者の健康に寄り添っていきましょう。
ウォーキングを指導し、その方の健康寿命をサポートしてみませんか?
療法士として、社会貢献ができる手段がウォーキング療法士です。

ウォーキング療法士の詳細はこちらから
https://iairjapan.jp/wt/




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