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#195 カルパッチョの話


こんにちは、皆さん!今日は、イタリア料理の中でも特に人気のある前菜、カルパッチョについて深堀りしてみたいと思います。カルパッチョは、そのシンプルさと洗練された味わいで、世界中の多くの人々を魅了してきました。でも、実はこの料理、1950年代に創作された比較的新しいレシピなんです。さて、カルパッチョの歴史にはどのようなエピソードが隠されているのでしょうか?
#カルパッチョ

カルパッチョの誕生


イタリアのヴェネツィアがこの料理の発祥の地とされています。そして、カルパッチョという名前は、ヴェネツィアの画家ヴィットーレ・カルパッチョに由来しているんです。彼の作品の特徴である鮮やかな赤色が、この料理にインスピレーションを与えたと言われています。なんとも芸術的な起源ですよね。ヴィットーレ・カルパッチョの回顧展がヴェネツィアで開かれたとき、「ハリーズ・バー」で出された赤が印象的な料理を、赤を得意とするヴィットーレにちなんで名付けられたそうです。
#ハリーズバー

イタリアと日本でのカルパッチョの違い


イタリアでは元々は牛ヒレ肉が使われていました。しかし、日本におけるカルパッチョの歴史は少し異なります。日本ではラベットラダオチアイの落合シェフが魚を用いてカルパッチョを始めたとされています。日本では、肉よりも魚を生で食べる習慣があるため、魚のカルパッチョが人気を集めています。イタリアと日本、どちらも海に囲まれた国であり、魚介類を使った料理が豊富に発展してきたのです。
#落合シェフ

カルパッチョと刺身の類似点と相違


日本では「カルパッチョ」は魚介類を使って作ることが多いですが、日本のお刺身に似ていると感じることはありませんか?しかし、調理方法や調味料、文化的背景に注目すると、両者は大きく異なります。カルパッチョはオリーブオイルやレモンジュース、ハーブなどでマリネされた肉や魚を薄切りにして提供されるのに対し、刺身は醤油やわさびといった日本の伝統的な調味料で食べられます。これらは似ているようでいて、実は全く違う料理なのです。
#SASHIMI

カルパッチョの現代的解釈


現代では、カルパッチョはさまざまな食材や調理法でアレンジされています。レストランによっては、野菜や果物を使ったカルパッチョも見られ、料理の創造性を広げています。僕自身も飲食業を生業とするなかで、これらの知識を生かし、新しい創造性を取り入れていきたいと思います。
#現代料理

まとめ


カルパッチョの歴史を知り、その進化を見ることで、この料理の奥深さをより深く理解することができます。文化的な背景や食材の選択が、料理のアイデンティティを形成しています。今後もカルパッチョのような料理を通じて、食文化の多様性と創造性を探求していきたいと思います。それでは、また次の記事でお会いしましょう。Buon appetito(美味しい食事を)!
#料理の歴史

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