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【やってみた】男子大学生が一年間、フェミニストとして活動してみた

こんばんは。「テスト勉強する時間がないよ〜」と言いつつスマホのスクリーンタイムが5時間越えていました、WannaBeMEのいっせーです。

いやぁ、暑くなってきましたねぇ。そんな時はアイスクリーム!と、毎週水曜日が箱アイス半額の日なので昨日は「あずきバー」を買ってきました。あずきバーは硬くて好きじゃない、という方が周りに結構いるんですけど、柔らかいものしか食べていない現代人にはちょうどいい顎の運動だと思うんですよね。うん。

雑談はさておき、今日は「男子大学生が一年間、フェミニストとして活動してみた」という、いつもとはちょっと違った感じのテーマです。

今日は何について書こうかなーって考えていたときに、「あ、WannaBeME(フェミニズムの活動をするサークル)の活動初めてもう一年経つんじゃないの??」と思い調べてみたら、一年ちょい経っていました。

ということで、今回は大学でフェミニストとして活動をしていく中で、自分の中で起きた変化や新しく得た考え方などを、4つのフェミニストステージに分けて振り返っていこうと思います!

ステージ①「ほやほやフェミニスト」

大学に入って、サークル何にしようかな?と考えていたときにWannaBeMEを知って、参加を決めました。

高校生の時から「ジェンダー」には興味・関心があって、大学に入ったらジェンダー関連の勉強とか活動をしたいなー、とボヤーっと考えていました。でも、ジェンダーの中でも「LGBTQ」のことしか知らなくて、「フェミニズム」という用語は知っていたけど、その歴史や取り扱っている問題、専門用語などはさっぱりでした。サークルにも、「ジェンダー関連なら入ろう!」という軽い気持ちで参加した気がします。

事前知識がなかったからこそ、サークルの先輩やインスタフェミさんの投稿には圧倒されていたのを覚えています。「なんか難しそう...」「正直話についていけるかわからない...」 と毎日のように感じていました。

この時、フェミニストを名乗ることに特に抵抗は感じていませんでいした。海外のメディアの影響もあって「フェミニスト=海外のイケてるアクティビスト」というイメージがあったからでしょうか。自分が男性でフェミニストとして活動をすることにも、特に抵抗を感じていませんでした。

ステージ②「スポンジフェミニスト」

スポンジフェミニストってなんやねん!って突っ込んでくれた方、私は決してボケているわけではありません。スポンジみたいにいろんな情報を吸収しいていた、ということです。🧽

サークルに入り、勉強会やインスタグラムの投稿を通してフェミニズムの多くのことを学んでいました。図書館に行って絶対に読めないのに分厚めの英語のフェミニズム本を借りたりもしていました。「家父長制」や「ルッキズム」などの難しそうな用語もどんどん身につけて、ちょっとした優越感に浸っていたかもしれません。😇

アメリカと日本でフェミニズムの捉えられ方が大きく違うということを知ったのも、ちょうどこの時期でした。先述したように「フェミニスト=海外のイケてるアクティビスト」というイメージを持っていた自分には大きなショックでした。

日本ではフェミニストはやばい人扱いされてるんだ...

と、相当なダメージを受けていました。そしてそれを悪化させたのがTwitterです。毎日のようにフェミニズムに対するネガティブなツイートや、フェミニズムを揶揄するツイートを目にして、ちょっとずつ、フェミニストを名乗りにくくなっていたのを覚えています。

それでも、サークルの先輩を見て「かっこいいなぁ」「自分もこうなりたい」と思う気持ちは強まる一方で、フェミニズムを名乗ることへのモヤモヤよりも、先輩を尊敬する気持ちの方が断然強かったです。(卒業しちゃった先輩ありがとう)

ステージ③「イエスマンフェミニスト」

新しく得た知識と、かっこいい専門用語を身につけた新米フェミニストは、批判的に考えることをしない、「イエスマンフェミニスト」になりつつありました...。

〘名〙 (yes-man) 信念がなく、何を言われても「はい、はい」と人の言いなりになる人。どんなことでも権力や目上の人の命令に全くさからわず無批判に従う人。ーコトバンク

というのも、インスタやツイッターのフェミニストがいうことを「全て正い」そして、それを批判する人は「間違っている」と思っていたからです。

これはいわゆる「ポリティカルコレクト」の課題でもあると思うのですが、フェミニストや他のポリティカリィ・コレクトな人から「これはこうだよ」と言われたら、「どうして?本当に?」と考えずに、「そうですよね」としか言えなくなる場合があります。そして、本当は理解できていない、賛成できないのに、「フェミニストとして間違ったことを言ってはいけない」と思っちゃって、自由に発言できなくなるんですよ。(サークルから圧をかけられていたわけじゃないよ!)

いや〜、正直このステージが一番辛かったというか、悩みましたね。しっかり理解できていないことを、理解できているふりをしていたわけですから。これって実際どうなの?ってサークルのメンバーに聞くのも何度か躊躇いました。

例えば、「男らしさ」と「女らしさ」。これは「男らしい」、これは「女らしい」と決めつけるのはよくない、なんなら「男らしさ」「女らしさ」は社会的に作られた概念である!っていきなり言われても最初はしっくりきていませんでした。「いや、だって女らしさとか男らしさって実際にあるやん!」って思っていたけど、そんなこと言ったら叩かれるだろうなぁ、と。(何度も言うけど、サークルから圧はかけられていませんからね!)

今はそこそこ理解できているつもりですけど、それでもやっぱり時々「でもこれってやっぱり,,,?」と思う時もあります。

まとめると、「本当に理解しようとせずに、わかったふりをしていた」ステージです。

ステージ④用心深いフェミニスト

ステージ③から抜け出すには結構時間がかかりました。ようやく最近になって「批判的に考える力」、いわゆるクリティカル・シンキングが身につきました。

批判的って強い言葉ですけど、要するにある意見や考え方をすんなり受け入れずに、「自分の言葉に変換して、自分なりに理解しようとする」段階を入れているって感じです。それでその意見や考えやしっくりきたら「理解」できたことになるし、「ん?」と思ったら、これは違うぞ!と否定するのではなく、どうしてこの人はこの考えに至ったのか、そのは背景や意図を理解しようとします

自分はWannaBeMEというフェミニズムの活動するサークルに入っていて、大学という小さなコミュニティ内では一応「フェミニスト」を代表しているわけですから、責任を持って発言したり、考えを共有したいです。そうなると、やっぱり「ちゃんと理解している」ことって大事かな、と思います。

ステージ⑤???

ステージ①からステージ③は「形から入るタイプのフェミニスト」とも言えると思います。専門用語は知っているし、それっぽいことも言える。でも中身があんまり無い。ステージ④、今の自分は「中身のそこそこあるフェミニスト」なのではないかなと思います。まだまだ勉強不足だけど、批判的に考えて、理解する努力はしています。

これからはどう変わっていくのでしょうか。もしかしたら1年後には「うっわ、昔の自分何言ってんの」ってなっているかもしれませんね。

これからもフェミニストのたまごの成長を見守ってください。

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