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何故それが起きたのか②

【エッセイ】自分の感情から自分の思い込みを読み解く方法。


前回、イヤな出来事が起こる原因は
「その出来事で感じた感情を吐き出す為です」という話をしました。

今回は、その続きです。

吐き出した内容から、自分の思い込み
(観念) を炙り出すことができます。

例えば

行列の順番を横取りされた出来事に
遭遇したとして

「ちゃんとルール守ってよ!」
「なんなんだ!あいつは!」
「人をナメやがって!」

と思ったとします。

誰かや何かを責めているとき、大抵は
その対象を「悪」だと認識しています。

それではここから、
心の因数分解のはじまりです。

この出来事 (感情) は私がつくりました。
では、私の「何が」この出来事 (感情) を
つくったのでしょうか?

・・・・・(―_―)

・・・・・(  ̄- ̄)?

(゜∀゜)💡


答えは
「自分のネガティブな観念・思い込み」です。

今回の例えでいうと

・ルールを守らないことはいけないこと  (悪いこと) だ
・自分は人からナメられる存在だ

などの思い込みが
自分のなかにあるということです。

実は

マイルールや理想の自分に
従えていない自分が自分に対して
「ちゃんとルール守ってよ!」
と怒っているのかもしれません。

そして、ルールを守れない
そんな自分は ダメな(悪い) 奴だ!
「なんなんだ!あいつは!」
自分が自分に
怒っているのかもしれません。

更には
ルールや理想で自分を縛り付けている、そんな自分に自分がうんざりして
「もう私を支配しないでよ!」
いい加減、自由になりたくて
怒っているのかもしれません。

他には
「私を○○だと思ってナメやがって!」

実はいちばん自分が自分を○○だと
ディスり、ナメていませんか !?

それに気付いて、そう思うのは
もういい加減やめてください。という
魂からのメッセージかもしれません。

~~~
↑○○には自分の性格、性別、年齢、見た目など人によって様々な項目が入ります。実は自分が “○○” に対して偏見を持っていたり、軽蔑、差別していたり、嫌悪している場合が多いです。

ようは “○○” に対して何かしらのネガティブな観念があるということです
~~~

メッセージはひとつではありません。

吐き出した内容から
さまざまなメッセージを
読み取ることができます。

人によって
またはそのタイミングによって
メッセージはさまざまです。

不思議なほどに
おもしろいほどに

他人に言いたい文句は
全部自分が自分に言ってる説
です。
過去の関連記事  Σ(゚Д゚)💡

なので
他人や出来事にフォーカスしないで
「この文句は自分が、自分の何に対して言っているのだろう?」という視点に立つと心(魂)の声に辿り着けます。

心の声を聞き取れたなら、自分の心(魂)が求めていることに許可を出します。

『許可を出す』とは
善悪・正邪の観念に囚われず
自分にオッケーを出す
それにオッケーを出す
その自分を許す的なニュアンスです。

まゆみ広辞苑より📖


今回の例えでいうなら

・ルールを守れなくてもよい
・善悪という観念に縛られず、もっとこころを自由にしてもよい
・自分を大切に扱う などなど

人から
言ってほしい
やってほしい
思ってほしいことを

自分が自分に言う、やる、思う。

これが出来ていないと
(許可していないと)

人から
言ってほしい
やってほしい
そう思われたい
と渇望することになります。

では、この出来事(感情)は
自分がつくったのだから
怒ってはいけないのか?

そんなことはありません。

むしろ、自分がつくったからこそ
怒り、悲しみ、嘆くのです。

何故ならば
素直な感情を感じることをしなければ、その感情の元となっている自分の思い込みに気が付くことができないからです。

感情とは、思い込みの二次反応です。

腹立たしい出来事に遭遇したから
腹が立ったのではありません。
《その出来事→ 感情》
の順番ではありません。

自分がその思い込みを持っていたから
“怒りという感情で反応して”
腹が立ったのです。

現実の仕組みは
《思い込み→ 感情→そう感じる出来事》
の順番です。

他人や出来事のせいにしたくなるのが人間で、そうするのも人生というものだったりしますが、これをやっている限り

変わらない毎日が続きます。

自分の感情 (人生) は
他人や出来事次第になります。

自分の怒りや悲しみは、一生その出来事と、その相手の責任であって自分の人生の責任は背負いたくないということになります。

自分の人生に許し、癒し、喜び、自由
創造力などを与えないということです。

ですが実は

どんな生き方をしようとも
善いも悪いも優れてる劣ってるも
正しい間違ってるもありません。

自分のネガティブな観念を変えないことによって自分の幸福度は下がるけれど
人間としての価値は変わりません。

魂的にはどんな経験も
ウェルカムでレッツエンジョイです👍

自分の思い込みが変わったのか
心の傷が癒されたのかは
現実(出来事・他人)を見れば分かります。

以前なら
腹を立てていた出来事に
エセではなく
自然と腹が立たなくなったら、
それに対する思い込みは
解消されたということです。

以前なら
物凄く傷付いて
落ち込んでいた出来事に
そこまで過剰に反応しなくなったり

傷付いたとしても軽症であれば、
それに対する心の傷は、だんだん
癒えてきているということです。

自分の心の叫びに気が付いて、
思い込みを変えたり
心の傷の癒しに取り組んでいると
世界 (現実・他人) が優しくなります。




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