勝利の女神を捨てたトランプ大統領

■合意に至らず
 二回目の米朝首脳会談が合意に至らず。つまり北朝鮮には勝利でありトランプ大統領には敗北。何故なら北朝鮮は時間稼ぎができたので、それまではアメリカは攻撃しないことに鳴る。

■勝利の女神を捨てた
 トランプ大統領が幸運の持ち主。だが幸運を捨てる人物でもある。米朝首脳会談前にベネズエラが親米派と反米派に分かれた。反米派政権は21世紀の社会主義で国家経済を破壊。これで国民が苦しんだ。

 その結果親米派と反米派に対立し、反米派政権は自国民を殺すまで至る。この条件でベネズエラにアメリカ軍を投入すれば、ベネズエラ国民はトランプ大統領を救世主と見なした。しかも軍事的圧力を会談前の北朝鮮に示せた。

 これを行えば北朝鮮は恐怖を感じる。アメリカ軍を投入するなら北朝鮮にも投入する。だがトランプ大統領はベネズエラにアメリカ軍を投入しなかった。これで北朝鮮は確信したはず。トランプ大統領は戦争を始める意思を持たないことを。

■コスト重視
 トランプ大統領はコスト重視。トランプ大統領がしていることは、コスト削減の交渉であり政策ではない。だから国内で部下と対立する。国外になれば国家戦略ではなくコスト削減。だからアメリカ軍の展開も戦略無視で軍人を困らせる。

■米中貿易協議も失敗するかも
 トランプ大統領の軍事的圧力がハッタリだと明らかになった。トランプ大統領は見た目とは異なり平和主義者。争いを好まないからハッタリで押し通す。今回の件で中国共産党は確信したはず。

 トランプ大統領の軍事的圧力は戦争を意味しない。コスト重視だから戦争すら回避することが明らかだ。ならば中国共産党は南シナ海と米中貿易協議で強気になるだろう。つまり、南シナ海における中国海軍の動きが活発化する。今度は中国共産党がトランプ大統領を脅す番だ。

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