■北朝鮮臨時政府
　北朝鮮の金正男氏の血を受け継ぐ子息を保護した組織が臨時政府を発表。これは北朝鮮だけではなく日米にも影響する。北朝鮮としては悪夢の選択肢が増えたことになる。

■臨時政府と交渉可能
　日米は北朝鮮だけではなく臨時政府と交渉可能になった。正式に臨時政府を認めるか裏で認めるかは不明。だが北朝鮮政権としては悪夢。何故なら日米が臨時政府と交渉すれば、北朝鮮政権の価値は低下する。

■捨てられる北朝鮮
　北朝鮮政権は臨時政府と天秤にかけられることになった。実際にベネズエラでは親米派と反米派で対応が分かれた。アメリカは親米派代表をベネズエラ大統領と認めた。これと同じことが臨時政府にも適用される可能性が有る。

　すると北朝鮮政権としてはこれまでの時間稼ぎが無駄になる。最悪の場合は臨時政府とアメリカが連合して北朝鮮を攻撃する可能性も有る。だから北朝鮮政権としては悪夢の始まり。

■臨時政府の衝撃
　日本が臨時政府を支持すれば、臨時政府が拉致被害者救出に協力することになる。臨時政府としても人道的な協力だから国際社会に印象が良い。北朝鮮政権とは異なる政権であることをアピールできるので好都合。

　日本としては臨時政府への経済支援になるが、北朝鮮政権を支援するよりは良い投資になる。しかも臨時政府が親米派ならば、北朝鮮は中国・ロシアの覇権に対する防波堤になる。それだけアジアのバランスを変える価値を持つ。

■日米で臨時政府を支援すべき
　臨時政府が親米派・親日派ならば日米には好都合。朝鮮半島の非核化を臨時政府が行うし、拉致被害者も帰国できる。