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【心の広い子に育てたい保護者様・先生方へ】


「いや!」「だめ!」が口ぐせのひとり占めしたがりなお子さんとの関わり方についてご紹介します


特定の人(親御さんや先生)、おもちゃ、おやつなど、「私の好きなもの・こと」として愛着をもつことは、成長の証で素晴らしいことです

でも愛着が悪い方向へ発露すると、執着へと変容することがあります


このおもちゃがなきゃだめ、他の人には貸したくない、おやつをひとり占めしたい


周囲から「強いこだわり屋」「わがまま」「心が狭い」「融通が利かない」と思われてしまい、お友達関係がうまくいかない経験をしているお子さんを目にすることはありませんか?

親御さんや先生方としてみれば、「もう少し広い心で優しい子に育ってほしいな」と思うことも多いはず


自分の思い通りにならないことがあると、大声で泣き叫んだり、時にバチン!と手が出たりすることもままある子育ての現実

でも、当人にとってみれば必死に訴えているのですよね

「これがなきゃ自分が自分でいられなくなっちゃう」

「これがなかったら私は満たされない」と…


だけど、そもそも外側からの何かがないと満たされないという考え方は、エゴです

何かに愉しませてもらおうという期待

人からおもちゃを奪うことで自分の安全地帯を確保する…

そんな経験が幼少期から積み重なっていくと、どんな大人に成長するでしょうか


満たされない心を常に抱える、不足を数える、被害者意識、他人を変えようとする、比較(隣の芝生は青く見える)、他責の念 …


「執着を手放すことは、成熟した道へと繋がる」と説くヨーガの生き方のエッセンスをお子さんとの関わり方のなかでも心得ておくと、大人も穏やかに対応でき、子どもの健やかな成長にも寄与します


【対応策】

1.日頃からおもちゃがなくても楽しめる遊びをたくさん与える


歌あそび、手遊び、愛情を伝えるハグ、感覚統合のスキンシップなど、おもちゃに頼らなくてもたくさんの遊びは展開できます

むしろ身ひとつで遊べることは感性を育むことにおいても非常に大事です

自然体験も五感が冴え渡る本物の生きた遊びです

大人が大人の思考で作ったおもちゃよりも、この世には素晴らしい遊びのアイデアがたくさんあります


2.ご褒美としての「おかし」は与えない


「お勉強したらお菓子をあげますよ」って違和感を感じませんか?

本来、勉強はできるようになる、理解できるようになることこそが報酬であり、お菓子のために勉強するものではないはずです

お手伝いなども然りです


たまにちょっとした「がんばったね、おつかれさま、ありがとうね」の気持ちご褒美は素敵な思い出になるものですが、日常化してしまうとズレた感覚が当たり前になってしまいます


目の前の利益のためだけに頑張る、誰かの管理から抜けられない人生を送る人間にしたくなかったら、食事と感情の関係性を改めることをおすすめします

食物と感情の関係性が不安定でバランスを崩す大人は大変多いものです

(摂食障害や偏食、うつ病、生活習慣病、肥満など)

それほどまでに根深く残るのですから、ぜひ気をつけて見守っていきたいです


3.どんなに泣き叫んでも、平常心


子供の感情に飲み込まれず、引っ張られないようにすることはとても大事です


共感したり理解を示すことはもちろん大事なことですが、ここで言う「引っ張られない」とは、お試し行動など子供のコントロールに支配されないように注意するということです


「泣いたらわがままが通る」「大きな声を出せば、諦めて聞き入れてくれる」という思考の癖がつくと、要求がエスカレートしていくので益々大変💦

結構、修正が短期間では難しくなってからご相談にいらっしゃる保護者様も多いです

また「私を泣き止ませてよ!」と言わんばかりに泣き続ける(「ふり」も多分にある😅)ときのケアを誤ると、自分で自分の感情をコントロールする力が育ちにくくなります


泣くことが悪いのではありません

「私の感情は私のもの」

「泣くのも泣き止むのも私が決めること」

という意識をもたせることが大事なのです


誰かに自分をどうにかしてもらえるものではないということを少しずつ伝えていけるといいです

いきなり行うと突き離されたように感じさせてしまうので、少しずつです


安心感を与えることと、わがままに流されることは、似て非なるものですね


初めは補助輪をつけて、次第にひとりでも漕ぎ出せるようにお互いの信頼関係を育んでいきながらその子の発達段階に合わせてケアしましょう


「穏やかだけど、譲らない」って大事です


発達サポート型家庭教師では、お子さんの現在の状況を客観的に捉え、どんな関わり方・伝え方をすると日常生活での困り事が解決されていくか、健やかな成長を促せるかということを一緒に考えてお伝えしています


お問い合わせ・初回面談のお申し込みはこちらのDMまたはterakoya.warabeyoga@gmail.comまでよろしくお願いいたします◎


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