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他者目線になりすぎない"いい塩梅"を見つけるために

どうも。藁科侑希(わらしなゆうき)です。
普段は大学教員やスポーツ現場でコーチやトレーナーをしております。
今日が364日目のnote投稿です。

ふと、これまでのnoteを見返していたり、▼のようなコメントをいただいたりして、自分の意見として結構偏っていたかもなと思っています。

というのも、これまで結構な頻度で、「相手の立場に立って」とか「目の前の人がどう感じるかから考える」のようなことを書いていて。
この観点は私も軸としている重要な考え方で、とても大切にしていることではあります。

しかし、果たしてそれが全てかというと、違うよな、ということを最近では思うようになってきています。

そのような考え方が出てきたのが、こちらの記事▼

今日はそんな、相手のことだけを考えないで、「自分が大切にしたいことを大切にできるように、うまくフィルターや"膜"を作っておくといいですよね」というお話。

●想いを盾にして「やりがい」をあてがわれているのではないか

こちらは以前の記事の冒頭部分で記載したフレーズです。

個人的に、noteを読んでくださった中で具体的にフィードバックをおおくいただいた部分でもあります。
要するに、「自己犠牲は当たり前だ」ということを正当化されていないですか、という投げかけですね。

言わずもがな、人は自分があって、相手がある存在なのだと思います。
※哲学的にいえば、自分ではない他者がいるから、自分という個がある、ということを反論されそうですが、今回はそういった観点ではなく。

自分の心と身体を大切にして、その心の余裕のある状態のほんの一部でいいから、相手に向けてみる。
それが、相手にとってとても有益であることが望ましい。
こういった考えでいられるといいのかもしれないな、と思っています。

相手のことを大切にすることや、尽くすことが決して悪いことではないし、自身でもとても重要視しているですが。
立ち返ってみて、まずは「自分が大切にしていることを大切にできているか」を念頭に考え始めることができることがいいのではないか、と感じます。

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●自分の快と不快の感じ方を見つめてみる

次のステップとして、何が自分に対して感情を動かすものなのかなと考える、ということは大切なのかもしれません。
もっと根本的にいえば、何を"快"と感じて、何を不快と感じるか、ですね。

これはアンガーマネジメントの思考法や整理するための方策の中にもあるように。

そもそもその人ごとで価値観や経験、環境などが異なるために、全く一緒の感じ方はしません。
一般的にはこうだよね、というものでも、そのひとごとで捉えられ方というのは千差万別です。

そのために、自分なりにいいと思ったことを、「相手にとってもいいだろう」と勘違いをして、発言をしたりアプローチをしてしまう例がある。
となると、自分は親切心やいいことをしたつもりなのになんで。と憤慨する結果になってしまうかもしれませんね。

こうならないためにも、まずは自分が"快"と感じることは何か、そして"不快"や怒りを感じる境界はどこかを認識する必要があるのだと思います。

詳しくはこの記事▲と関連書籍の中に記載してあります。おすすめ。

こうした認識をしているだけで、自分と相手は違う人、異なる考えを持っていて当たり前、という切り分け方ができると同時に、自分の心の整理や捉え方の準備ができるのかもしれません。

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●自分の「色眼鏡」を共有しておく

最後に。
じゃあどうすればいいのか、という自分なりの答えについて考えたことを記します。

それは、「自分の色眼鏡」をあらかじめ周りに伝えておく、ということです。
冒頭の茶鏡さんのツイートがまさにそうです。

私個人として、とてもいいアプローチだと思いましたし、こうした「自分はこういった考え方をしています」ということを相手に伝えておくことで、自分のフィルターがどういったものかを伝えることができる。
そして、自分の心や考えを大切にしながら、相手にとっても自分を大切にしてもらう余白を作ることができる。

こうしたことから、「自分をどれだけ開示できるか」という部分もとても大切なことなのだと思っています。

なんであの人はこんなこともわかってくれないのか。
絶対にこれがあっているのに、なんで賛同してくれないのか。
みんな見ているなら、なんでいいねや反応をしてくれないんだ。

こうした考えが出てきたら、まずは自分の色眼鏡がどういったものかを把握する。
そして、それを言葉にしてみて、相手に伝えられるのであれば伝えてみる。
すると、どこかでお互いの色眼鏡同士がすれ違っている部分があるのだと思います。

もしそこから関係性を深めたいのであれば、その色眼鏡やフィルターというものを、ひとつひとつ丁寧に紐解いていく。
すると、自分にも相手にも『いい距離感』や『いい塩梅』がわかってくるのだと思います。

全ての人に好かれることはできませんし、自分の周りにいる人全員と必ず親友のようになる必要はありません。
まずは自分の心を大切に、そして自分が自分を大切にしてくれる人と、いい距離感と塩梅で付き合っていけるよう、少しずつ自分を見せていけるのがいいのだと思っています。

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今日はここまで。364日目おわり。
最後までお読みいただきありがとうございました!

それではまた明日。

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【保有資格】
 博士(スポーツ医学 筑波大学)
 日本スポーツ協会公認バドミントンコーチ3
 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
 日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツコーチ
 日本障がい者スポーツ協会公認中級障がい者スポーツ指導員
 日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツトレーナー
 NSCA認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト
 NSCA認定パーソナルトレーナー
 高等学校教諭専修免許(保健体育科 茨城県)
 中学校教諭専修免許(保健体育科 茨城県)
 赤十字救急法救急員

【現在の大学担当授業】於:東京経済大学・千葉大学・東洋大学
 <体育実技>
  ●バドミントン ●卓球 ●バレーボール ●トレーニング理論実習 ●フィットネス
 <ワークショップ科目>
  ●テーピング・マッサージ実習 ●スポーツ医学理論実践
 <講義科目>
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