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23.02.11 ワラさんのメモ帳(横浜キヤノンイーグルスについて考えていることの巻)

ラグビーはリーグワンが本格化する時期になってきた。トップリーグ(の雰囲気も好きではあるけれど)から徐々にではあるが、「プロ」へと歩を進めている印象を抱いている。前のシーズン、そして昨年12月から開幕した今シーズンの序盤戦を観ていった結果、僕は横浜キヤノンイーグルス、三菱重工相模原ダイナボアーズ、清水建設江東ブルーシャークスの3チームを定点観測していこうと思うようになった。

3チームともそれぞれ特徴がある。
まずは横浜キヤノンイーグルス。こちらは僕が住んでいる横浜市をホストとするチームだ。かつては企業内の小さなクラブだったのが、ここ10年で一気に強化を開始。他チームから移籍してきた代表経験者を取りそろえ続ける様は、まさに「ビッグクラブの一歩手前」と評せば良いだろうか。
そんなイーグルスなので、昔は好きではなかった。育成というよりも、毎年大型補強を繰り返して強くなる。弱いチームには力を見せつけて勝つけれど、格式ある強いチームにはコテンパンにやられる。こういう見せかけの強さに、僕はいけ好かなさを感じていた。ホスピタリティもチームの風土に比例してか、質も低く、冷たい印象は否めなかった。


そんなイーグルスの印象が変わったと思ったのが、昨年4月に日産スタジアムで開催された対パナソニック ワイルドナイツ戦だった。大きなスタジアムだけれど、どういう運営をするのだろう? という興味で足を運んだのだが、キッチンカーや売店、展示ブースも充実。そう、楽しく試合を見ることができたのだ。特に、トップリーグやリーグワン前半戦の頃とは異なり、ボランティアの方々のサポートが手厚くなっていたのには驚いた。「誰がイーグルスの現場を支えるのか?」という部分で、担い手が大きく変化していた。そして、スタジアムの雰囲気も変わっていた。プレーの面でもイーグルスは強豪に対し、必死に食らいつく姿勢を見せ続けていた。結果には結びつかなかったが、それは今までのものとは全く異なるものだった。

デクラークの活躍も楽しみですね

見せかけの強さから、ブレない芯のある本当の強さへ。横浜キヤノンイーグルスは、地道なプロセスを一歩ずつ進みながら、変わろうとしている。そう、こういう「目立たないけれど、徐々に良くなる(良くする)」様子を追いかけるのが、リーグワンの楽しみの一つである。おっと、今日は長く書きすぎたので、他の2チームに関してはまた後日……

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