ぎょすこ

着物と和裁大好き。 CADソフトで作った和裁用の型紙をnoteで配布して備忘録にまとめ…

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着物と和裁大好き。 CADソフトで作った和裁用の型紙をnoteで配布して備忘録にまとめています。 種類ごとに、作り方のマガジンも。 ※配布している型紙は、素人が作成しています。型紙の加工再配布OK、そのまま販売NG。 仕立て直し不要な方向け

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浴衣(女性用標準サイズ)型紙&無料配布

標準浴衣型紙 和裁から考えた標準サイズの浴衣型紙を作ると,上のような画像になります。 本来衽などは緩やかな曲線ですがそれは省いています。 この画像は内揚げを考慮に入れずに衽を描いています。 ダウンロードはこちらから。 浴衣(女性用)標準サイズ表浴衣を作る上で必要になるサイズを,下の表に示します。 対応身長は,158から165ほどです。 作り方やふくよかサイズ&高身長サイズの型紙などは次回に回しますが,標準では図2のサイズで浴衣を縫っています。型紙には,あらかじめ2mm

    • 箪笥にしまってた袷の羽織を出してきた

      • 多忙で記事を書いたりしていませんでしたが、近いうちに袷の羽織について考察していこうと思います。

        • 和裁:110cm幅の生地で作る半無双袖&もっとたっぷりサイズの長襦袢を作る

          前回の続きです。大きすぎにならないように考えながら型紙を作ってみました。 過去に作った型紙はこちらから。 寸法とたて衿について 私が以前に作ったふくよかサイズの寸法表は、以下になります。 ヒップが110以上の方向けなのですが、たて衿幅が14㎝もあるので、流石に大きいかもしれません。その場合、身頃と袖だけを先に裁断して、たて衿は後から幅を決めるのが正解かもしれません。(衿は一番最後) 長襦袢に適している生地はよくわからないので書けませんが、適度に薄くてスベスベしている、

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        • 和裁:110cm幅の生地で作る半無双袖&もっとたっぷりサイズの長襦袢を作る

        マガジン

        • 長襦袢の型紙
          6本
        • 道中着の型紙を作る&配布
          7本
        • 二部式長襦袢の作り方
          4本
        • 単衣の羽織の作り方
          4本
        • 初詣の着物を作る 二部式長襦袢を作ろう
          7本
        • 羽織の型紙
          4本

        記事

          和裁:道中着 トールサイズ&トールふくよかサイズ型紙&無料配布

          単衣の道中着は、羽織が作れると簡単に作ることが出来ます。 作り方は下のマガジンから。 道中着トール&トールふくよか型紙 背中心の衿幅6㎝から裾に向かって広がるように衿を作りました。ふくよかサイズはたて衿が無い分、衿を18㎝まで広げています。衿を作る際には1枚ではなく、2枚の衿を縫い合わせて作ります 衿はキセ山を内側に持っていくので、キセ分を2㎜更に足しています。 (すべての型紙にキセ分を入れています) 道中着寸法&型紙ダウンロード 寸法は、こちらを参照してくださ

          和裁:道中着 トールサイズ&トールふくよかサイズ型紙&無料配布

          和裁用型紙の印刷方法等について

          今まで何も説明していなかったので、このPDFファイルをどうしたらいいのかわからなかった方がいらっしゃるかもしれません。 そのための補足記事です。 印刷する 例として、下の生地の袖をダウンロードします。 図1は画像ですが、【ダウンロード】をクリックすると、PDFファイルがダウンロードされ、そのまま保存される、もしくはブラウザに表示されると思います。 私はAdobe Acrobat とGoogle chromeを使用しています。 ブラウザやソフトによって表示される画像に

          和裁用型紙の印刷方法等について

          和裁:110cm幅の生地で作る半無双袖&もっとたっぷりサイズの長襦袢の型紙を考える

          ふくよかサイズは、二部式だととても着用しやすいのですが、やはり対丈タイプの長襦袢を着せたい!!と思い、型紙を考えてみました。 普通の生地で作るので、無双袖だと重すぎる可能性もあるため、半無双袖にチャレンジしていこうと思います。 寸法から考える 私が以前に作ったふくよかサイズの寸法表は、以下になります。 ヒップが110くらいまでの人はこれで入ると思いますが、それ以上となると多分前が開いてしまって着ることが出来ない可能性があります。 長襦袢生地にこだわらず、110cm幅生地

          和裁:110cm幅の生地で作る半無双袖&もっとたっぷりサイズの長襦袢の型紙を考える

          和裁:道中着 ふくよかサイズ型紙&無料配布

          道中着の試作が終わったので、改めて型紙の記事を書きます。 作り方は下のマガジンから。 道中着ふくよかサイズ型紙 背中心の衿幅6㎝から裾に向かって広がるように衿を作りました。ふくよかサイズは、衿を18㎝まで広げています。衿を作る際には1枚ではなく、2枚の衿を縫い合わせて作ります。 衿はキセ山を内側に持っていくので、キセ分を2㎜更に足しています。 (すべての型紙にキセ分を入れています) 道中着寸法&型紙ダウンロード 寸法は、こちらを参照してください。 袖の丸みは半

          和裁:道中着 ふくよかサイズ型紙&無料配布

          和裁:道中着 標準サイズ型紙&無料配布

          まだまだ寒いので、着物の上にコートを着たい。 自分で作った着物は、ぴったり自分サイズだと着心地がとてもいいです。 道中着の試作が終わったので、改めて型紙の記事を書きます。 作り方は下のマガジンから。 道中着標準サイズ型紙 広衿ではなく、背中心の衿幅6㎝から裾に向かって15㎝まで広がるように作りました。1枚ではなく、2枚の衿を縫い合わせて作ります。 衿はキセ山を内側に持っていくので、キセ分を2㎜更に足しています。 (すべての型紙にキセ分を入れています) 道中着寸法

          和裁:道中着 標準サイズ型紙&無料配布

          和裁:道中着を作る ④実際に作っていく&手順

          実際に自身の道中着を試作した結果、型紙から作ることが出来たので、記録として残していきます。衿は6~15㎝に増やしていくので、どうしても縫い合わせることが必要になりました。衿の型紙には特に問題はなさそうなのですが、縫い合わせることによって決めた幅をキープできない問題があるので、もう少し幅を足してから再アップする予定です。 それでも良ければ。 用意するもの 生地:110cm×4m(または羽尺反物、一反) 裏生地または八掛:並幅(36cm強)×2m弱 さらし:40cm×10㎝

          和裁:道中着を作る ④実際に作っていく&手順

          道中着ですが、衿に無理な部分が出たので型紙を修正します。

          道中着ですが、衿に無理な部分が出たので型紙を修正します。

          和裁:道中着を作る ③ふくよかサイズを製図する&型紙配布

          マガジン作りました。 ふくよかサイズを製図して、生地の裁ち方を考えます。 ふくよかサイズの寸法 衿幅についてですが、通常の15㎝から18㎝まで増やしています。 たて衿がない代わりに衿が衽の役目をしていると思うので、身頃以外でも足りる分まで衿を足そうと思います。 製図 製図して出来た型紙がこちら。 それぞれに合ったサイズで作っていないので、裄が足りない場合は型紙に肩山から身八口までそれぞれ1㎝足すだけで補正できます。袖は標準サイズと共通です。 衿は標準サイズよりも

          和裁:道中着を作る ③ふくよかサイズを製図する&型紙配布

          和裁:道中着を作る ②積もる

          前回作った道中着の型紙から用尺を積もっていきます。 用尺を確認する 布に合わせて生地の取り方を考える 和裁と同じ要領で作っていきたいので、生地は直線に裁断したいと思います。 標準サイズは身頃の幅の最大が32cmなので、36cm~37cmの幅で生地を取ろうと考えましたが、袖幅が35cmだと37では少なすぎると思い、幅は38にします。 ふくよかサイズ以上になると、また幅が変わってきますが、標準サイズは最低4mあれば道中着が作れると予想できます。 次回はふくよかサイズ以上

          和裁:道中着を作る ②積もる

          和裁:道中着を作る ①型紙を作る

          はじめに 道中着を製図から作っていきます。ひとえの羽織を作ることが出来たので、道中着も同じように仕立てることが出来るだろう、という希望的観測です。 今回は、反物ではなく家にある110cm幅の縮緬のようなポリエステル生地で作っていくので、縫い代を気にせずに製図しています。 今回も手縫いミシンで作っていきますので、どうぞ宜しくお願いします。 1 寸法を考える 手持ちの和裁書と、箪笥の中にある道中着から標準寸法を割り出していきたいと思います。単位はセンチメートルです。 上記

          和裁:道中着を作る ①型紙を作る

          和裁:二部式長襦袢の作り方 ④裾除けの完成と腰ひもについて

          今回から全てのサイズにおいて縫い方はほぼ共通です。 私オリジナルの方法で縫っていきます。 1.1 たて衿をつける(裾除け) 4枚を縫い合わせる前に、たて衿をつけます。 先に、前身頃となる左右の生地の裾を折り消して5㎝ほど縫います。 そして、半襦袢と同じように身頃を丸めて中表にしたたて衿の中に挟み込むようにして縫い合わせ、キセをかけてひっくり返します。 ひっくり返したら、身頃を希望の幅で縫い合わせます。私はすべて袋縫いにしてから2㎜キセをかけ、全体の裾を折り返して端にステ

          和裁:二部式長襦袢の作り方 ④裾除けの完成と腰ひもについて

          和裁:二部式長襦袢の作り方 ③半襦袢の完成まで

          今回から全てのサイズにおいて縫い方はほぼ共通です。 私オリジナルの方法で縫っていきます。 1.0 標準サイズのたて衿つけ (半襦袢) 標準サイズはたて衿をつける必要があるので、背縫いをする前に付けます。まず、裾を縫い線に合わせて三つ折りにして、数㎝ほど縫います。 そうしたら縦に細く畳むか丸めて、図1のように中表に折ってあるたて衿で挟むようにします。そして、たて衿下がりから裾まで縫います。そして下から1㎝くらいのところを図1のように端を残してたて衿だけ縫い合わせたら、2㎜で

          和裁:二部式長襦袢の作り方 ③半襦袢の完成まで