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どんな時に人は落ち込み、回復するか

本日は、どんな時に人は落ち込み、回復するか、というテーマでお話しします。


どんな時に落ち込むのでしょうか?
壮大なテーマですけど、いただいたお題にお答えしようかなと思います。

◾️落ち込む時

色々なことを言いますが、不運や不幸に遭ったとき、人は不幸に遭ったときに落ち込みます。

それがましてや連続性があるとやはり病的になる。ひとつの不幸だけだと何とかなるんだけど、不幸や不運が繰り返されること、積み重なることによって人は落ち込む。

そういうことがあります。不幸の連続のとき、こういう状況の時は落ち込む。病んでしまいますよね。

トラブルに対処できないとき、これもやはり落ち込む要因なんです。

例えば、僕は「新宿駅の迷子」と言ってますけど。

大人だと迷っても1、2本電車に乗り遅れるだけで済むけど、それが色々な意味、体質的な要素なのか、知識の問題なのか、能力の問題か、色々な要因があって、子どものように泣き崩れるしかない人たちもいるんです。

もちろん比喩ですよ、比喩としてね。

同じトラブルに遭っても解決できる人もいれば、ずっと引っ張ってしまって一日、半日を潰しちゃう人たちはいます。

こういう人たちは落ち込みやすいし、かつ、トラブルは連続することがあるので、重なってくると一つのトラブルをすぐ解決しなければいけないのに、切り替えが下手で引きずってるとよりダメージを食らってしまうというのがあります。

そして自分の不運に対する妬みです。

不運があったときに「相手はずるい」と思う。

この妬みというのも、自分を受け入れられない、自分の弱さを受け入れない、自分の運命を受け入れられない、だからこそ余計問題をややこしくしてしまうということもあります。

妬みというのはあまりにも生々しい感情なので、そのまま受け取ることが少ないです。

自分は妬んでいるんだと気付けることは少なくて、妬みというのは加工されます。

妬みは加工された結果、「自分がダメなんだ」と思うんです。

相手に向ける感情ではなくて、自分に向ける感情にどこかで加工される、変換されてしまう。

妬みというのは、自分がダメなんだ、自己肯定感が低いんだという形で、少しでも妬み、苦しい感情を他者に受け入れられやすくするんです。

自分はダメなんだということで、妬みの感情を隠す、隠蔽しようとするということが起きます。

でも妬みがあるが故に助けを求められない、とかね。

こういうのは結構連続性がありますね。

ここでちゃんと対処できないから、結果的に単発の不幸が連続性のように感じられてしまう。妬みがあるから聞けない、人に頼れないとか、そういうことがあって落ち込むという感じです。

医学的には生物・心理・社会モデルと言ったりします。

遺伝的な弱さ、心理葛藤の解決力、社会的な要因と言ったりしますけど、別の切り口、切り方をすれば、こういうことかなと思います。

最近こんなことをよく考えています。

◾️どうやって回復するのか

じゃあどうやって回復するのかということですが、精神科の治療は単純です。

治療は三本柱でやると。

薬物療法、薬によって脳を変えることでこのトラブルを減らす。

精神療法、人格を成長させること、自己成長に伴ってトラブル、不安や困難を乗り越える。

そして環境調整、つまりサポート体制を作ることで、自分の力でなく他者の力を借りることで、今の不安や困難を乗り越える。

という、この3つなんですけど、これを使うことで人は回復してきます。簡単に言うと、薬を使って、新宿駅の迷子問題で言ってしまえば、知恵が身に付くということです。

妬みに関して言うと、感情コントロールができるようになる。

妬みと共存できるというか、妬みに気付いてそこを受け入れる。

あるがままの自分を愛してあげる、許してあげる、あるがままの相手を愛する、妬むんじゃなくて相手を愛するということなのかなと思います。

でも無理なんだよ。人間は妬みますから。それはもっと原初的な本能レベルで、人は人のことを妬む、人のことを考えちゃう、ずるいと思ってしまう生き物です。

食欲をコントロールできないのと似ているのでなくならないんだけど、でもコントロールをできるだけするようにするということなのかなと思います。

妬みの対象を、「妬む」と言うと悪いんだけど、「憧れる」という形に切り替えるというのが大事で、憧れるとは何かというと、やはりメンターを作る、素晴らしいものは何か、人間以外の何かもっと良いものを考えるということなんです。

人間以上のというか、人間でもいいんですけど、神様は人間と似た形をしてるんですけど、何かそういうものを考えたり、憧れたり、そういうものに近づきたいと思うことで、現実の目の前の人間関係や妬みとかそういうものから離れて、そこを思うことで感情をコントロールしやすいという作法というか、そういうテクニックがあったりします。

アニメのキャラクターでもいいのかもしれないし、歴史上の人物でも何でもいいと言えば何でもいいんですけど、でも物語として深みがある方がいいので、歴史とかそういうことを学ぶのはいいんじゃないかなという風に思っています。

今回は、どんなときに人は落ち込み回復するのか、というテーマでお話ししました。

◾️本日の宿題

今日の宿題は、妬みですね。

妬みとは何か、加工された妬み、特に自分は自己否定と思っているけど、原初的には妬みなんじゃないか。

私はダメだと思ってるけどこれは本当は妬みなんじゃないか、あの人に憧れてすごいな、素敵だと思ってるけど、これは自分が妬みと思いたくないから自己否定に走ってるのか、何でもいいんですけど、その加工されたものを書いてもらうと面白いかなと思います。

妬みに気付きたくないから別のものを頑張る、倒錯とか、本当はそれが欲しいけれど、欲しくないと思うように自分を洗脳していく行為ですから、倒錯とは、なんじゃないかな、とか。

あとユーモアですよね。笑いに変えることで、ストレートに捉えるのではなく半分ずらして捉えることにするとか。そういう思いついたものを書いていただけると面白いかなと思います。

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