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【24】AIは電気羊の音楽を作るか?

こんにちは
AI、使ってますか?

最近は文章では「チャットGPT」「AIのべりすと」などが日本ではオープンソースとしてサービス開始して誰でも使えるようになってます。

アート分野では「novel AI」の話題を筆頭に、挙げることができないほど無数にサービスが増えています。結構スマホアプリが多いみたいですね。イラスト投稿サイトのpixivとかはもうAIイラストに占領され始めてる。

2023年に入ってから日々ありえないほどのスピードでAIの研究が進んでおり、AI黎明期が遂に始まったんだなと感じずにいられない。


そんな中、次にAIが作り始めるのは音楽ですね。
まぁ軽く調べてみたらシステム自体は既にいくらでもあるんですけどね。
でも、恐らくまだまだ稚拙だろうしまだまだ研究されてないこれからの分野だと思います。とりあえず道具だけ作ってそれを使う人がまだいないって感じです。

今日は要は未来の話です。AIが音楽を作り始めたらこうなるんじゃね?って話です。なので話半分で見てください。僕はミュージシャンでも何でもないただの一般大学生でしかないのだから。

さて、人間がAIに音楽を作らせ始めるとどうなるか。現在のアーティストの音楽文化が死ぬのかと言われれば「No」だと思います。何故なら有史以来音楽文化が死んだことはないので。じゃあAI作曲家が音楽文化にどのような変化をもたらすのか。例えば「いらすとや」の様な使われ方ですね。

これから10年程度はフリー音源としての活用が主流になると思います。作曲家に依頼せず、誰でも低コストで著作権もない音源を使用できるのは大きなメリットになるでしょうね。例えばYoutuberとかも他のクリエイターと被らない差別化された音源を誰もが使う時代になるんじゃないかな。いろんな企業もフリー音源として使う。娯楽ではなく仕事道具としての活用が主になるということです。でも、チャットAIやイラストAIほど一般的に使用されるツールになるまではならないと思います。僕も少し触ったチャットGPTは今でこそおもちゃに過ぎませんが、今後ドチャクソ実用的になって使われるようになりそう…。

じゃあ「アーティストの代替」になるのか。例えば「AI美空ひばり」みたいに。

正直、AI美空ひばりに関しては技術的にもまだまだですね。何というか無理やり電子作業を経て無理やり作った感。辛口ですが美空ひばり感も全然ない。
今後研究が進むかもしれないのでどうなるかは分からないですが、正直僕は「アーティストの代替にはならない」と思います。何故ならAI音楽に「あまり価値が付与されない」からです。AI美空ひばりはAI美空ひばりであり、美空ひばりではない。AIで故人の声を再現しようがそれはAI美空ひばりであって美空ひばりではない。人々はそこに価値を感じない。少なくとも僕は感じない。他にも僕はAIイラストにも価値を感じないんですよ。何も感動しない。何なら不快感すらある。これはもう物凄く主観的ですが結局は本物の人間が好きなんですよ。この人が描いたからこの人が歌っているから価値がある。僕は芸術とAIって正直相入れないものなんだなと思っちゃいます。もちろん、「AI凄い!感心する」「AIイラスト上手いし良いじゃん」という人も既にいるのでこれはもう思想の違いとしか言えないです。

それこそ、このブログタイトルの元ネタのSF小説である「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」の通りです。作中で生きた動物を飼うことに価値を感じ、マーサー教というアンドロイドにはない「共感」を司り固執する宗教が登場します。今こそこの小説を読むべきなんじゃないかな。

僕は生きた人間が生み出す生きた音楽にこそ人々は価値を感じると思う。
AIにはニ次的情報がないですからね。作者の熱意であったり意図というものが。
だからこそ、アーティストとしての音楽文化は廃れないと思います。ただし、仕事が減る可能性は否定できないかも。Spotifyとかのサブスク文化というゲームブレイカーによって音楽が無料に近い価値で恐ろしい程のスピードで消費されてる時代ですよ。だからと言ってアーティストに金が入る訳でもない。サブスク一曲聴くよりカラオケで一曲歌ったほうがアーティストの金になるらしいですよ。個人的にサブスク考えた人は地獄に落ちるんじゃないかな。

良い時代になったとは思う。

何でも無料で体験できて好きな物を選べる時代だからこそ、一周回ってLIVE文化に重きが置かれるかもしれないですね。サブスクでアーティストの音楽を買って楽しむことに価値が減ったからこそ、好きなアーティストにお金を使うLIVE文化の見直しが必要になってる。Blu-rayやCDなんてもう既にコレクションアイテム化してますからね。色んな特典でもつけないと売れない。例えば、ゲスの極み乙女。が歌詞ブックレット入れてバームクーヘン売ったの川谷絵音天才かよって思いましたね。

あと、これはサカナクションの山口一郎さんが言ってたんですが、なんならアーティストLIVE映像のサブスクリプションサービスみたいなのもまだまだ先は長いみたいですが、いずれは生まれるかもしれないですよね。


話が脱線してきたので戻すと、AI音楽の著作権問題ですよね。アーティストがAIを取り入れて音楽作って発表した場合とかはかなり議論されるんじゃないですかね。既にAIと人間の二人で書いた小説を販売したのが話題になった気がするけど思い出せない。教えて欲しい。とにかく法整備や権利問題はまだ先にはなりそうですがいずれは答えを出さないといけない問題なんだろうなぁ。

AIにしか作れない音楽ってのも生まれるんでしょうね。人間の発想にはない音楽。それが良い音楽だと評価されるのかと言われると実際に作ってみないと分からないですが、「ボカロ」みたいに新たなジャンルの確立もなくはないですね。ボカロPならぬAI(えーあい)Pも出てくるかも。とはいえ、まずは既存のアーティストっぽい曲みたいなのが真っ先に作られるでしょうね。その曲はエンタメとして消費はされるでしょうが、その曲に価値を感じるかと言われればそうじゃないのは明白だと思いませんか?


なので、AI音楽の台頭によって、アーティストの作る音楽に価値を感じられる時代になれば良いなと思ってます。これからAI音楽の活用先になるであろう日常音をAIに任せずにアーティストを起用したほうが僕は面白いなと思う。例えば家電の音とか。ちょっと違いますがTANITAがコラボとしてゲームのキャラクターの声がする家電とか出してるの凄く面白いなと思います。ドラマやアニメのタイアップだけじゃなくて他の企業もこういう目を向けて欲しいなと思いますよね。

AIが「ツール」ではなく「流行りのおもちゃ」のうちはどうしても稚拙なものになりがちなところはあるのかなぁとどうしても思いますよ。
まぁそれでもAIくんとは仲良くしていきたいですね。

僕もまだまだ勉強中なので色々教えて欲しいです。
普段は言わないんですけどこの記事に関しては指摘とか感想欲しいかも。


おわり

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