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双子育児中、私を支えてくれたことば(乳幼児編)

我が家には5歳の男女の双子がいます。2012年生まれで私は母年齢5歳です。今子どもたちと一緒に歩いていて双子と気づかれる確率は10%あるかないか。性別も外見も性格も全く似ていない姉弟を同時に育てている。そんな感じです。

Twitterで#子連れ中されて嬉しかったこと。を見ていて、そういえば子どもたちが小さい頃いろんな言葉をかけられたけど、特に思い出に残っている言葉を思い出しました。

0歳(誕生編)

「おぎ家の人口を2倍にした功労者」by:夫と仕事をしていたおじさま
双子を出産した時、たくさんのおめでとうの言葉を頂いて、「双子ちゃんだから喜びも2倍でしょ」的なことはたくさん言われたけど、当時の私にはなんの余裕もなく、睡眠時間もなく、ただただ小さい双子達と自分、毎日生きていくことに精一杯。今思えば人生で最も動物的な期間だったんじゃないかと思うぐらい不安定で必死な日々。そんな時、この「功労者」って言葉がすごい嬉しくて。いつも私は功労者。私は功労者。って自分に言い聞かせていました。双子を出産したって事象に対してよりも、色んな場面で自画自賛する時に脳内使用させていただいてます。

1歳(2足歩行はじめました)

「私たち幸せね」by:偶然出会った近所の双子@小学6年生のお母さん
双子が1歳を過ぎ、2足歩行できるようになり、自我の芽生えと興味の赴くまま人生を歩みだした頃、私は子どもたちの日々の成長についていけず、相変わらずの睡眠不足で疲れていて。。。結構な暗黒期を過ごしていたのですが、ベビーカーに双子を乗せて買い物に行った帰り道、
「もしかして男女の双子ちゃん?」と声をかけられて振り返ると、「私も双子の母なのよ〜。もう小6だけど」とのこと。

話していると、旦那さんの仕事の都合で海外で双子を出産・育児されていた、という先輩双子ママ。こんなに壮絶な双子育児を異国の地で、知り合いもいない状態だなんて尊敬です。と話をしていたら、「海外だったから逆に育てやすかったのかも。双子を連れていると道行く人が『双子ちゃんのママ、幸せね〜』って声をかけてくれたの。それがとってもありがたかった。日本だと「大変ね〜」ってよく言われるでしょ?でも「幸せね〜」って言われたからやってこれた。「私達、幸せね〜」って言われたのです。

その時の私の衝撃や、、、双子ベビーカー押してると「大変ね〜」ってよく言われるんです。だから、「私達、幸せね〜」はなんかもう新鮮で。なんというパワーワード。しかも先輩双子ママに言われると「幸せなんだな〜」としみじみ思って。
それ以来、母1人vs双子2人で数的不利な双子育児中、「幸せね〜」と心の中で唱えていました。

いつかのCMじゃないけど、「大変ね」って言われると「大変だな」って思うし、「幸せね」って言われると「幸せなんだな」って思えたので、言葉を発した人の属性や受けてのタイミングもあるけど、言葉は大事だな〜。と思った出来事でした。

2歳(左右に手をつなぎ歩くころ)

2歳になりヨチヨチよりしっかり歩けるようになった頃、、私が真ん中で、右手に双子1,左手に双子2と両手に手をつないで歩くようになりました。右左に引っ張られつつ、広がりすぎないように、歩行者の邪魔になっていないか、後ろから自転車が来ないか、と結構気を張り巡らせるので、お散歩も楽じゃない。そんな日々の中で

「今が黄金時代ね」by:買い物帰りのかわいいおばあちゃん
と声をかけられました。全くもって黄金時代の認識のない私としては、今結構な絶望期です・・・。毎日「ママいや×2倍」でママだっていや状態。
これが黄金時代なのでしょうか。と思っていたけれど、双子が5歳になって思うのは、2歳のあの頃、彼・彼女たちはきっと可愛かった。(のだろう...たぶん。ほんと記憶ない。)ということ。今になって黄金時代の意味がわかったような気がします。

振り返れば、きっと今も黄金時代。と言い聞かせて、明日はあんまり怒らずに穏やかに暮らせますように。

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