綿りさ

1000字程度に込める私の◯◯

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最近の記事

知的障害の実母から、出産直後にかけられた言葉が予想外だった

私は2022年の初夏に第一子を出産した。 以前の記事でも言及したが、高齢出産ということもあって私はちっともハッピーなマタニティライフを送れなかった。 望んだ妊娠だったが、新しい命をみごもった幸せよりは不安の方が大きかったし、その不安の1番大きな要素は“遺伝”で、この不安がいつも私の頭をよぎっていた。 私の実母は知的障害かつ耳が不自由だ。 調べても調べても正確な“確率”なんて知ることができなかったし、おそらくマタニティブルーと相まったこの不安定な気持ちをかかりつけの産婦

    • 娘がお友達をつき飛ばす。こんな時どうしたらいいのか私の中に確固たる正解は見当たらない

      私には1歳8ヶ月になる娘がいる。 とても活発で、ひとめ目を離したらどこかに行ってしまいそうなほど元気もりもりだ。 そんな娘は日に日に我が強くなり、 お友達が遊んでるおもちゃを欲しがって無理矢理奪ってみたり、 お友達がおもちゃを貸して欲しそうにしていてもほとんど貸さない。 この頃の子どもには良くあることで、発達の段階としてはごく一般的な通過点らしいが、 それにしても、まぁ強いのだ。意地悪なジャイアンみたいだ。 さらにここ最近は、自分のパーソナルスペースがあるらしく、そのス

      • 遠方に住む母。母とはコミュニケーションが取りたくても取れない。

        私の母は、耳が不自由だ。 だから、会話しようと思っても一筋縄にはいかない。電話での会話は「え?」「なに?」「ん?」「-(無言)」ばっかりでなかなか難しい。 私の故郷は東北の片田舎、私は大学進学とともに田舎を出て、それからずっと関東に住んでるので、かれこれ実家を出て20年が経つ。 田舎の父は75歳、母は71歳。だいぶ高齢になって来た。 両親共にアナログな人間なので、便利な昨今のデジタル化にはついていけていない。 私の父はかろうじてスマホを所有しているので、孫が生まれたのを

        • 初めての出産。「里帰り?」と聞かれるたびに帰る巣のない自分が浮き彫りになった

          2022年の初夏、初めての出産をした。 入院中は6月にも関わらず私が住む南関東はとても暑い日が続いた1週間だった。 高齢出産と言われる年齢での初めての妊娠で、子どもを身籠った喜びよりも不安の方が大きかった妊娠期間、私はちっともハッピーな妊婦ではなかった。 世の中のハッピーな妊婦たちは皆、 マタニティマークをバッグに付けるのを喜んだり、 世界一幸せな洗濯と言いながらこれから生まれる子どもの為に用意した肌着に水通ししていた。 望んだ子どもだったが、確実に生まれるその時が来

        知的障害の実母から、出産直後にかけられた言葉が予想外だった

        • 娘がお友達をつき飛ばす。こんな時どうしたらいいのか私の中に確固たる正解は見当たらない

        • 遠方に住む母。母とはコミュニケーションが取りたくても取れない。

        • 初めての出産。「里帰り?」と聞かれるたびに帰る巣のない自分が浮き彫りになった

          雪は窮屈。本当は引きこもりたいけど、あの日の自分を満たしてあげたいから私は雪でも外に出る。

          昨日から私が住む関東にも雪が降り、あたり一面真っ白になった。この辺も2.3cmほどの積雪があったが、東京で1cm以上の積雪が観測されたのは実に2年ぶりらしい。 雪の生活に慣れていない関東の人々は、この雪をどう感じているのだろうか。 SNSでは、「雪が嬉しくて積もる雪で家族みんなで雪だるまを作った」なんていうのを目にしたのだが…。 私はというと、雪には一瞬たりとも触れたいとは思わない。 東北出身の私だが、雪が大の苦手だ。 私の生まれ故郷は東北の日本海側、豪雪地帯。 毎年

          雪は窮屈。本当は引きこもりたいけど、あの日の自分を満たしてあげたいから私は雪でも外に出る。