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【悲報】K-POPブームに終焉か。〜HYBEの決算資料からK-POPの未来を覗く〜

K-POPアーティストのマネジメントを手がけるHYBE(ハイブ)がついに!2/26日、まちに待った決算発表があった!HYBEは韓国最大のアイドル事務所。あのBTSをライセンスを持つ会社だ。

「営業利益は前年比24.9%増の2958億ウォン(約334億円)と過去最高を更新!」

さすがの一言だ。
これだけ売り上げが上がってれば株価もかなり上がってるはず!

HYBE株価

…。
なんと・・決算発表後株価は27日午前の取引で一時7.4%下落した。

大手メディアのBloombergはこう見解を出している。

KPOP人気に暗雲。BTSのハイブ、決算低調で株価急落。
KPOPアーティストのマネジメントを手掛けるHYBEの株価ぎ27日の韓国市場で大きく下落。アルバムの売り上げ予想を下回り、同社が失速しているのではないかとの懸念から取引時間中としてここ3ヶ月で最大の値下げとなった。

Bloomberg 

本当にアルバムが悪いのだろうか。
「巷ではKPOPブームの終焉か」とも囁かれている。
本当にそうなのだろうか。
なぜ営業利益はあがっているのに株価が下落したのだろうか。
一緒にはHYBE、そしてKPOPの今後について分析しよう。


【2023年・HYBEアーティストの活躍】

2023年は SEVENTEEN(セブンティーン)、NewJeans(ニュージーンズ)を始め、HYBEのアーティストの活躍が目立った!NewJeansはAppleの広告に大抜擢!SEVENTEEN(セブンティーン)はアルバム売り上げでダントツトップなった!今のK-pop界を牽引しているのはSEVENTEENと言って過言でないだろう。

次はアルバムセールス数を見てみよう。表の左はHYBEの韓国アーティストの年間アルバム売り上げ数、表の右は全K-POKアーティストのアルバム売り上げランキングだ。

HYBE決算資料より

HYBEアーティストの22年の計2220万枚から昨年は4360万枚と2倍近くに増加している!
右の表の黄色はHYBEアーティストを示している。驚くべきはHYBEアーティストのランクイン数・・ほどんどHYBEアーティストじゃないか!

韓国のCDセールス集計サイト、サークルチャートによると、HYBE所属アーティストのアルバム販売枚数はSEVENTEEN(セブンティーン)が1594万枚(1位)、TOMORROW X TOGETHER(TXT、トゥモロー・バイ・トゥギャザー)が651万枚(3位)、NewJeans(ニュージーンズ)が426万枚(5位)、ENHYPEN(エンハイプン)が388万枚(6位)、BTSのJUNG KOOK(ジョングク)が271万枚(12位)、BTSのV(ブイ)が225万枚(13位)などだった。
 メンバー全員が兵役中のBTSは、グループ活動を行わなかったにもかかわらずJUNG KOOKとJIMIN(ジミン)が米ビルボードのメインシングルチャート「ホット100」で1位を獲得した。

アルバム数で競っても少し時代遅れだから次はストリーミング数を見てみよう。
左は全HYVEアーティストのストリーミング数、右はSpotifyにおけるHYBE以外も含めた全K-POPアーティストの毎秒ごとに割合だ。

HYBE決算資料より

HYBEはアメリカのラップ、POPミュージックの子会社も持っているので左のグラフは少し見にくい・・。
ストリーミングの収益だけで2億2000万円ほどだ。桁が多くて想像できない笑

コンサート市場が回復し、公演の売り上げも3591億ウォンと39.1%増加、コンサートを開催したアーティストの数は22年の4組から昨年は7組に、公演回数は計78回から125回に大きく増加している。

HYBE決算資料より

【売上分析】

本業のもうけを示す営業利益は前年比24.9%増の2958億ウォン(約334億円)と過去最高を更新した。売上高は22.6%増の2兆1781億ウォン。アルバム・音源の売り上げはK―POP市場の好況を受けて75.8%増の9705億ウォンを記録した。

HYBE決算資料より筆者作成

見てわかるように純利益は安定していない。
それもそのはず。
HYBEはたくさんの企業を買収しているから時々赤字も垂れ流している。
ただ前年と比べて営業利益は上昇していることが分かるはずだ。

【これからのK-pop】
最後に将来性について話したい。
まずはこれを見てほしい。

HYBE決算資料より

HYBEはアイドルで世界に手をかけた企業であるが、POPジャンルにも参加しようとアメリカの企業を買収した。多角化を進めている。
表を見ればいかにHYBEが様々な国に進出しているのか分かる。

【K-POPの未来】
最後は感想だが、HYBEの今後の売り上げ上昇も明るく期待していいだろう。
HYBEは会社としてリスクを最小限にするためさらなる多角化を進めていくと考えられる。さらにHYBEは音楽業界だけでなくゲーム関連の子会社も持っている。
(ちなみにHYBEでアーティスト含め働いている人は従業員は全員無料で食べれる食堂があるらしい・・働いてみたい・・😳)
この資料でわかったと思うがK-POPの人気も下がっていく見込みはなく、まだ成長していくと考えていいと思う。

今後のHYBE、そしてK-POPがどこまで成長していくのか第三者として楽しみながら期待したい!

それではまた次回の記事で〜👋


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