蛍と僕のヒミツ。

Watana Besta SOCIAL club

2021年8月22日 01:05

べすたです。

皆さん、紅茶のティーパックは1回で捨てますか？

1杯使い切り純情派と2杯目もいける倹約派と、もしかしたら3杯目もいっちゃう情熱派もいるかもしれませんね。

よかったら教えてください(本当に知りたいのか僕は自信がありません)

さて、

昨日は10周年原点回帰の弾き語りワンマンライブ「Soul Mate」の8回目でした！

今回もまた熱い声援をありがとうございました！

8回目ともなるとこれまでのソルメを振り替えったりしつつ、セットリストに悩む時間も段々増えてきつつ、反面リアルにイメージしながら曲を作れたり、色々な思いが生まれてくるものです。

ワタナベスタのサブテーマでもある【アコギ1本でも良い曲】。

僕が高校生ぐらいの時に、僕のrootsの一つである我らが北海道を代表するバンドGLAYのTAKUROさんが何かで言っていたのを聞いて以来ずっと僕の中でモットーにしている言葉です。

だからこそ原点回帰として”弾き語り”縛りにしたソウルメイト。

回を重ねる度に、もっと展開を〜とか、もっと音圧を〜とか、もっと色々なギミックを〜とか、オケとかサポートメンバーとかに頼ってしまいたくなる。

そんな気持ちをグググと堪えて、あくまでも自分の今弾いている楽器一つと声だけでやりきってみせると息巻いてるわけです。

声がかすれたりひっくり返ったり、フラットしたりシャープしたり、歌詞間違えたり(多すぎ)、コードミスったり、それはもう誤魔化しようもないぐらいにハッキリと伝わってしまうんだけども、

バンド時代からバンドサウンドの厚みや迫力や、サポートメンバーの素晴らしい演奏力とカバー力、作品にした時のテイクや補正、そしてファンの方々の優しい眼差し、そこに甘えてきた自分が確実にいたわけで、

そんな自分と決別するためにも、ちゃんと見てもらうためにも、必要だと感じたのです。

遅いくらいですけどね。
でも今日が人生で一番若い日なんです。

そもそも僕はこの”弾き語り”というスタイルの圧倒的な”生”感というか”Live”感が、観るのも歌うのも大好きなんですよね。

新曲「蛍」

ソルメの約束ごととして毎月発表している新曲。

8月の新曲はメロディーとテーマだけ元々出来ていたこの曲と決めていました。

皆さん、戦争について深く考えたことはありますか？

僕はあまり知らないことを自覚してました。

8月の日本には悲しい記憶があります。

今から80年前、1941年12月8日に日本海軍が真珠湾を奇襲し太平洋戦争が始まりました。

そして1945年8月6日に広島、8月9日には長崎で原爆が投下され、その後8月15日(又は9月2日)に終戦を迎えました。

今年は戦後76年目ということになります。

80年前って、2世代・3世代前には僕よりもずっと若い世代の人達が戦地に出向いていたり、飛び交う砲弾に怯えて暗闇を過ごしたり、そんな時代を生きていたのかと思うと

長い歴史から見たらものすごく最近の話なのに、歴史の授業で学んだり有名な映画で見た程度の知識しかありませんでした。

もっと知りたい、知らなきゃ。
なぜかこのお盆にお墓参りへ行ったとき、そう思ったんです。

色々な方の手記やインタビュー記事、映像、作品などを通してその時代の人たちがどんなことを思って過ごしていたのかを自分なりに調べました。

そして「蛍」という曲ができました。

お盆の夜、おじいちゃんやおばあちゃんと庭先で蛍が光るのを待つ間、孫たちがそんな話を聞く。
そしてその話を子供や孫たちがまたその子供や孫たちに受け継いでいく。
そんな風景を思い描きながら書いた曲です。

今回は歌詞も公開しますので、

ぜひ、アーカイブを見ながら歌詞を読んでみてください。

蛍

黄昏に染み入る　名残る蝉時雨
蛍火を待つ夜　爪弾くものがたり　

夏陰に色づく　夕立に焦がれて
在りし日の背中を　かさねる月見草

群青の果てに　伸びゆく一筋の
まだ帰らぬ面影を　今も迎える鬼灯

夕凪の水面に　たゆたう花びら
蛍火を待つ夜　爪弾くものがたり　

悠遠の宙へ　いつの日か旅立つ
浮舟に身を委ねて　雲を分かつ天の川　

晩夏は儚世を　見送る涼風
妙なる可惜夜に　またたく空の花

日暮しも眠らう　泡沫の静寂に
蛍火を待つ夜　爪弾くものがたり

爪弾くものがたり

お盆が過ぎて、夏から一気に秋めくこの季節が僕は大好きです。

秘密

最後に僕の今までずっと隠してた秘密をお教えします↓↓

この顔をした時は間違えた時です…

では！

Watana Besta SOCIAL club

2021.8.20
Soul Mate#8 セットリスト

1. Reviver   ←#7の新曲
2. Dance in Blue   ←#2の新曲
3. 若者のすべて　←フジファブリックcover
4. 夜明けの街
5. なんとなく　←今回唯一CDにある曲
6. Walking Man Blues   ←ワタナベスタ初期の曲
7. 春の匂い　←#3の新曲
8. 蛍　←New!!
9. シグナル　←#4の新曲
10. 僕らのデュオローグ

En1. I wanna  ←#6の新曲
En2. なんでもない日　