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意識不明の母に会ってきた話


 皆さん、こんにちは。母を訪ねて3960円。木賃もくちんふくよし(芸名)です。
 無職のワタクシに田舎までの交通費3960円(往復)はキツいわ。

 さて。今月の頭に、ワタクシの母親が交通事故に遭いまして。


 お陰様で命は取り留めましたが、まだ意識が戻っておりません。
 んで、ようやく昨日、母と面会出来ました。

 モニタ越しですけれども。


 チューブに繋がれて、喉には人工呼吸器が繋がれていて、そりゃもう痛々しい姿でして。ええ。
 年齢を考えると、いつこーゆー事態があっても不思議ではないし、その覚悟はしてたつもりだったんですが、病気ではなく交通事故ってのがやり切れない気持ちになります。

 面会がようやく叶ったのは、いわゆるコ ロ ナの影響で、今までは危篤状態で集中治療室にいたからだと思ってたんですが、どうにか命を取り留めた今も面会謝絶で、医師の許可、予約、時間の制約付きのリモート面会。この機会を逃すとしばらく会えそうにない。どうにかようやく会うことが出来た。

 画面越しの母は、痛いのか苦しいのか、微かに眉間に皺を寄せ、時折まぶたを震わせたり、唇を動かしたりするだけで、自分の無力さを思い知らされます。
 ドラマじゃないので、声を掛けても目覚めたりはしません。
 声は聞こえているのか、音に反応してるだけなのか、少し反応があるような気もします。けれど、声を掛けていない時も同じような動きがあったりして、反応してる気がするのは、見たいものを見ようとしているだけなのかも知れません。

 看護師さんが母の体を揺すって起こしてくれようとしても、反応はありません。
 看護師さんの揺すり方が荒っぽい気がしてヒヤヒヤします。

 冷静に考えて、床擦れ防止のためにはもっと動かしていますから、揺すった程度じゃ何ともないのですが、それでも肝が冷える。

 目を覚まさない母に声を掛けるのですが、眉間に寄った皺を見てると、「うるさい、起こすな」と言ってるようにも見えます。
 少しでもゆっくり体を休めて、回復して目覚めようとしてるなら、邪魔してる気がしてしまう。
 でも、目を開けて欲しいとも願う。

 声を掛ける方がいいのか、寝かせてあげる方がいいのか、わからない。
 化粧もなく、そこらじゅうチューブに繋がれた姿を、女である母が見られたくはないのだろうな、とも思う。
 ドラマでも何でもない。母が目覚めることはなく、面会時間は終了した。

 どうしていいのか、どうすればよかったのかもわからない。そして、何も出来ない。

 ただ、苦しそうな表情は生きているって証拠でもある。
 帰路で伯母と、延命措置ってヤツについて少しだけ話した。

 もし、本人が苦しくてつらくて痛くてしんどくて、死んだ方がマシだったとしても、本人が楽になる事を望んでいたとしても、我々にそれを量り知る事は出来ない。
 逆に、どれほど生きたい、死にたくないと願っていても同じ事だ。

 だから、せめてどうしたいのかを教えてもらうためにも、回復を願うしかない。
 それが自分のエゴだったとしても。

 んで。暗い話はこの辺にしておいて。


 事故の詳しい状況はわからないのだが、法的に判断して、母は事故を起こされた側である。つまり、加害者がいる。
 加害者は事故後の処理を終えた後、一切の音沙汰がない。


 実に正しい。


 伯母は連絡がない事に少し憤りを感じていたが、ワタクシはそれでいいと思う。

 加害者を恨んでも、母の容態が良くなる訳ではない。
 謝ってもらっても、事故がなかった事にはならない。

 こーゆー事故はすべて、警察と保険屋に任せる方がいいのだ。
 怒りや情けってモノがあるなら、むしろそうすべきなのである。

 ここでワタクシが皆さんに忠告できる事があるとするなら、


 どんな軽い事故でも、
 情け容赦なく
 警察と保険屋に電話しろ。


 って事だ。
 加害者でも被害者でも同様だ。躊躇せずに電話しろ。
 口約束で済ませるな。
絶対にだ。
 事故直後は反省していても、2~3日すれば態度を豹変させる奴もいる。加害者なのに被害者ぶる奴だって出てくる始末だ。
 本人は反省していても、その周囲の人間が入れ知恵してきたり、しゃしゃり出てきたりする。被害者、加害者は関係ない。あなたは恐喝されるかも知れないし、自分が加害者でも、恐喝者になってしまう可能性はあるのだ。

 だから、このぐらいの軽い事故だから、、、なんて気持ちは一切捨てて、このぐらいの軽い事故だからこそ、警察と保険屋を呼ぶべきなのである。

 今回の事故で、ワタクシは相手に会ってないし、その顔も見ていない。
 こーゆーのは粛々と進めてくれる警察と保険屋に任せるべきなのである。



 (´・Д・)」 はい。てな訳で、この話もあんまり明るくならなかったので、無理矢理にオチに移行するとしよう。



 初体験したリモート面会ではあるが、まあ、要するに普通のビデオ通話と何ら変わりはしない。
 こっちの音声は向こうに聞こえるし、向こうの音声もこっちに聞こえる。

 聞こえるって言ってもピシューピシューって人工呼吸器の音だけなんですけどね。ええ。意識不明だし。

 ただ、このリモート面会って、やっぱり普通のビデオ通話と変わりないから、時折、一瞬とはいえ映像や音声が停止する瞬間がある。

 つまり、母親の呼吸音が、



 ピシュー、ピシュー、ピシュー、ピ


 (´°Д°)」 止まっ、、、!?




 (´・Д・)」 割と心臓に悪い。



 ※ この記事はすべて無料で読めますが、交通費がシャレになってないので投げ銭(¥200)を期待してます。
 なお、この先には人工呼吸器に関するロクでもない話が書かれてます。


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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。