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インド人はターバンを巻かない。


 皆さん、こんにちは。百式はオレンジ。木賃もくちんふくよし(芸名)です。
 さて。ここのところ、ちょっとだけ記事の売行きが良く、調子に乗ってたんですが、昨日の記事の売上が¥100で、


 (´・Д・)」 下がってんじゃん。


 しかし、実は一昨日とか、一昨々日の記事が1日遅れで売れたりしてて、この1週間ほどは平均¥400ぐらい売れてる感じです。ヒャッホゥ。
 これが続けば随分と暮らしが安定するのですが、これがなかなか難しい。

 何故かと言うのは、ワタクシ、20年以上自営業をやってたから明確にわかる。

 顧客は、減るしかないのだ。


 どれほど好きな店であっても、卒業・転勤・転職・引越・結婚・妊娠・出産などが絡めば、物理的に行けなくなるのである。
 そして、そんな機会は誰にでも普通に訪れる。
 いや、ネットにはほとんど関係ない話だろ、と言われそうだが、しばしお待ちいただきたい。
 要するに、何とか倒産しない程度の売上を確保しただけでは、前述のように顧客は減るしかないのだ。
 常に新規客を掴みに行かないと、そして掴んで行かないと、確実に先細りになる。

 そして、1000人の顧客がいて「10人が増減する」という環境なら影響は少ないが、ウチのnoteみたいに6~7人の顧客で何とかやっていけるか!? って状況で、1~2人減るのは死活問題。なおかつ、新規客が増える見込みは少ない。
 そんなモノなのである。

 では、先ほどの話に戻そう。転勤も出産もネットには関係ないだろ、という話で、そんなモンで顧客は減らない。
 もっと簡単な理由で顧客が離れる。


 飽きられるのだ。


 皆さんにも経験はないだろうか。
 夢中になってやってたソシャゲなのに、ある日連続ログインボーナスが途切れた瞬間、やる気なくすとか。
 この芸人は「毒があって面白いな」と思ってたのに、だんだんその毒が鼻について来たな、とか。
 この映画監督好きだったけど、また同じ事やってる、とか。
 あんなに好きで結婚したのに、今じゃ旦那の顔を見るだけでも嫌だとか。

 ネットは直接の繋がりがない分、切り離すのも簡単だ。

 実際、体感ではあるがフォロワーさんが、1ヶ月ぐらい毎回コメントをくれてたりするのに、ある日を境に、すん、といなくなる。このパターンは何十件と見てきた。
 そして、別の人のアカウントに小まめにコメントしていたりする。

 要するに、ネットなんてのは気軽な分だけ、切るのも簡単。自覚のあるなしは別として、パートナーを取っ替え引っ替えして遊ぶビッチのようなモノなのだ。
 特に近頃はAIによるサジェスチョンが大きく影響するため、遣り取りがある人の動向は表示されやすいが、ない人の動向は表示されにくい。
 Facebookなんかは「〇〇さんが久々に投稿しました」なんて表示もあるけど、基本は遣り取りがある人を優先的に表示する。つまり、興味の度合いが表示の回数に直結しているのだ。

 ネットは自ら興味を持って「見に行く」という能動的メディアだったはずが、普及と発展によって、次第にTVのような受動的メディアに移行しつつある。
 その事に気付いている人は少ないように思う。

 まあ、ネットもメディアも所詮は道具だ。誰もが好きなように使えばいい。その使い方の是非を問うつもりもない。
 単に、顧客を得るのは難しく、何をしてもしなくても、失うのは簡単だって話である。

 そう。基本的に何もしなければ±0なんだから、評価は変わらず、ファンも減らないはず。しかし、実際は「あのイラストレーター、更新がないからフォロー外した」ってのが現実である。
 逆に更新が多ければいいか、と言うと「タイムラインがうるさいから」で外される。

 マイルドに行けば「毒がない」
 攻めたら攻めたで「鼻につく」
 真ん中を狙えば「つまらない」
 需要にだけ応えたら「マンネリ」「媚びてる」


 
 そーゆーケースを沢山見たので、ぶっちゃけ、ワタクシは好きにやる。
 ちなみに、記事に投げ銭(¥100)してくれる人ほど、特に何も言わないのも不思議だ。
 
 だから一応、基本は毎日更新、
 このnoteと、ツイッターの黒板と、ツイキャスの放送3時間。

 過激な論調で注目を浴びようと考えない。
 なるべく同じネタは繰り返さない。
 なるべく新しい事を探したい。
 ウケたネタに固執しない。
 話にオチはつける。


 ザッと、そんな風に考えている。無論、これは誓文でもルールでもないから、後はまあ、繰り返した方が面白けりゃ繰り返すし、オチがない時はないでもいい。
 依頼を受けて、金を貰って書く訳でもないんだし、書きたくないネタを無理してまで書く必要はないし、逆に、投げ銭(¥100)は欲しいから、フォロワーの皆さんが面白いと思う方向性は模索する。
 この辺で釣り合いの取れる位置を探り当てたい。そして、その位置が時勢で動いてないか、自分の位置がズレてないかは常に確認していたいと考えている。




 さて。随分と長くなってしまったが、先日、「そのマナーがイギリス式か、フランス式か」と言う話を書いた。



 要するに「マナーが、マナーを、マナーでは」とか色々言ってる奴がいる割に、そのマナーが英式か仏式か米式かもわからず喚いてる阿呆が多いけど、それもわからずにギャーギャー言う意味ある?
 そもそもお互いにそれが失礼に当たると理解していない状態では何の意味もないんじゃないの?
 マナーなんてのは、己が相手を不快にさせないために気を付けるモノであり、相手のマナーがなってないからって己が不快になるためのものではない。と言う話である。

 この話には、実は別のオチを考えていたのだが、話の流れや長さ的に、あの形になったのである。

 と言う訳で本日は、別バージョンのオチを書いてみたいと思う。

 前回はインド人だったが、今回はネパール人。知人のネパール人がいるのだが、彼はインド・ネパール料理店のオーナーである。
 料理店の他に車のディーラーなども営んでいるらしく、ぶっちゃけ儲けが少ない割に拘束時間の長いレストランは売却し、固定費の高い日本に住む必要も無くなったため、ネパールに帰ってしまった。もう20年はお会い出来ていない。

 なので、話は20年前に遡る。ワタクシはその店の「ほうれん草のカレー」が絶品だったのと、当時住んでいた家の近所だったので、よく通っていた。
 通っているうちに、顔を覚えてもらい、ワタクシが最も好きな女優マニーシャ・コイララがネパール人だったため、気に入ってもらいインド映画を何本も貸してもらうぐらいの仲になったのである。


 (´・Д・)」 まあ、現地語のビデオなんで何言ってるかサッパリわかんなかったんだけどね!!


 そもそもそれがヒンドゥー語かネパール語かタミール語かマラヤーラム語かも分からんわ。

 そんな夏のある日、ほうれん草のカレーを食ってたら、ネパール人のオーナーから質問された。



 (・∀・) なんで、ニッポン人は、夏にカレー食べるの?

 カレーは寒い時に食べた方が美味しくない?




 (´・Д・)」 ワタクシは一年中カレーが美味しいですけどね?



 まあ、インド・デリーの標高が200mで、ネパール・カトマンズが標高1400mだから、気候は大きく違いそうです。調べた限りでは標高の割に温暖だと言う事ですが、どう考えても暖かい訳ではないだろう。行った事はないから知らんけど。

 そもそも我々日本人の多くはインド、ネパール、パキスタンあたりの区別が付いてない。
 インド人と言うとターバンを巻いてるイメージがあったりするが、ターバンを巻いている人はシーク教徒なので50人に1人程度。
 そう。タイ、ラオス、ミャンマー、ベトナム、カンボジアあたりの区別がハッキリしている日本人は少ないだろう。
 そりゃ、欧米からすりゃ日本・中国・韓国の区別が付かないのも仕方ない。

 そして、別のある日、そのインド・ネパール料理店のカレーが百貨店で販売されると聞いたので、ワタクシは挨拶がてらカレーを買いに行ったのである。

 するといつものチキンカレー、マトンカレーの他に、


 (´°Д°)」 ビーフカレーを売ってる!?


 売り場に立っていたのはオーナーさんだったので、おそるおそる聞いてみた。


 (´・Д・)」 び、ビーフカレーとかあるんですね?



 そうすると、オーナーさんは笑顔で答えてくれた。




 (・∀・) ウン。お店のシェフはインド人だからネ!

 ビーフカレーは作れないけど、ワタシはネパール人だからネ!

 牛肉は問題ないよ!



 そう。ネパールは仏教国でもある。いや、ヒンドゥー教が8割だけど。
 そうか。仏教徒なら問題ないのか。言われてみればそうなんだけど、言われるまではピンと来なかったわ。




 (´・Д・)」 、、、ん?



 、、、仏教?



 (´°Д°)」 仏式マナー!?



 フランス式じゃなくて、仏教式マナー!?



 って思ったんだけど、


 (´・Д・)」 でも、アレ? 仏教的に牛肉オッケーなの?



 ※ 正確なところはわからないが、地域や宗教やカーストなどが大きく影響する模様で、とにかく「牛の生肉」が観念的にダメらしい。
 わかりやすく言えば、日本人的には「冷蔵庫の中に、食材と一緒くたにされて猫の死骸が入ってる感じ」だと聞いた事がある。なるほど、嫌悪感としてはしっくり来た。
 オーナーさんの場合はどうなのかは不明だが、ネパールでは普通にマクドナルドのビーフバーガーは売れてるらしい(加熱牛は平気?)し、人や地域差とか牛と水牛の違いなどは大きいと思われる。


 ※ この記事はすべて無料で読めますが、今日で今月の売上が確定しちゃうので、投げ銭(¥100)をよろしくお願いします。
 なお、この先には全く別のネパール人の話が書かれています。


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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。