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妊娠っていつまでできるの?20代と30代で妊娠確率はどのくらい変わる?



妊娠について...女性は誰しも一度は考えたことがあるのではないでしょうか?

産む、産まない、は個人の自由ですし、病気のために産めなくなってしまうこともあります。

将来妊娠できるのかな?いつまでに妊娠した方がいいのかな?
今日はそんな素朴なギモンにお答えします。



妊娠適齢期って知ってた?

実は医学的に、妊娠適齢期というものがありその年齢は18~25歳といわれています。
これは、体や体の中の臓器(子宮や卵巣など)によって最も妊娠しやすい年齢のことです。

もちろん、適齢期を過ぎても妊娠することは可能ですし、今の時代は女性もキャリアを優先させている方も多いので20代後半〜30代での妊娠が一般的と言えるでしょう。

ではなぜ適齢期と言われる年齢があるのか。それは、女性の体は年齢とともに妊娠しづらくなるようにできているからです。

寿命も健康寿命も延びた今、80歳90歳になっても元気な女性はたくさんいます。しかし、妊娠するためにはどうしても年齢の壁があるのです。


妊娠はいつまでできるの?

一般的に自然妊娠が可能なのは30代までと言われています。

ただ、以前滝川クリステルが41歳で自然妊娠・できちゃった婚をして話題にもなったように、40代でも自然妊娠することはあります。しかし40代の自然妊娠の確率は1桁台ですので、もし自然に子供を授かりたいと考えているのであればできるだけ早めに産むことを考えたライフプランを設計した方が良いでしょう。

芸能人が高齢出産をすると大々的に取り上げられるので、「自分もまだ大丈夫」と思ってしまうと思います。しかし妊娠できるかどうかは個人差がかなり有り、ああいったニュースだけを見て安易に安心してしまうのも危険です。


なんで妊娠しづらくなるの?

なぜ女性は年齢とともに妊娠しづらくなってしまうのでしょうか?
そこには様々な理由があります。

1つ目は、卵子の老化。
年齢とともに卵子の数が減り、質が下がっていくので妊娠しづらくなるのです。
卵子は、赤ちゃんを作る大本の細胞です。この卵子は私たち女性がまだお母さんのお腹の中にいる胎児期をピークに減少していくのみです。
しかも、年齢を重ねるごとに劣化していきます。劣化すると妊娠できなくなってしまうんです。

2つ目は、病気などによるものです。
女性は年齢を重ねるとともにホルモン量が変化し、その変化に応じて様々な病気の危険に晒されています。
代表的なものでいうと、乳がん。がんになった場合、抗がん剤による治療をしないといけない場合は卵巣やその他の臓器に影響を与えてしまい妊娠能力を失ってしまう場合があります。

また、がんだけでなく子宮筋腫や子宮内膜症といった病気も妊娠を妨げる原因となります。これらも、年齢とともに発症する確率が高くなります。

こういった様々な要因から、年齢を重ねるとともに妊娠しづらくなるのです。


20代でも自然妊娠の確率は50%に満たない!

では若ければ妊娠できるのかというと、必ずしも妊娠できるというわけではありません。
事実、19~26歳の女性の自然妊娠の確率は50%程度という研究結果が出ています。若いからといって100%妊娠できるわけではないんですね。

妊娠のチャンスは年12回の排卵日と言われていますが、最新の研究では12回全てチャンスになるわけではなくその内の4回に1回程度、つまり年3回程度しか妊娠のチャンスはこないと言われています。

毎月生理がきちんときていて排卵しているからといっていつでも妊娠できるわけではないんですね...


30代の自然妊娠の確率は?!

20代で自然妊娠の確率が50%程度なのであれば30代ではもっと悪い?

30代での自然妊娠の確率は、27~34歳で約40%、35~39歳で約30%と言われています。
意外と高いかも...?

そう思われるかもしれませんが、あくまで目安でありそして20代でも不妊治療をする方が増えている今、30代でも自然妊娠の確率が高いとは言えません。



20代30代はキャリアアップや趣味に没頭するには大切な時期でもあります。

しかし、将来妊娠を望む人にとっては結婚・妊娠も考えなければいけないタイミングでもあります。


どちらを優先させるのか、今の時代を生きる女性には難しい問題ではありますが、妊娠にはリミットがあるということを考慮した上で定期的に自分の人生プランを見つめ直すことが必要かもしれませんね。


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