インディ・ファーム名取

宮城県名取市にて野菜の栽培・産直販売を行っている農園です。 Instagramはこちら…

インディ・ファーム名取

宮城県名取市にて野菜の栽培・産直販売を行っている農園です。 Instagramはこちら https://www.instagram.com/indy_farm_natori/ ※当noteの記事内のAmazonリンクは、Amazonアソシエイトを利用して作成しています。

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    大玉トマトセット

    大玉トマトを堪能できるセットです。【標準的なセット例】・大玉トマト 1個当たり150g程度 6〜8個【品種紹介】・大玉トマト;桃太郎・・・糖度が高く食味に優れる・大玉トマト;麗月・・・果肉がしっかりとして日持ちが良い※注文を受けてから5日以内に発送いたします。※季節/気温/天候に応じてセット内容は変動いたします。セット内容は全ての品種を含まない場合があります。
    ¥450
    INDY FARM
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    大玉トマトセット

    大玉トマトを堪能できるセットです。【標準的なセット例】・大玉トマト 1個当たり150g程度 6〜8個【品種紹介】・大玉トマト;桃太郎・・・糖度が高く食味に優れる・大玉トマト;麗月・・・果肉がしっかりとして日持ちが良い※注文を受けてから5日以内に発送いたします。※季節/気温/天候に応じてセット内容は変動いたします。セット内容は全ての品種を含まない場合があります。
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最近の記事

#020-独りで働く みんなで働く

また久し振りに記事を投稿します。 夏野菜の収穫が落ち着いてからも色々と忙しくしており、web販売フォームもなかなか稼働させられずにすみません。 web販売を停止している場合も、インスタグラムのDM等でご注文は受付しております。現在はホウレン草などの傷みやすい葉物野菜が中心なので宅配便発送は出来ないのですが、直接配達は行っています。 是非インスタグラムも覗いてみてください。 インディ・ファーム名取のインスタグラムhttps://www.instagram.com/indy_

    • #019-晴耕雨読的な話 漫画編

      夏野菜の収穫量もかなり減少し、ピーク時の4分の1程度になってきました。 出荷量も減っていますが、定期的に「フーズガーデン 玉浦食彩館」などで販売しておりますので、お立ち寄りの際には産直コーナーを御覧ください。 最近はあまり農業関連で書きたいトピックが思い付かないので、本日も読書に関する話です。 学生時代は漫画を読むのが大好きで家に何百冊もありましたが、いつの頃からか全く読まなくなり、蔵書も全て処分してしまいました。 しかし最近10年ぶり?くらいに読んだ作品がとても素晴らし

      • #018-晴耕雨読的な話

        8月も終わりに近付き、仕事もかなり落ち着いてきました。 毎年6月〜8月上旬は休みなく働き、仕事が一段落するお盆あたりで体調を崩してペースダウンするというサイクルです。 仕事が忙しい時期には趣味である読書もほとんどできないのですが、最近は時間が取れるようになりました。 今日は農業の話題ではなく、最近読んだ本の話などを書きます。 晴耕雨読 「晴耕雨読」という四字熟語自体は意外にも(?)中国の故事成語ではなく、 明治時代に日本でできた言葉のようです。 ただ田園詩人と呼ばれた

        • #017-農家生活のリアル ー収入編ー

          久々に記事を投稿します。 7月は収穫・出荷のピークを迎えていました。今年の夏野菜は主に「あじわいの朝 名取店」と「フーズガーデン 玉浦食彩館」に出荷しています。 夏野菜栽培の場合は5〜8月頃が忙しい時期ですが、年間の収入もほとんどがその時期に発生しています。 今日は農業の収入について、リアルな実情を書きたいと思います。 農業は儲かる? 農林水産省の統計によると、令和元年の個人農業所得平均は120万円弱でした。これは「所得」なので収入から経費を引いた金額だと思われます。

        #020-独りで働く みんなで働く

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        • 足を怪我しながら農業する人
          20本

        記事

          #016-仕事が忙しい時

          今年の6月は過去最高に多忙でした。 まだ1日残していますが、なんとか乗り切ることが出来そうです。 農業の繁忙期 農業は繁忙期と閑散期の差がかなり大きい仕事です。 稲作の場合は田植えと稲刈りの時期に仕事が集中します。 夏野菜の場合は毎年6〜8月に、収穫・出荷・販売業務と生育管理・病害虫防除などを並行して行うため、作業量がピークを迎えます。 加えて今年は家族の病気や自身の怪我など不測の事態も重なってしまい、過去最高に多忙な月となりました。 繁忙時の脳と心の状態 やるこ

          #016-仕事が忙しい時

          #015-農業と腰の怪我

          6月に入り収穫と出荷が本格化して、とても忙しくなってきました。 そんな中で身体に疲労が溜まっていたのか、先週末に2年振りに大きな腰椎捻挫、いわゆるギックリ腰をやってしまいました。 今回はギックリ腰をきっかけに考えた事を書きたいと思います。 ※以下の記事は医療の専門家では無い人間の経験則ですので、もし腰を痛めた際には必ず専門家に相談してください! ギックリ腰(2年振り4回目) ギックリ腰のことを欧州では「魔女の一撃」と言うそうです。 不意に急激な痛みに襲われて動けなくな

          #015-農業と腰の怪我

          #014-楽しい病害虫防除

          今月からキュウリの出荷が始まっています。 主に「あじわいの朝 名取店」「フーズガーデン玉浦 食彩館」の産直コーナーに出荷しておりますので、お立ち寄りの際には宜しくお願いいたします。 梅雨入りも近付き雨が多くなりました。 湿度が上がり病気や虫の発生に警戒が必要な時期ですので、今日は病害虫について考えたいと思います。 防除ってなに? 病気や害虫を防ぐ行為を防除(ぼうじょ)と呼びます。 一般には病害虫を防ぐこと = 農薬を撒くことというイメージがあるかも知れません。しかし防除

          #014-楽しい病害虫防除

          #013-農業に活きる?数学

          昨日からキュウリの収穫が始まりました。 去年より収穫開始が早く、来週からは安定的に出荷できるようになるかと思います。 一方、今年は病害虫の発生も早いような気がしています。 特にキュウリの葉が微小な害虫であるアザミウマによるダメージを受けており、対応に苦慮しています。 今年はアザミウマの発生が多い年なのかも知れません。 本日はそんな害虫の話を導入として、「数学」について考えた事を書きたいと思います。 虫の発生周期の謎 野菜の害虫に限らず、虫には特定の発生周期を持つ種類が

          #013-農業に活きる?数学

          #012-農業者としての祖父の想い出

          写真は現在の中玉トマトの様子です。果実が大きくなり、少しずつ色付く準備が始まっています。5月中に今シーズン分の苗は全て定植が終わりました。 来週からキュウリの収穫が始まる予定です。 本日5/27は祖父の誕生日でした。生きていれば98歳になっていた年でしたが、残念ながら7年前に亡くなっています。 今日は私が農業者として最も尊敬する祖父の話を書きたいと思います。 生い立ち 私の祖父は大正13年(1924年)、大阪府内の農村に次男として生まれました。乳幼児死亡率が高い時代で、

          #012-農業者としての祖父の想い出

          #011-個人農家と簿記の話

          週末は雨が降ったり止んだりの困った天気でしたが、夏野菜たちは順調に大きくなっています。 予定通り今月末から出荷がスタートできそうです。 この時期は現場での作業に加えて、経費処理など事務作業も多くなります。喫緊ではないので暇な時期に回しても良いのですが、そうなると忘れる事があるのでなるべく早めに処理するようにしています。 農家にとっても会計や税務も大切な仕事の一部です。 今回は個人農家における簿記会計などについて書きたいと思います。 個人農家の確定申告 確定申告には3種

          #011-個人農家と簿記の話

          #010-野菜が美味しいということ

          東北では徐々に梅雨の気配がしてきました。 夏野菜は少しずつ実がなり始め、今月末から早いものは収穫ができるようになる予定です。 さて、今日は野菜の「味」について考えてみたいと思います。 野菜が美味しいというのは、どういうことなのでしょうか? 味に影響を与えそうな要素 私が今回考えたい要素は下記の3点です。 ・栽培方法 ・鮮度 栄養価 ・消費者の主観 栽培方法について 通常の農法に加えて、有機農法や無農薬農法というものがあります。 これらについては私も非常に重要なテーマ

          #010-野菜が美味しいということ

          #009-へっぽこ論理学で考える“努力”

          ボクシング漫画「はじめの一歩」で、主人公の師匠が言うセリフです。 漫画界屈指の名言として様々な場面で引用されています。 私もサラリーマン時代から農業を始めた現在まで、仕事で成功するうえで努力の大切さというのは何度も何度も強調されてきました。 「努力」と「成功」について端的に表現した上記のセリフを、少し論理学っぽく考えてみます。 命題と対偶 論理学の概念に命題・逆・裏・対偶というものがあります。 ・命題;我々の判断などを述べた文で、真か偽に定まる(もしAならBだ) ・

          #009-へっぽこ論理学で考える“努力”

          #008-農業で考える“プロ”論

          写真は生育中のナスです。葉に少しダメージが見られますが、順調に大きくなっています。 定植済の中玉トマト・ミニトマトの栽培管理と並行して、2種類の大玉トマトも今月末の定植へ向けて育苗中です。 さて、今日は農業を通じて「プロフェッショナル」というものを考えてみたいと思います。 プロってなんだろう? 辞書で引くと【ある物事を本職とし、それで生計を立てている人】という語釈でした。 最低限の定義としては「お金を貰っていればプロ」と言えるかと思います。 会社員時代は・・・ 入

          #008-農業で考える“プロ”論

          #007-農作業のお供

          農作業中は暇です。 すみません、暇は言い過ぎでした。身体は忙しく動かしていますが、単純作業が続く時間帯などに頭はあまり動いていません。 そんな時の作業のお供は、伝統的にラジオです。 AMラジオ 祖父母、両親は作業中にだいたい地元のAMラジオを聞いていました。 私も学生時代はよくお笑い芸人の深夜ラジオを聞きました。 地元のラジオ局の番組を聞いてみましたが、昼間の時間帯の番組はさすがに対象年齢が高すぎて合いませんでした。 FMラジオ 宮城県の場合、聴取できるFM局は

          #006-人類史としての農業、そして農耕民

          暑くなってきました。連休中も基本的には毎日仕事に来ています。農業という仕事は決まった休みが無く、繁忙期は3〜4ヶ月無休のこともありますが、その分1日の労働時間は短めです。 個人差が大きいと思いますが、私の場合はビニールハウス内での作業時間は長くても1日5時間程度で、それ以上は体力と膝が保ちません。 人類史としての農業 いきなり大袈裟な話になります。 人類が農耕を開始したのは約1万年前だそうです。 その後、狩猟採集生活を送る集団は減り続け、歴史を通じてほとんどの人類が農耕

          #006-人類史としての農業、そして農耕民

          #005-農業に必要な知識ってなに?

          最近は少し寒い日もありますが、徐々に初夏に近づきトマトの花も咲いています。 こちらの写真は中玉トマトです。一房に8〜10個の実が成るので、花も8〜10輪が同時に咲いて、綺麗です。 さて、本日は農業に必要な知識について書こうと思います。 農業で独立するにはどんな事を勉強する必要があるのでしょうか? バカでもできる? 私は地方の農村出身です。曽祖父母の世代(戦時中まで)はほぼ全員が農業に従事していました。ところが祖父母世代(戦後の成長期)になると兼業農家や、街に働きに出る

          #005-農業に必要な知識ってなに?