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【デジタル×アナログで、データドリブンなカルチャーへ】WHILL Data Portal Projectを立ち上げました!

WHILLには、”ぷちプロジェクト”という制度があります。
この制度は、 『WHILLの事業に貢献し得る、自身やチームで企画したプロジェクトに業務の10%を費やしてもOK』という、WHILLメンバーの多様なチャレンジを応援する制度です。
今回はこのぷちプロジェクト制度を利用して、2022年に立ち上がった「Data Portal Project」について、プロジェクトメンバーの曽根と福永にその全容と、こめた想いを語っていただきました。

写真左より:曽根(カスタマーサポート部)、福永(マーケティング・コミュニケーション部)

Data Portal Projectとは
曽根(カスタマーサポート部)、福永(マーケティングコミュニケーション部)、福田(CTO)、青野(Human Relations室)の4名が WHILLのぷちプロジェクト制度を利用し、立ち上げたプロジェクト。各部署から集めた各モデルの販売台数、コーポレートサイトへのアクセス数、VOC(お客様の声)などのデータを社内のモニターで表示することで、メンバーに会社の状況やユーザーへの理解を深めてもらうことを目的としている。

ーData Portal Projectはどのような経緯で立ち上げられたのでしょうか?

福永「はじめは、日本事業本部で始まった取り組みでした。もともとは営業の顧客データなどをデータとして”見える化”したいということで、私と曽根さんが協力して、営業部、マーケティングコミュニケーション部、カスタマーサポート部からデータを集めていました。ちょうどデータがまとまってきたころ、CTOの福田さんが入社されました。福田さんが以前所属していた企業でデータをオープンにする取り組みをしていたということで、せっかくなら全社的な取り組みにしようという話になりました。」

曽根「福田さんが以前所属されていた企業では、データをオープンにするのはもちろんのこと、社内でデータに対して関心を持ってもらえる取り組みを実施し、良い成果がでたということで、ぜひWHILLにも取り入れたいと考えました。ただ、もともとは日本新規事業内だけで扱っていたデータだったので、全社に公開するには少しマニアックな内容でした。なので、業務を担当していないメンバーでもわかりやすく、データを見て話題になるような、ポジティブなコンテンツにフォーカスして全社に展開することにしました。」

福永「プロジェクトを立ち上げて少し経った頃、福田さんがロードマップを作成してくださいました。『単にデータを見られるようにするだけではなく、メンバーに関心をもってもらい、データをもとにメンバー同士でディスカッションしてもらえるような環境を作る』という内容でした。1人1人がデータドリブンになり、ビジネスに対してディスカッションできるカルチャーがあるのはメンバーにとってもすばらしい体験ですし、ビジネスにとっても必要なことだと考えています。」

曽根「WHILLはこういった取り組みに対し、協力的なカルチャーだと考えています。たとえば、営業部が実施しているお客様への納品作業に、製品開発を担当しているメンバーが同行しています。自分たちが作ったものが”誰に届いているのか”、”どのように使われているのか”ということに関心が強いメンバーが多いので、いろいろな意見が集まるだろうと考えました。部署や本部のメンバーだけで議論すると、どうしても考えが偏ってしまうこともあるので、さまざまな部署からアイデアや意見をいただくことで、よりよい製品、サービスを作っていけたらと考えています。」

ープロジェクトを行うにあたって、大変なことはありましたか?

曽根「もともと日本事業本部だけでの取り組みだったこともあり、『オーガニック*からの流入』など、関連業務のメンバー以外はわからないような言い回しがあり、それをすべてわかりやすく訂正することが大変でした。
*「検索連動型広告(リスティング広告)」などの広告表示を除いた検索結果からのトラフィック(サイトへのアクセス数)のこと。

福永「グローバルのデータについては、集めることももちろん大変だったのですが、メンバーみんながわかりやすい共通言語を使うことを意識しました。」

曽根「常に、わかりやすい表現や、興味を持っていただける見せ方はどんなものか考えています。」

ーメンバーに対して、特に見てほしいデータはありますか?

曽根「1番はVOC(お客様の声)です。VOCは、最もメンバーが興味のあることのひとつでありながら、関連部署意外はなかなか見ることができないデータです。VOCを各メンバーが把握し、議論できるようになれば、たとえば製品の設計や品質管理にお客様の声を生かすことができるかもしれないですし、そこに営業の視点が加われば、また新しいアイデアが生まれるかもしれません。」

福永「私は、ビジネスが発展していく様子をデータで見ていただきたいと思っています。たとえば空港に導入している自動運転モビリティサービスの使用回数や、グローバルでの機体の販売台数などが可視化されると、みんなのモチベーションにもつながるのではないでしょうか。ゆくゆくはリアルタイムでデータを反映させて、データをみながらみんなで盛り上がれるような仕組みができたらいいなと考えています。みんなでカウントダウンして、『販売台数◯◯台突破!』とできたらおもしろいですね。」

ープロジェクトでは、雑談スペースの設置やポスターの掲示、ふせんでのコメント回収など、アナログな取り組みもされています。これにはどんな意図がありますか?

福永「雑談スペースをつくったのは、何よりこの場所でディスカッションをしてほしいという思いからです。データは個人のPCで見ることも、技術的にはできるのですが、あえてそうはせず、モニター以外の場所では見られないようにしています。そこで異なる部署や、普段話せないような人とも話すきっかけができるといいなと考えています。」

曽根「モニターを設置した場所にはウォーターサーバーや給湯室があるので、自然と人が集まるようになっています。最近はソファでごはんを食べたり、休憩している人も増えており、データの前で人がとどまる時間が増えている実感があります。」

福永「ソファーやテーブルは塚本さん(デザイン・ブランディング室)に選んでいただいてきました。スタイリッシュだけれども、リラックスできるような素敵な空間になりましたね。」

曽根「休憩でもいいので、みんなに使っていただきたいです!」

福永「採用関係はポスター、VOCについてはふせんやマジック、ホワイトボードを用意していて、意外とデジタルじゃないなと思う方も多いと思います(笑)これは、デジタルで切り替わる画面の中では情報を読み切ることが難しいため、あえて紙媒体を選びました。じっくり読んだり、考えをアウトプットしたりしていただくことで、より理解が深まると考えています。」

曽根「採用についてはリファラル採用を推進しているため、進捗がわかりやすいほうがいいと考え、内定承諾をいただいたポジションについてはリボンをつけています。VOCについてもお客様の声を壁に貼り付けて、ふせんで意見を書いていただいており、一番目につきやすく、意見を出しやすい環境にできたと考えています。」

ープロジェクトについて、メンバーに協力してほしいことはありますか?

福永「とにかくデータを見て、いろいろなメンバーと会話してほしいです。」

曽根「そして、フィードバックをいただけたら最高ですよね。あとは、各部署でさまざまな取り組みをされているので、『このデータも出したい!』というリクエストをいただけたら嬉しいです。」

ー最後に、プロジェクトについて今後の抱負をお願いします!

曽根「私たちは『すべての人の移動を楽しくスマートにする』というミッションを掲げています。それを達成するためにそれぞれの部署で頑張っているわけですが、バックオフィス部門やコーポレート部門などは、お客様に製品やサービスを使っていただいている実感がどうしても少なくなってしまうと思います。だからこそ、これからもすべてのメンバーが情報を得られるように、数字やテキストなど、さまざまな形でわかりやすく情報発信していきたいです。そして、メンバーがその情報にどんどん関わって、意見を言いあえるカルチャーを作っていきたいです。いろいろな人の目線が入ることで、考えが多様化し、できることも増えていくと思います。そして、よりよい製品、サービス作りに活かしていきたいと思います!」


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