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絶品芋プリン

ー高級芋菓子しみず・築地本店

焼き芋、スイートポテト、芋パイなどの芋系スイーツは、食感がモサモサしていて個人的に得意ではない。ただ、高級芋菓子しみず・築地本店(東京都中央区)の芋プリンは、とても美味しかった。価格はイートインで税込660円。一般のプリンに比べ、幾らかお高めではあるが、リピートしたくなる。この店が掲げる「さつまいもへのこだわり」は伊達ではない。

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先陣を切って

彼岸にちなんで築地本願寺を訪れた後、近くにあるこの店に家族揃って立ち寄った。2020年10月にオープンしたこの店はまだ真新しく、いかにも女性に人気がありそうなオシャレなたたずまい。奥さんや母親はまだしも、自分や父親はどうも似つかわしくない。もっとも、そんなことは気にしない厚かましさが自分と父親にはある。友人同士だろうか、若い女性客がいたが、堂々と先陣を切って入店。

この店は、奥さんが事前に調べて選んだ。個人的に芋系スイーツの店と知り、ややテンションを下げたが、それはそれ。「安納紅いも×桜島紫いも」のプリンを注文。奥さんと母の二人は「安納紅いも」のプリン。ともに税込660円と値段は変わらない。父はアイスコーヒー(税込400円)を選んだ。いい歳してスイーツ男子に見られたくないなど、そんなこだわりはないと思うが、敢えて理由は聞かなかった。

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後の祭り

値段とボリュームはやや不満だが、味は掛け値なしに美味い。芋系スイーツが得意でなく、この類のスイーツに唸ることは滅多にないが、奥さんと母に向かい、美味いね、このプリンと感想を伝える。すると、奥さん、母ともに「美味しいね」と、異口同音にニッコリ。揃って、あっという間に食べ終えた。最後まで残っていたのは、父のアイスコーヒー。苦笑いを浮かべて飲む父の姿は、どこか寂しげに見えた。

一口あげれば良かったかな。今となっては後の祭りだ。

(写真〈上から順に〉:『りすの独り言』トップ画像=りす撮影の画像を素にりす作成、「安納紅いも」プリン〈写真左〉と「安納紅いも×桜島紫いも」=同)

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