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さらば苦手意識

ー義母86歳と行く台湾(4)

高齢の義母との台湾旅行。義母の面倒を見る奥さんを手助けするのが当方最大のミッション。とはいえ、自分も楽しまなければ、機微に敏感な義母が変に気を回す。そのため、個人的な目的も持って日本を発った。今後、奥さんと二人で旅行したとき、そして父親、母親と一緒に行くときのため、快適かつお得に過ごせるよう下調べしておこうー。そう決めて出かけた。

連載「義母86歳と行く台湾」:「(1)開かないスーツケース」「(2)クレカ決済不能!?」「(3)オキニの杖はいずこ?

個人的な目的3項目

セブンイレブンで購入した「悠遊カード」(桃園市、撮影=りす)

SIMカード、海外キャッシング、そして台湾の交通系ICカード「悠遊ゆうゆうカード」を使いこなすー。この3項目が、義母のサポートする奥さんのヘルプとは別に考えていたもう一つの目的だ。いずれも台湾に行き慣れた人にとって使いこなして当然の各項目だろう。個人的にこれが4度目の訪台になるも、まったく使いこなしていない。ちょっと恥ずかしい。

自信と手応え

SIMカード。これを現地で購入して差し替えれば、通話料やインターネット料金を気にせず、日本国内と同じようにスマートフォンを使えて実にありがたい。ところが、これまでIT系に苦手意識があり、SIMフリースマホにもかかわらず、現地のSIMカードを購入したり、それを入れ替えたりする作業が煩わしくて避けてきた。今回の台湾旅行を機にそれを払拭ふっしょくしたかった。

海外キャッシングにも、幾らかビビり気味。クレジットカードが現金自動預払機(ATM)に飲み込まれて困ったという話をたびたび耳にし、こちらも可能な限り、利用を避けてきた。ただ海外でお得な支払い方法は、一にクレカ払い、二にキャッシングらしい。旅行にかかるトータルコストを少しでも抑えるには"どげんかせんといかん"との意識が強くあった。

結果、SIMカード、海外キャッシングについては、今回の台湾旅行でその目的はほぼ達し、お得感を実感。人の手を借りずともできる自信と手応えを得られて嬉しかった。必要なときに奥さんとLINEをやり取りしたり、コンビニエンスストアのATMで手数料なしでお金を引き出したりと、とても便利。今後、奥さんや両親との台湾旅行でフル活用できそうだ。

この先の訪台に光

他方、台湾で「ヨウヨウカー」と呼ばれる悠遊カード。コンビニで購入し、チャージした上で、電車とバスでそれぞれ1回ずつ利用した。キャッシュレス以外のメリットを十分に享受したとは言えないまでも、次回の訪台時に期待が膨らむツールだ。海外キャッシングと悠遊カードは、奥さんに利用を勧めたものの、まだピンと来ない様子。次回はきっと分かるはず。

この先の旅行に向けた下調べは訪台直後にしてほぼ完了。充実感一入ひとしお
(つづく)

余談

コンビニで購入した悠遊カード。100ニュー台湾ドル(元、およそ500円)から買える。デザインによって値段が違う。いろんなタイプを見せてもらったが、残念なことに、どうしても欲しいデザインはなかったので、これは嫌だなというものを候補から外していく消去法で決める羽目に。クレカでも購入できるが、チャージは現金のみ。

(写真:連載トップ画像=奥さん撮影の画像を基にりす作成)

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