見出し画像

どこかゴメンなアラカルト

ーふたご座流星群

ふたご座流星群の後日談として、どこかゴメンな小話をまとめて紹介する。個人的な忘備録として活用にしたい。

関連リンク:「流れ星にご機嫌ーふたご座流星群

(1)興味が湧かない人たち

ふたご座流星群を眺めた翌日の15日。昨晩(14日)、幸運にも、わずか5分程度で3つの流れ星を見つけたこともり、両親や姉にも見つけられたかどうかを尋ねてみた。姉はチラッと夜空を見上げたものの、すぐに見つけられなかったので、さっさと探すのを止めたらしい。母はそもそも14日夜に、ふたご座流星群の動きが活発になることさえ、すっかり忘れていたそうだ。「来年の楽しみに取っておきます」と言うも、ちっとも残念でなさそう。父に至っては返答すらない。先日の皆既月食と惑星食(※)は、皆こぞって興味津々だった。ただ、ふたご座流星群はどうも関心が湧かなかったようだ。

(2)極大という表現

14日夜にふたご座流星群の動きが活発になるというニュースは、事前にさまざまな媒体を通じて伝えられた。大見出しは「ふたご座流星群が極大」がほとんど。さて、この言葉。動きが最も活発になるという意味は分かるのだが、「極大」という表現がどうしても耳に馴染まない。流れ星自体のサイズが一気にグッと大きくなるような、そんなニュアンスを強く感じてしまい、意味がズレているんじゃないかとつい思ってしまう。今回、インターネットであらためて調べて確かめた。そういえば、以前にもこうして調べたことがあったなと過去の記憶が甦る。日本語は難しい。

(3)流れ星さまさま

14日夜、わずか5分程度で3つの流れ星を見つけたので、翌日(15日)は何かスペシャルなことがあるかもしれない。勝手にそう期待していたが、やはり、人生それほど甘くない。そんなことはあるはずもなく。だからといって、特段悪いこともなく、総じて大きな波風がない一日だった。ただ考えてみる。こうした荒れない一日を過ごすのがどれだけ大変なことか。仕事でもプライベートでも他人と接する以上、どうしても意識のすれ違いはつきものと言える。それが煩わしくない程度に抑えられて過ごせたのだから、それはもはや幸運と言って良いだろうと思い直す。流れ星さまさまだ。

(写真:『りすの独り言』トップ画像=フリー素材などを基にりす作成)

関連リンク:

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?