後悔の連続
ーきょうは頬が忙しい
久しぶりの寿司は実に美味しかった。ただ一つ悔やまれることがある。それは寿司屋を訪れる直前、歯医者の治療でたっぷり麻酔を仕込まれたこと。そのせいで口の中の左半分が麻痺した状態。十分に寿司を堪能できたかと訊かれるとわずかにためらいがある。
過度な期待
誰も悪くない。歯医者の先生はいつも丁寧だし、寿司屋の主人もベストを尽くしてくれたはず。一緒に行った奥さんもワクワク感を高めてくれた。責めようにも責められないし、当然責める気もない。
そんなわけで前向きに考えた。口の中の右半分だけであの美味さだ。次はきっともっと美味いはず。そこではたと気付く。過度な期待は良くない。自分の中のハードルが高くなる。再び後悔。
後悔の連続。人生は難しい。
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