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緊張とメタ認知を通り越した達成感からセルフイメージを構築する

元来緊張しいだ。
これに気づいたのは、高校1,2年生くらいだったと思う。

緊張しいというか、自分が緊張しているということに、気づいてしまったのだ。

小学生時代は何でもかんでも前に出て目立ちたがり屋。中学では生徒会長。

そんな感じだったのだが、高校に上がってから、また精神的に変化が起こったのだろう、前に出なくなった。

出る杭をやめた。


途端、エレクトーン の演奏会でミスが多くなった。緊張していることに気づいてしまったのだ。

それまでは、やることに集中できていたのが、緊張に注意を向けてしまったのだ。

こうなっては、緊張しいの癖がついてしまう。

ミスがちらついたり、普段できていた事ができなかったりした。

大学を経て、社会人のいま。

あいも変わらず、何か大きめの仕事がある時は決まって緊張している。

朝はトイレに篭りっきりだ。ひどい時は前日に胃がひどく伸縮を繰り返すような動きを感じる。

ただ変わらないものがある。

それは、終わった後の達成したという心地の良い感覚だ。

これだけは、うまくいこうがいかまいが、ある程度の範囲内で得る事ができる。

緊張という概念に気づいた後でも、これは得られるということは変わらなかった。

そして、変わった事がある。

それは緊張している自分に気づいたということだ。

つまり、メタ認知を行うようになったのだ。

自分が今どういう状態で、何にプラスな感情を持ち、何にネガティブになるのか、客観的に捉える事ができるようになってきたのである。

思わぬ副産物だった。

これにより、改めてセルフイメージを正確に描き出せるようになったのだ。

自分は前に立つほどリーダーシップはなく、承認欲求のために動く傾向があり、緊張するような場面を乗り越える準備と力はあると。

このようなセルフイメージを描き、そしてスクラップ&ビルドしていく。

なりたい自分像へ現在地との差分を見極め、足りない行動ができるようになったのだ。

明日のことを考えると気分は沈み、緊張するが、僕は準備を怠ることはないし、その瞬間の集中力を信じることができるようになったことは大変喜ばしい。

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