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【原因論の目的】

原因論とは、アドラー心理学で用いられる用語で、「〜のせいだ」、「〜の原因は…だ」などと考えることだが、これらは自分が考えたのではなく、脳が勝手に生成する場合がほとんどだと考えている。

では脳が原因論を自動生成する目的を推論してみると、つまるところ、突如感じた不安や恐怖に対する応急措置なのではという仮説に至った。

原因論が生成される時は、感情を拗らせているし、人に対してストレスを感じていることが多く、不快な時によく生成される。

不安や恐怖を解消するために、過去からそれっぽい物語を引っ張り出してきて、とりあえず、気休めに過ぎないが、脳を安心させるために、脳がでっちあげたのであれば、かなり脳の初期設定の挙動に踊らされてたよなーと感じてしまった。

経験的にも、原因論をもとに意思決定や行動をしても、うまくいかないし、余計に現状が拗れるし、精神的に難しくなることが多かった気がする。

私たちが、突発的にできることは、生成された原因論を観察し、これは脳が咄嗟にでっちあげた気休めの解釈であると自分に説明し、そのような機能を有した脳をゆるして、目的論に解釈を上書きすることが1番前向きな反応だと思う。

目的論とは、「〜という目的があって…という手段を見出した」と捉えることで、目的がわかればあとは楽で、より前向きな目的に変更すればいい。

確かに過去は普遍で変化しないように感じるから縋りたい気持ちも分かるが、過去の出来事に愛着を持ったり、執着するとどんどん状況は悪くなるんだよなー。

写真は嘉津宇岳からの眺めです。登らのはしんどかったけど、頂上からの眺めは最高で、登ってよかったと心の底から思いました。

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