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町中華オムライスの新体験!〜喜久井町もりや〜

友人の37AちゃんのGAS MAIL展が最終日なので、神宮前bonoboギャラリーに向かった。

※GAS MAIL展
  37A(サナエ)が友人のガス屋のマサイさんに
  1日1通1年間、記念ハガキにオリジナルプリント
  を施し、東京→伊勢に毎日送り続けた365通の葉
  書の展示。今年は各所で展示巡回予定!
  ↓37Aちゃんのインスタアカウントはこちらから
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圧巻のGAS MAIL展を堪能したあと、以前から気になっていた喜久井町もりやの町中華オムライス(以降、オムラと呼称する)を食べに向かった。

◼️喜久井町ってどこ??

喜久井町は東西線早稲田駅の南側にある、新宿区の町である。
早稲田大学や、穴八幡宮とメインは駅の北側で、この南側のエリアはあまりピンとこないかもしれない。

ちなみに喜久井町の名付け親は夏目漱石の父らしく、漱石の生家があったことから、夏目坂となった。

赤の囲いが喜久井町
メインストリートは夏目坂通り


早稲田から大江戸線の若松河田駅方面に伸びる、夏目坂通りがメインストリート。

夏目坂にはとにかくお寺が多く、その中でも宝祥寺の紫陽花がおすすめだ。
早稲田散策の際は、少し足を伸ばして行ってみてほしい。

そんな夏目坂沿いに、喜久井町もりやがある。

◼️これが喜久井町もりや!

神宮前から自転車走らせて、もりやに到着。
約5キロも走ってると真冬でもまあまあ暑くなる。
一息いれてから入店した。

店内は常連客がカウンターに2組。
お酒を飲みながらごはんを楽しむ、謂わば町中華でやろうぜ!的な方々。
ぼんやり2組の真ん中に座ると、常連客同士が話しだしたので、奥の席に移動する。

「いらっしゃいませ〜」
女将さんが笑顔で迎えてくれ、お水をいただく。
この女将さんの笑顔で接客の良さを瞬時に悟る。

もちろん注文はオムラだ。
初めてなので大盛りにすべきか悩み、女将さんに量を確認した結果、大盛りをいただくことにした。(町中華オムラはデフォルトでかなりの量があることも多く、注意!)

その後も、座敷に団体客が入ったりと、中々の賑わいだ。女将さんからも時間がかかることは伝えられていたので、こちらも店内のメニューや短冊を見ながらのんびり待つ。

待つ

待っていると女将さんが今度は暖かいお茶を出してくれた。その気遣いがとても嬉しく、オムラはまだなのにすでにもりやに心を掴まれていた。

◼️オムラ新体験!!まさかのアレが!

そうこうするうちにオムラが運ばれてきた!

喜久井町もりやのオムライス大盛り
上品なローブを纏ったかのようなオムラ

卵が薄めの上品なオムラ!
卵にムラが全くなく、コゲもなく、キレイなラグビー型でとてもかわいい。(型ついては後段に書いてます)
そして、なんと付け合わせに紅生姜が添えてある。
オムラに紅生姜??どうなってるんだ??

とりあえずそのまま一口いただく。
ああ〜!!これこれ!!
チキンライスの油もほどよく、全体的に軽い仕上がり。洋食のオムラと違う味わいで、やっぱりおいしい!

1/3くらいを平らげて、ここでついに紅生姜を試す。

オムラと紅生姜のハーモニー

ケチャップの酸味と紅生姜の梅酢の酸味がオーバーラップして、うまみの相乗効果がすごすぎる!!
それでいて、さっぱり感もあとから追いかけてくる!!うまい!めちゃくちゃ合うーーー!!!

元々、紅生姜好きなんで抵抗はなかったが、オムラにトッピングされてることが初めてで、かなりの衝撃!!
紅生姜大盛りでオムラたべたい。。

スープには小さいかまぼこもうれしい

町中華といえばスープがつくのが嬉しい。
これが次にラーメンを食べるかどうかの判断にもなる。
もりやのスープはとてもアッサリで臭みもなく、塩味も控えめで美味しかった!

もりやは年配の方でもあっさり食べられる上品な町中華だ。客の年齢層の高さにもとても納得できる。
(年配になっても中華食べたいもの。。)

帰り際、女将さんに紅生姜をオムラに添えてる理由を聞いてみたところ、炒飯にも紅生姜つけてるから、とのことだった。

たまに福神漬けが添えてあることはあっても、紅生姜は初めて。オムラと紅生姜の出会いにとても感動したので、それを伝えると、一言。

「そう!オムライスと紅生姜は合うのよ〜」

ほんとにそう!!
なので、是非ともオムラと紅生姜を合わせてみてほしい!

◼️町中華オムライスの魅力

私は昔からケチャップ味のオムラが大好きだ。
デミグラスやホワイトソースなど、アレンジされたオムラは好みではなく、とにかくケチャップ一択である。(ケチャップライスとは微妙に合わない。と、個人的には思う)

数年前、たまたま無性にオムラが食べたくなったときに、お気に入りの町中華でオムラを食べたことからハマってしまった。

町中華独特の油が、チキンライスにもそれを優しく包む卵にも、旨みとして追加される。
バターでは得られないうまみがあるのだ。
個人的には中華鍋のうまさが反映されてるような気もする。(味の年輪)

町中華のオムラは店ごとにとても見た目の個性がでるところもおもしろく、見た目も大きく3型分かれている。

包み型:いわゆるキッチリ包まれた定番型

ラグビー型:包み系よりもぷっくり、ラグビーボールのような形状。半包み型が多い

のっけ型:チキンライスに卵をのっけたもの。非包み型

こういった点でも町中華オムラは美味しいだけでなく、個性も楽しめるのだ。

しかし、中華なのになぜオムラがあるのか。
ここも疑問に思うところだが、お客さんが食べたいものを反映した結果、オムラもカレーもカツ丼もメニューに加えることになったと推察する。

町中華は懐が大きいし、なんでもうまく取り込んでしまう。店主の器用さや美味しいごはんを提供したいという、強い想いからだろう。

ちなみに紅生姜好きは関西に多いらしい。(やはり)
そして、初めて吉野家が牛丼に紅生姜をつけたのも、見た目に華やかさを足すためだったらしい。
吉野家の初代社長が関西人ということもなんだか腑に落ちる。

あと、紅生姜が消化を促進する効果もあるとか。

オムラと紅生姜の初体験を機に、今後も紅生姜を合わせるオムラにも、もっと出会っていきたい。
(ほんとに合うからー!!)

ごちそうさまでした

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