ゆうや2

内田裕也と樹木希林というすごいロックなパートナー関係

テレビ60年史という番組の黒柳徹子&内田裕也&樹木希林というすごいスリーショットに目が釘付けになってしまった。

結婚して43年中、別居が41年という凄まじさ。

普通に考えたら「別れればいいじゃん」という話なんでしょうけど、こうして別居とはいいながら、なんだかんだ仲良しな二人。最初、内田裕也が出てきた時の樹木希林のうれしそうな顔は、そういうことなんだろうと思うし、普段「プレゼントなんてゴミになるから受け取らない」と言っている樹木希林だけど、内田裕也の花はうれしそうに素直にもらってたなあ。

樹木希林が、単純に古風な女で、一度連れ添った相手と添い遂げるということではない。彼女は一回岸田森という個性的な俳優さんと離婚してますからね。相手が内田裕也だから、なんだと思います。

2010年9月10日放送の『徹子の部屋』に出演された樹木希林の言葉にもそれが表れています。黒柳が「あなた、裕也さんのことが大好きなんですってね」と問われて、少し考えてから出した答えがこれ。

全部、好きです。すべて、何もかも、好きです。そしてね、もし、来世というものがあって、生まれ変わることがあるのなら、どうか、どうにか、また巡り合うことがないように、出会わないように、気をつけたいわね、と言い合ってるんです。

そんな二人がなぜこれだけ長く別居しているのか、という話ですけど。今日の放送でそれの答えもありましたね。

別居婚でよかった。一緒にいたら必ず揉める。別居だから生活が安定する。

二人の間には他人には伺い知れない何かがあるんでしょう。若いころは当然男女の色恋感情もあったでしょうけど、多分それだけではない。情なんていう陳腐な概念では当然ない。同居中は、夜内田裕也が眠っている間に刺そうと思ったこともあるとか。最初の旦那とはすっぱり離婚したけど、内田裕也とは徹底的に別れようとしなかった。内田裕也が離婚届けを出した時も撤回させるくらいだから。愛とかを超越している感じがします。夫婦という概念も超越している。

お互いが自立して、一緒に暮らそうと暮らすまいと、お互いが尊敬しあっている関係。樹木希林は内田裕也のことを「自分を映す鏡」だとも評しています。こういうパートナー関係ってとてもステキだと思います。

内田裕也以上に樹木希林の生き方もロックだ。

二人の間の空気感は今日のテレビでもよくわかりますけど、このゼクシィのCMでも伝わります。

そして、内田裕也が事件起こして逮捕された後流れたのがこちら。

なんかいい!とてもいい!すごくいい!



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