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■2023年秋へ これからの投資戦略



これからの戦略を、これからの未来を想像していこう。
私は評論家でもなく、経済学者でもない。投資家である。
投資という柔らかい表現以上に攻撃的な長期投機家を自認している。
が、あくまでギャンブルではなく、知的ゲームとして。自分なりに納得したロジカルのもとで打ち手を打ちたいと思っている。

投資は思考ゲーム。知的な推理ゲームだと思っている。瞬間的な技能・閃き・瞬発力を試されるアクションゲームではなく、どっしりと杯を傾けつつ、思索の旅に出る。落ち着いたJAZZを聴き、読書をしながら思考をまとめる。そんなゲームだ。



株価は目の前の事象ではなく、将来の業績に収斂する。

私の哲学のひとつ。危機やショック、事件や事故、戦争や天災。。あらゆる目の前の事象で株価は日々大きく揺れ動く。風に揺られる柳の木のよう。大海の波のように。しかし、日々ではなくもっと俯瞰してみると、全ての揺れ動きは結局、業績に収斂していく。日々の揺れ動きに右往左往せず、大きな景気の流れ、世界の潮流、業績のトレンドを捉えてどっしりと構えていきたい。



■株価はあらゆる経済指標の先行指標だ。指標は全てバックミラーである。


毎月毎月、日々大量に流れてくるニュース。経済指標も、世界中で日々、数字が発表される。失業率が云々、なんとか統計が云々、インフレが云々、、全ての経済指標が発表されるたびに、株価も揺れ動き市場参加者も右往左往。大変な騒ぎだ。が、全ての経済指標はバックミラーだ。運転していて、後ろで何が起きようが、過去のこと。経済指標が発表されてもすぐに株価に折り込まれて時間が経てば、あっという間にそのような数字は折り込まれる。バックミラーではなく、前を向いていきたい。株価の方が、株式市場の市場参加者の方が、経済指標よりも統計よりもよほど先取りして動いているのだから。



現時点結論:■23年日本内需 24年世界外需

いきなり結論、2023年は日本の内需、2024年は世界の外需というイメージ。



■春夏秋冬で置き換えると。。

株式投資:日本の内需。
日本の内需はもう、春真っ盛り。桜も開花し新緑の季節。これから夏に向けて中國からのインバウンドが来ればもはや完全回復。海外観光客は、韓国、台湾、シンガポール、ベトナム、タイ、米国からが主流で中國抜きでコロナ前に迫る勢い。これで全観光客の4割前後を占めていた中國が回復してくれば、コロナ前から大きく増えてくるのは必定。23.1~3月は踊り場、23.4~6月GW、23.7~9夏休み、23.10~12年末と徐々に加速して来年は完全復活か。業績は22.3⇒23.3期⇒24.3期と3期連続爆増だが、24.3期⇒25.3期が微増となり、25.3期が目先はピークで、25.3期⇒26.3期は平常巡航速度になるだろう。株価は先行して業績を折り込むので、25.3期が業績のピークだとしたら、その前2024年中には天井をつけるだろう。今年一杯は、内需は大きく業績拡大していくのはみえている。十二分にこの内需祭りを楽しみたい。何回転できるか楽しみだ。この内需祭りも天井の前に熱狂の渦の中で冷静に引き上げていく。その資金は、徐々に今年の後半へかけて別の分野へシフトしていく。そう外需の方へだ。


■百貨店の現在地


★3086:Jフロント 大丸松坂屋百貨店主力。
★3099:三越伊勢丹 百貨店首位
★8233 :高島屋  事
★8242:H2Oリテ 阪急阪神。
8237松屋 8244近鉄 8247大和 8254さいか屋 8260井筒屋ほか



■リオープン内需本格化 具体的な数字で好業績が出てくる時期へ

①9031西鉄
②9024西武
③9142JR九州
④9006京急  


■2023年夏休み(7月15日~8月31日)の旅行動向


●国内旅行者数は7,250万人、対前年116.9%、 コロナ禍前と同水準まで回復
●海外旅行者数は120万人、対前年214.3%



旅館・ホテル、「増収」6割に 「旅行支援」超え 

インバウンドで急回復、
市場は コロナ前並4~5兆円規模へ(帝国データバンク)


■HIS、一時7%高 コロナ後初の営業黒字を好感


■高井裕之氏 ★金と銅と原油の3つの視点

「心理学博士」金は投資家心理をよく映す。
「経済学博士」銅は実体経済を如実に表す。
「地政学博士」原油はコロナ禍で人間の行動パターンを示す鏡的な性格を強めている。


株式投資:外需の方。


既に去年から次のサイクルを見越して仕込み始めているのは半導体だ。もう半導体の株価的な底値は過ぎて今は株価は次の回復サイクルへ向けて徐々に上がり基調だ。業績は22年夏から前年割れがずっと続いている。真冬だな。23年の夏から秋には業績は底打ちして、24年へむけては回復していくだろう。23.3期⇒24.3期⇒25.3期⇒26.3期と右肩上がりになることだろう。が、次のピークもやはり25.3期~26.3期あたりにはまた訪れることだろう。半導体の株価は業績ピークよりも早く天井をつけるので、25年の早い段階でピークの遥か前に徐々に半導体から資金を別の分野へシフトする。まだ、今の段階では具体的には決めていないが、一部は『GOLD』へ回し一部は『インドや新興国』へ回す予定だ。どちらも景気純化サイクルではなく、長期目線での固定枠として考えている。


資源関連は今はダメだ

資源関連は今はダメだ。中国の回復期待でにわかに、素材、原材料、資源も期待を集めたが、中國の実体経済の勢いがないのが数字として表れてきており、商品市況は軒並み冷え込んでいる。銅、アルミ、リチウム、鉄鉱石、、、どれも弱い。2024年の業績見通しはどこも良くないようだ。アルミニウムメジャーのアルコアなどがとても売り込まれており割安だ。とりあえず、日本企業代表では三菱マテリアルと、住友金属鉱山に打診買いを始めたところ。まだまだ、回復は先だろうから気長にいこう。



■景気減速にシグナル 銅2割安・米金利逆転・海運値崩れ

■中国の減産と実需の戻りを注視
■鋼材、東アジアで上昇  5カ月ぶり


■鉄鉱石4%安、高炉調達7〜9月  世界の鋼材需要低調で -


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