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【自由】な働き方とは

出勤時間は決められていない。
味見という名のつまみ食いは日常茶飯事。
従業員が疲弊しきったので、早めの閉店。
雪が降ってるので出勤は自由。

こんな飲食店があったら‥バイト先があったら‥
あなたは働きたいと思いますか???

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私のバイト先の話。
大学生活4年間、働き続け
私の価値観が変わった話。

都内の主要駅のある町の
昼はカフェとして営業し
夜はバル風に営業する、自営業のお店。

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【自由】と聞くと、
素晴らしいもので楽しくてワクワクし
みんなが追い求めるものなのではないか。

‥少なくともこのバイト先で働くまで私はそうだった。
自由に憧れたし魅力的だった。

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けれども、本当の自由はそんなに温くなかった。
葛藤や苦しさもあった。

                【嫌われる勇気より】
今まで経験したアルバイトはまさにこれだった。
決められたルールに従い
決められたことを従順に行う。
つまり、ルールさえ守っていれば苦しみはない。
けれども、楽しさもそこまでなかった。

しかし、このバイト先には
驚くほどルールがなかったのだ。

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今回はまず 容姿 について。

制服▶サロン(エプロン)だけ提供。私服。
髪型・ネイル・アクセ▶自由。
希望休▶必ず通る。 

全て【自由】であった。
「お客様が不快でなければそれでいい。」

初めは辛かった。
汚れるかもしれないから‥
この服はお気に入りだから‥と悩む。
昼間は大学へ行き、その足でバイト先へ行く私にとって
制服がないことは非常に辛いものであった。

髪色は自由!という店長の髪色はちゃんと?真っ赤だったし、副店長は緑色だった。
‥‥本当に、【自由】なのだと感じた。

ネイルだって、お客様が不快でなければってどの程度?!
お洒落をしたい年頃の私からしたら
ネイルできることは嬉しかったが、基準がわからず悩んだ。

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私は【自由】なバイト先に入ったのにも関わらず
【普通】【無難】でいた。
髪は少し茶髪。ネイルはしない。
服装はシャツと黒ズボン。

あぁ。なんてもったいない。
今になれば【考えること】を放棄して、
楽な方へと流されていたことが、いかに勿体ないことか、わかる。

そう。【不自由】は【楽】なのだ。
楽しくはないけれど、楽ではある。
まさに思考停止状態。
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ある日のランチ営業。
出勤した私に店長は
「今日は休業。カフェ巡りだ。」と言った。

ランチは、3人でまわしていたため、
(今思っても少なすぎない?!)
3人で近くの話題のカフェを巡った。
まだ梅雨になる前だった。
程よく暖かく、お昼前からお散歩しがてら
カフェを巡るのは至極最高だった。
‥‥時給まで発生して。

instagramなどで話題のカフェで
コーヒーとスイーツを食べ(店長のお金で)られるバイトなんて聞いたことがあるか。
なんと楽なものか。
しかし、私はこの日からバイトへの姿勢が変わる。
勿論、盛り付けの仕方や接客の姿勢も学び、自分に生かそうと努めた。
しかし、このときの大きな収穫は容姿の大切さを感じたことだ。

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お店の雰囲気に、店員さんの容姿の影響は非常に大きなものだと感じた。
似たジャンルのカフェでも、働いている人の雰囲気が異なるだけで、対象となる客層やお店のビジョンが大きく変わる。
私は自分が、バイト先の店の雰囲気をつくる重要な柱になりうることを感じたのだ。

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この日から
ランチ営業では明るい雰囲気を意識し
夜営業では落ち着いた雰囲気を意識し始める。
ロング出勤の日は、間の休憩で着替えたり、
髪型を変えたりして【自由】を楽しむようになった。

脳が、動いていた。思考していた。
お客様の需要をキャッチし、
それに応えようと模索し、
お店がより良くなるように努めた。
能動的な行動は非常に楽しい。

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そして私は店長の姿勢に感服した。
「もっと考えろ」
「何のための自由だと思ってる」
「自由を楽しめ」
と言うのではなく、
体験の場を与えてくれ、自ら気がつくきっかけを与えてくれた。

‥‥‥店を臨時休業にしてまで。
それだけの投資をしてくれたのだ。
一人の、たかが、バイトのために。
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バイト先について私は 
語りきれない想いがある。 
このような経験から
私の教員時代の教育観は形成されているといっても過言ではない。
【自由】を知った私は、【自由】な学級を求め、実現した。

今後もこの、バイト先について語っていきたい。

【日記】恩師に会う旅 #note https://note.com/winter_himawari/n/n467ace2b9465

【日記】静岡県川根本町 #note #旅とわたし https://note.com/winter_himawari/n/n74e2c8fe2d3f

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