保険代理店の業務におけるゴールを考えてみました。

１．保険商品を契約し、手数料を保険会社から受け取ること
２．保険金を払うこと

よほどのお金の亡者でない限り、一般的には２と答えるのではないでしょうか？

でも、本当に保険金を払うことが保険代理店のゴールでしょうか？
契約して、事故があったら保険会社にお任せでも、保険金はお支払いできます。

自分たちが日々行っている「お客様がわからないことをわかりやすく伝える」ことや、日々いろいろ勉強していることと、ゴールが一致しないと思いませんか？

ではゴールはなんでしょうか？

我々のゴールは「お客様からありがとう」を受け取ることです。
保険金をお支払いすることは保険の仕組みです。

ゴールと仕組みが混在しないように注意してください。

ゴール設定はとても大事なのでもう一度言います。

保険代理店の業務のゴールは「お客様からありがとうを受け取る」ことです。保険金をお支払いすることは保険の仕組みです。

わかりにくいことをわかりやすくお伝えし、
安心して納得してもらって保険の契約が成立します。

ここまでは、まだ山登りで言う1合目です。

ここから、日々の問い合わせに細かく対応して、「任せてよかった」
と言ってもらえて、信頼を得て、ようやく5合目くらいです。

そのあと、事故や病気で保険金をお支払いするフェーズになって、お客様に寄り添って無事保険金をお支払いすることができて、
さらに、形式的にではなく、本当に「心からのありがとう」を受け取って、
ようやく山頂に到達です。

日本人の気質から言うと、感謝している人に対して何かお返しをしたいと思うのが普通です。
それが、お客様のご紹介という形で帰ってきます。
（ただし、紹介はあくまで結果です。お客様が行うことなので、自分がどうこうすることはできません）

とにかく、有事には、お客様に寄り添って保険金が支払われるように、全力でサポートすることが必要です。
お客様はよく見ているので、中途半端な対応や、やっつけ仕事だと「ありがとう」は絶対にもらえません。
注意してください。

一人でも多くのお客様とつながって、一人でも多くのお客さまから「ありがとう」を受け取るのって
いいと思いませんか？
きれいごとに聞こえますか？

そうした結果、より売り上げが上がり、給料が高くなって、自分の能力も磨かれて、可能性も広がっていきます。
それ以外のゴールはどうしても考えられません。

ということで、自分の影響の環を広げて、どんどんつながりをつくっていってください。そのために、日々勉強をお願いします。

当たり前ですが、お客様以上に保険について、金融について、
そして、人間について詳しくなる必要があります。

営業は、相手に対する理解を深めると同時に、自分自身のことを深く知る仕組みです。
心理学や哲学、歴史、経済、宗教について詳しくなってください。
そうでないと「人」について本当の理解を得ることができません。

ありとあらゆる雑学も必要です。
無理に努力するのではなく、アンテナをはって自分が好きな分野に詳しくなってください。

もう一度、自分自身の中で
「ありがとうを受け取る」というゴール設定をお願いします。
そして日々の行動と照らし合わせてみてください。

保険や金融、高齢者ビジネスの仕組みをつかって、
全員で同じゴールにむかってこれからも努力していきましょう。

そのためのバックアップであれば、借金してでもなんでもやります。

お客様からの本心の「ありがとう」にはそれだけの価値があります。