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シングルマザーは幸せになっちゃいけないの?

”私は幸せになっちゃいけないの?”
誰もしらない の映画の中でYouが長男に言った言葉です。
この言葉、重い・・重いなあ・・。特に12歳の子供が背合うには重すぎる言葉だ・・・

(*1)
<これを書き始めた時は”今日の夜”だったのだがいつの間にか下書きのまま日にちがどんどん過ぎていってしまい、すでに”今日”+○週間になってしまったことを先に伝えておくw じゃあこの前とかにすればいいじゃん!と思うけどとりあえずこのままで^^;>

今日の夜(*1)は次女と2人で家でまったり夕飯を食べながらNetFlixで映画を観ようか〜となり、私が選んだ映画は”誰もしらない” でした。
次女にいつか見て欲しかった映画の一つで、今6年生で作品中の長男と同い年だし、もうそろそろ話の内容も理解できるかなと思ったからでした。

私は以前に観ていて知っていましたが、これを観た次女の反応は・・・
Σ(゚д゚lll)!!!!

とても衝撃的だったようです。

まず、
-- 子供をスーツケースに入れて引っ越した。
-- 学校に通っていない。
ここの部分だけで始めから、”えええええーー!!” 

まあ、そりゃそうか。誰だってびっくりするw

-- お母さんが子供だけ残して何日も家を空ける。
ここに来るともうピーク。Σ(゚д゚lll)!!!!!!
私は会社の飲み会もほとんど行ったことがなく、当時中学生だった長女もいたけど、2人で夜お留守番させるのも想像するだけでも無理だった。
行くとしたら、2人も一緒に連れて行った。会社のクリスマスパーティとか忘年会とか。

元々アメリカに住んでたし、12歳未満の子供を家に残す=虐待という認識が私の中では成り立っていたので、日本は確かにアメリカとは比べ物にならないほど安全とはいえ、やはり子供だけでお留守番ということに抵抗があった。
特に長女が高校から渡米してから、次女は言わなかったけど、心細いのも感じてたし、それもあって犬を飼うことにしたら次女も昼間1人でちょっとお留守番ということもできるようになった。そのあと保護猫も飼うことになったんだけど。

映画に戻ろう。

それから子守りと母親代わりを担うことに疲れ切ったお兄ちゃんが友達と遊び回ったり、末っ子の女の子が亡くなったり、といろんなことがあるわけだけど、結論は、分かり切ってることだけど子供だけの生活じゃいろんな意味で成り立たないよね。しっかりしてるように見えても中身は子供。金銭においても生きていく知恵にしても何にしても大人のようにはいかない。
どこまでが忠実に実話に基づいてるのかわからないけど、この大人でさえも辛い状況を課されたこの子達のことを思うと、本当にいたたまれない。

こんな境遇の子供達があとどのぐらいいるんだろう、シングルに限らず、だけどやっぱりひとり親(特に母子家庭)の方が貧困率が高いからその分虐待が多くなる傾向にある模様。

冒頭の部分に戻ろう。
”私は幸せになっちゃいけないの?”
シングルマザーにももちろん幸せになる権利はある!誰にだってある。
だけどそれは周りをネガティブに巻き込んでその不幸の上に自己中心的な幸せを作る権利じゃない。
ましてや自分の子供を犠牲にして親だけ幸せになるなんてもってのほかだ。
私も実家は他県で遠いし、裁判沙汰に巻き込まれたり1人で2人を子育てするのも大変だったし、無一文になって自己破産寸前になった時もあったし(苦笑)、でも子供が重荷ではなくて、むしろこの子達がいるから頑張れた。生きる理由にも仕事をするモチベーションにもなったし、いなかったらよかったと思ったことなんてない。
この子達がいるから私は幸せだし、正直彼氏作る余裕もなかったけど、今は縁あって出会った彼がいて、まだ一年も一緒にいないしケンカもするけど🤣子供も懐いてきて新しい家族の形が出来上がってきてることに喜びを感じてる。
長女が、”彼氏!?いいじゃん!しかも私より先だし!w (次女)もいつかは巣立つんだし、誰かがいてくれた方が私も安心する” と言ってくれた。そう思ってくれるのは心から嬉しい。(^_^*)

男尊女卑はどんどん薄まってきてるけど、就労の部分で男女差はまだまだあるし、女性が社会に進出しても子育てという部分でワンオペになりがちだし、そういったギャップを埋めていかないとシングルマザー=低所得という方程式は崩れない。
ぶっちゃけ、私は大卒だし、留学経験、IT知識もあり、シングルになったからと言って生活できなくなるようなことはなかった。(精神的にやられて経済的に追い込まれる状況になったことはあったとしても)
だから、一概に、金銭的に困窮して、それが心理的に悪影響を及ぼして虐待につながって、それをそのままストレートに非難することもできない。
親だって人間だし、ストレス溜まるし、金銭的にも心にも余裕がない状態で、子育てぐらいなんでできないの、って言われても悪循環なだけなのもわかるから。

女性の社会的地位の向上とか、家庭における義務感の負担割合の軽減とか、根本的な問題を解決しないとそのストレスの矛先が子供に向いてその負の連鎖から抜けられないんだろうなと思う。

私の持ってる知識を活かして何かできないかな、起業して子供もママもみんなゆとりを持てる生活に向けて貢献できるような事業できないかな、とか考える。”シングルマザーは幸せになっちゃダメなの?” なんて言葉が出ることのないような社会に変われるように。ビジネスの勉強しなきゃ^^




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