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無農薬のお米🌾昔ながらの脱穀イベントin茨城 (11/26~27)

WISH HOUSEのファームで脱穀&唐箕体験イベントを実施します🌾
ご家族での参加、子連れの参加ももちろんOKです!

江戸時代中期〜明治に使われていた、歴史資料館などに展示されるような昔ながらの農機具で作業しますので、体験がてらお気軽に遊びにお越しください。

WISH HOUSEのお米づくり

無肥料・無農薬でお米や野菜を作る活動を始めて2年目。
昔から続く農法や新しい考え方を取り入れた方法で、子供たちの時代に良い土を残したい、良い里山を残したい、という思いで活動しています♪

今年はたくさんの参加者の皆さんと一緒に3品種を育てました。
ひとつは「ハッピーヒル」 。自然農の巨匠・福岡正信先生の開発したお米です。レアなお米で、暖かい地域に適していると聞いていたのでドキドキでしたが一番大きく育ちました。

ハッピーヒル・おだがけ 天日干しすると美味しくなるそうです

そしてもう一つは「ササシグレ」こちらは無農薬のリンゴ「奇跡のリンゴ」で有名な木村秋則先生の推奨してる(らしい)品種です。東北に向いているのか?育ちがとてもよかったです。

そして最後は茨城で有名な「雄大」です。名前がとてもいいです。

昔ながらの脱穀

これら3種類のお米を機械を使わない、昔ながらのやり方〝足踏み脱穀機〟で脱穀します!

昔は各家庭にひとつあったくらいの馴染みの民具ですが、今では機械化で稲刈りと脱穀を同時に済ませるコンバインが主流です。

"足踏み脱穀機"と"とうみ"

今回は地元の元農家さんの倉庫から出てきた〝千歯こき〟という、さらにレアな道具でも脱穀チャレンジします。

実際に使う〝足踏み脱穀機〟と〝千歯こき〟

もしかしたら、社会の教科書で見たかも!?なかなか体験できない古い民具と、自然農に適したこの辺ではお目にかかれない品種のお米での体験イベント。めずらしさで、テレビの取材依頼が来たことも📺

田んぼの近くでBBQ

お昼ご飯は希望者で、一緒にBBQをする予定です。限定で鮎の塩焼きのご用意もあります。

自然農について

無肥料・無農薬が原則なのですが、やり方は環境や人によって様々です。
私たちは「不耕起栽培」(no-till farming)というやり方をベースにやっています。皆さんが普段知っている農業って畑や田んぼを耕すというのが当たり前のようになっていると思います。しかしそれらの慣行農法(Industiral Farmingともいう)では土を耕すたびに土が太陽に直接さらされて乾燥してしまいます。土中の微生物も死んでしまうんです。だから肥料を大量に与えたりするわけです。でもよくよく考えると、人間が人工的に作る慣行農法の田畑以外の自然を観察すると、自然の植物たちは人工的に肥料をあげなくても元気に育っていることがすぐにわかると思います。
人工的な肥料を人工的に1種類の野菜や農作物を植えた場所に与えると、どうしても特定の環境に強い虫だけが大量発生しますよね。多様性がない環境なので多様な虫がいないので、一種類の虫が大量発生してしまう。そこに農薬をまく、というのが慣行農法なんです。
不耕起栽培は土を耕さずに、雑草をある程度許容する。伸びすぎる雑草だけを管理するイメージです。すると雑草や根っこに住み着いた微生物のた〜くさん含んだリッチな土になるんです。草木が生い茂っている分土は乾燥しにくく、根っこが張り巡らされた土は空気や水が浸透しやすく良い土になります。カメムシが出てもそれを食べる他の動物や昆虫が現れます。不耕起栽培にはそういった、自然が何億年もかけて作り上げた調和を観察し、理解し、寄り添うやり方です。だから個人的には"農法"という”方法論””メソッド”という捉え方で考えていません。どちらかというと人の”あり方”といった哲学に近いかもしれませんね。

子供たちに残す楽しい未来

脱穀作業のお手伝い🌾

私の母は引退するまで看護師でした。栄養学というのは今までは西洋医学の観点からしか価値を置かれなかったように思います。
つまり「ビタミン◯◯が不足している」とか「鉄分が…」など、栄養の要素をそのように評価してきました。戦後、食糧不足が解消され西洋医学的に栄養価の高い食べ物を採っているのに病気が増えましたね。母の病院でもそうでした。栄養をとればとるほど病気になる。不思議な時代です。
そんな中、注目されているのが西洋的数値に基づいた栄養価ではなく、植物、穀物などの食べ物の素材が持つそもそもの生命力です。
同じお米を食べていても、生命力のお米を食べるのと生命力の弱いお米を食べるのとでは身体への影響が違う、ということが最近言われています。

自然農や不耕起栽培で育てるお米やお野菜は生命力を強く発揮しているものだけが成長する、という一見残酷なようですが、自然の摂理に適した育ち方をしている。生命力〜 それを育てる環境ってとても大事なのだと最近思うようになりました。それは野菜だけではなくて人間でもそうです。人も地球の一部ですから。そんなわけで、自然農で作ったお米をみんなで楽しく脱穀体験できれば嬉しいです。

昔ながらの脱穀体験

【日時】11月26日(土)〜10月27日(日)
    ランチは一緒にBBQ(参加自由)
【時間】9:00〜12:00ころ
【場所】茨城県常陸大宮市小玉552(十二所神社付近)
    詳しい場所は参加者にお伝えいたします

※内容は天候や進行具合によって変更になる場合があります。
※途中参加や途中抜け自由です。BBQのみの参加も可。
※子どもの自然体験や食育を大切にしています、お子さまとの参加も大歓迎。
※最寄駅(常陸大宮駅)からの送迎可能。
※WISH HOUSEへ宿泊ご希望の場合は別途ご相談ください。

【料金】
参加費:1,000円/ひと家族
BBQ :1,000円/大人 500円/子ども

【申し込み方法】
mail:wishhouse.toi@gmail.com
下記項目を記載のうえ、メールにてお申し込みください。
件名:脱穀体験の申し込み
①氏名(ふりがな)・年齢・性別
②参加人数(追加の参加者氏名・年齢・性別)
③参加日時
④ご紹介者(もしくはどこで知りましたか?)
⑤メッセージ(もしあれば)

【持ち物・注意事項】
※農作業用の洋服か汚れてもいい格好。帽子、手袋、長靴など
※着替え用の洋服を持参することも推奨します。
※休憩用のレジャーシートや椅子など。
※自然にはたくさんの虫もいますので、虫除け・ムヒがあると安心です。
※蜂や蛇など、危険な動物もいます。見つけたりした場合は跳ね除けたり、近づいたりしないでください。(当日にアナウンスいたします)
※虫捕りされる方は、虫かごや網などを各自ご用意ください。
※保険の加入をする場合は、各自手配お願いいたします。

WISH HOUSEについて

今年の秋冬からは「果樹の森」を参加者のみんなと作っていきます。食べれる森、別名フードフォレストやアグロフォレストリーとも言われています。多様性のある果樹が生茂る森や山です。
耕作放棄され荒れた田畑と山林をお借りしました。そちらをみんなで食べれる森へと再生していけたら嬉しいです。
放置され荒れた山や森をきれいにすれば太陽光の入るキレイな里山になります。空気の通る、淀んでいない空間で水谷水脈が再生されます。
そちらの活動も是非遊びにいらしてくださいね〜 

活動を動画にしています〜

活動の記事はこちら

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