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Case Study-No,4「紅蓮の記憶」

【スピリチュアル・カルテNo,4】- Y・Wさん

一人ひとりの人生にドラマがある。

けれど、
たった一人の人間の人生にも、たくさんの壮大なドラマがあったりする。

今回のは、そのことを実感させられたケースのうちの一つ。

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その人は占い師時代のお客さん。
ヒーリングの仕事を始めてまとなく、
私がヒーリングを始めたことを知り、再び訪れてくれたのだった。

「いつも気分がすっきりしなくて、何か後ろ向きで・・・」
相談の内容自体はいたってシンプルなもの。


椅子に座ってもらって、オーラのチェックとクリーニングをしたあと、
ベッドに横になってもらい、エネルギーを流し始めたと同時に、
まるで映画のようにその場面が見え始めた。

場所と時代は中世のヨーロッパのようだった。
(さすがに国はわからないっす)ただ、今わたしたちが呼んでいる国名、
理解している地図の国境ではないようだ、ということだけがわかった。
甲冑を着て、馬に乗り、槍や剣を持って戦争をしている人々。
要塞というのにふさわしい城・・・

そう、まるでジャンヌ・ダルクの映画みたいな感じの風景だった。

彼女・・・その時代の彼女は男だった。
青年というよりは少年といったいやさ
美少女とみまごうパツキンの美少年だった。
けれど、兵士として戦に参加している。
彼は自分の容姿を呪っていた。
女みたいな、男らしくない自分の姿かたちを。

さてさて・・・男ばかりの戦場で、
そんな彼がどんな目に遭うかというと・・・。

そう、レイプだ。女性に飢えた男が、
限りなく女性の容貌に近い同族である同性を
性的対象に選んでしまうというのは仕方がないのかもしれない。
(バナナフィッシュのアッシュを思い出してしまった私は漫画の読みすぎ)

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