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育児に漢方をプラスして不調の悩みを解決!

こんにちは。子育てママのゆきです。
昔と比べて最近の転機は不安定ですよね。それに比例して体調不良が起こりやすくなった方も多いのではないでしょうか?

お子さんが体調不良になったとき、風邪とは違うけれど、薬をたくさん飲ませていいのか?と悩む方も少なくないはず。
そんな方は漢方を使ってみるのはいかがでしょうか?

皆さん「漢方」や「漢方薬」ってどんなイメージを持ちますか?
赤ちゃんには関係ないと思っている人も多いのではないでしょうか。
でも、実は赤ちゃんの体調管理にも役立つ大きな力を秘めているんです。

不調が続いたら漢方の出番かも!


漢方医学と西洋医学は、病気に対するアプローチの仕方が違います。
違いを知って、上手に組み合わせましょう。

●病気ではないけど不調が続くとき

はっきりとした病名はつかないけれど、体調不良を繰り返したり、不調が続くときに強いのが漢方。
0~5歳の子どもをもつママ300人にアンケートをとったところ、赤ちゃんの体質で困っていることトップ3は、「風邪を頻繁にひく」「肌が弱い」「かんしゃくを起こす」。
これらはいずれも漢方の得意分野なんです。
体のどこがバランスを欠いて不調を引き起こしているのか調べ、治療します。

西洋医学の得意分野

●ウイルスや細菌など原因がはっきりしている
インフルエンザなど抗ウイルス薬がある場合や、抗生物質の効く細菌に感染した場合などは、特効薬の服用が完治への近道です。
抗生物質でしっかり治さないと合併症を起こしやすい病気もあります。

●ケガや手術など外科的処置
骨折などのケガや手術など外科的な処置は、西洋医学の得意分野です。
必要な麻酔薬などを使用しながら痛みを最小限に抑え、治療や手術を行うことができます。

●症状だけを素早くとりたいとき
炎症やかゆみなどすぐに抑えたいときは、症状に直接アプローチする西洋医学が役立つ可能性大。
また病気を早期に発見する上で、血液検査や尿検査など、西洋医学的な検査も役立ちます。

西洋医学+漢方で治療の幅が広がります
漢方では、血や水、エネルギーという3つの体の構成要素が、程良く全身を巡っている状態が健康で、そのバランスが崩れているときに、体に不調が現れると考えます。
漢方で、このバランスの崩れを整えれば、赤ちゃんの不調が治ることも多いのです。

漢方の基礎知識


「漢方って薬の種類?」「民間療法のこと?」
よく耳にするものの、漢方とは何かわからないという方も多いのではないでしょうか。
漢方は中国から日本に伝わり、日本で発展した伝統医学です。
漢方薬だけを指すわけではありません。

例えば下痢のとき。

「お腹に水が滞っているのではないか」
「消化器を動かすエネルギーが足りていないのではないか」
といったバランスの崩れを、顔色・動作・下や脈・お腹の張り・声色やお腹の音など全身状態から診断します。
そのバランスを戻すために用いるのが、漢方薬や鍼灸・整体・食事や生活習慣などです。

育児中のママの悩み事を解決する手段

子どもは日々成長しているので、常に十分なエネルギーの供給が必要です。
ただ、蓄える力が弱く、消化吸収機能が未熟なため、エネルギー不足が生じて不調を招くケースがあるのです。
ふだんからおなかの調子を整えることは大事です。
家庭で食事や生活に気をつけておけば、体のバランスを崩しにくいということ。
育児中のママが漢方の考え方を取り入れれば、わが子の体調管理をしやすくなるメリットがあるのです。

育児に取り入れやすい漢方薬と食生活改善

漢方薬

①いつから飲めるの?
0歳からOK。むしろ味覚が未熟で好き嫌いが出てくる前の0歳前半から慣れさせておくと、その後の服薬がスムーズにいくことも。飲みやすくするために食べ物に混ぜる方法もあります。

②飲ませ方は?
赤ちゃんの場合、薬を水で練って口の中に入れ、すぐおっぱいやミルクを一緒に飲ませるという方法がおすすめ。
ジャムや水あめに混ぜてもいいでしょう。
夜泣きなどの場合は、親子で同じ薬を飲む「母子同服」という飲み方をすることも。

食事や生活

早寝早起きを心がけ 夕方以降はテレビを消そう
乳幼児の体調管理に大切なのは、生活リズム。
お日さまと一緒に起きて寝ることが原則です。
夕方以降はテレビを消すことで、脳も落ち着き、寝る準備ができるので生活リズムを整えやすくなります。
テレビを消すだけで夜泣きが減ることも。

②和食の食材で旬のものを旬のうちに
体調管理のための食事の基本は、その土地で長く食べ継がれてきたものを、旬の時期に食べること。
とくに消化機能が発展途上の子どもには、旬の「和」の食材がベスト。

赤ちゃんの元気の源はお腹にあり!

消化機能が未熟さが、アレルギー体質や虚弱体質などにつながっていることもあります。
消化機能を高める食生活のコツは、下痢がちの子は消化器の冷えが考えられるため、冷たいものや生ものを避け、かぶ・にら・かぼちゃなど体を温めるものを。
一方熱がたまって便秘がちになっている子は、動物性タンパク質や、動物性脂肪、甘いものを控え、キャベツや大根など冷ますものを。

タイプ別に判断してそれぞれ工夫すると、おなかのバランスを整えやすくなります。



いかがでしたか。
今日は漢方についてお話ししました。
次回は今回の続きで、具体的な赤ちゃんの気になる不調改善方法についてお話ししたいと思います。


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