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言葉には、無限の可能性がある。

言葉には無限の可能性がある。

そう聞くと、
なんだか大袈裟だなと思いませんか?

言い切ってしまうには、何て無謀で、適当に言ってるだろう!と反論してしまいたくなる響き。

…しかし、みなさんは日常的に、
言葉が無意識に働きかける不思議な力
触れているのです。

・買おうと思っていなかったのに買ってしまった。
・話をしたらすごい人だと思ったけど、振り返るとどこかで聞いたことを言っていただけの人。
・何回も話を聞いていたら、そうなのかなと思い込んでしまった。
・嫌いなものにも好きと言い聞かせたら、いつの間にか好きになった。
・できる!と言っていたら、いつの間にか色んなことができるようになっていた。

全て、言葉の力によって、起こった結果です。

それが、心理学的に反応してしまうように作られていても。
きっぱりとNOと言えば、目も向けることはありません。

しかし、何回も同じものを見て、同じことを聞いていたら、
いつの間にか受け入れていた。


人は、一度でも「ん?何だろう?」と引っ掛かっていると、
解決するまでずっと同じことを疑問に思うもの
なのです。

所謂、反芻思考と言われるものです。

世の中の広告も、何回も気になる状態を作り、
最終的には気になるから買おうかな…と思うきっかけを作っています。
CMで何回も見ていたら、それをいざ買うとなった時。わかんないし、CMでもしてたからこれがいいか!と買ってしまいますよね?

または恋愛で、
あの人は自分のこと好きなのかな?と気にすると
いつの間にか自分の方が好きになっていた。

全て、反芻思考がなせる業です。

そのきっかけは、全て言葉が作り出しているもの。

CMで、耳に残る面白いキャッチフレーズを聴いたから、頭に残ってしまう。
言ってる事は普通だけれど、ちょっと人と違う言葉のチョイスで、心が誘導されてしまった。

言葉は、情報を伝えるだけのものではありません。

発することによって、物語を作り、
聞き手の頭にすっと入っていきます。

この物語は、悪い目的にも、人を励ますためにも使うことができる。
人を傷つけてしまうこともある。

たかだか言葉なんて表面上のものだろう!と。
そんなことはないのです。

言葉は流れる川のように、ただ流れていくだけ。
その流れをいかようにも作り変えることができるのは、私たち自身です。


言葉には無限の可能性がある。
そう考えると、書き手にとってはワクワクすることばかりですね。

この一言から、どのようなストーリーが生まれてくるのだろう?
どんな人が共感して、幸せになるのだろう?
たった一言の思いつきが、こんな展開のストーリーになるなんて!

言葉の世界は、奥深いのです。







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